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トレーラーの牽引 スウェイコントロールバーを試す!

GWもア!!っというまに終わってしまいましたが、皆様ご無事に遊んで来られましたでしょうか。

私と言えば福井県日本海の旅に出ておりまして、日がな一日ぼけ〜っと遊んでいました。前前回のエントリーで到着したキッチン換気扇は既にご紹介した通りでして、今回は残りの「スウェイコントロールバー」のご紹介となります〜。

キッチン換気扇の様にズボっ!ブスっ!っと交換するわけには行かないこの商品。日本海の旅に行く当日の夕方に怒濤の勢いでテキトーに作ったステーを使って取り付けしました。

前回のスウェイコントロールバーの紹介はこちらです。

インストール

今回米アマゾンにて購入したCamco「57521 Olympian Adjustable Sway Bar Control」ですが、有名どころのCurt社製「17200 Sway Control Kit」とちょっと違う事に到着後気が付きました。。

何処が違うのかと言えば基本的には一緒なのですがヒッチに溶接する穴あきフラットバーが付属していません。ですのでフラットバーを自分で用意するor下の写真のようなスウェイコントロールブラケットなるステーを購入する必要があります。

下はDraw-Tite社のブラケット。

 

こちらはHusky社。

他にも色々あるようですが、ボールマウントの幅はメーカーによりまちまちかもしれませんので、お手持ちのヒッチボールマウントに合うものを用意した方が良さげです。ちなみに私のDraw-Tite社のボールマウントは65mm幅でした。

ヒッチレシーバー側マウントの制作

取説によりますと、「ヒッチボール中心から38.1mm前方に、134.4mm右側にオフセットした位置にボールマウントが来るように作れ」と書いてあります。なにげに結構細かい。。

一応適当な図面を書いて

ステーの制作

溶接です。

ステーの制作、溶接

Aフレーム側マウントの制作

Aフレーム側にもヒッチボール中心から24inchと指定があります。Aフレーム周りを測ってみるとプロパンの乗っかるアングルがあったり、サイドブレーキがあったりで色んなものがとび出しておりすんなり付かなそう。。

思った通り取説通りにはフレームに直接付きませんでした。(カシータのフレームは大型のトレーラーと比べて細い様です。ボールマウントの台座の幅は80mmあるのにフレームは75mmです。)

大型のトレーラーのフレームは断面が長方形で寸法も100~120mmくらいの高さがあるようです。Casitaはコの字の溝型鋼で、平面側はフレームの内側を向いていて平坦な取り付け面がありません。

そんなわけで下の図面の様なカシータ専用スウェイバーマウントを制作しました。図面を置いておきますのでDIYでいける方、または近くの鉄工所にご依頼の際にご活用下さいませ〜( ´ ▽ ` )ノ

T.Globeスウェイバーマウント図面

ちゃちゃッと完成。フラットバーの出っ張りがAフレームに溶接されたサイドブレーキマウントの隙間に入ってズレませんので、上部はネジ一本でも充分固定出来ます。

スウェイバーマウント

数箇所ぶつかって入らない所があったので、チョキチョキと切り欠いて完成。汚くなっちゃったケド、、使えればイイや。やっつけなので塗装は後回しですw

装着!!

スウェイコントロールのインストール完了

実走

効き具合の調整

早速福井県まで340kmほど走ります。ぶっつけ本番ですが高速に乗るまでに止まりながらスウェイコントロールのブレーキの加減を調整。

US Amzonでの評価で気になったキーキーという動作音ですが、そんな甲高い音では無く

「ンゴグググググゥ〜〜〜〜ウ」みたいなコモった音です。一番締めきった所からまず半回転ほど緩めて様子見。交差点では上記のような音が後方から聞こえますので、さらに1/4回転緩め、ちょっと走ってさらに1/4回転緩めました。合計一回転ほど緩めるのが一般道では良さそうです。動作音は小さくなって尚且つ「効いてる」感じはこんなもんじゃないかと。

高速に入ってからは1/4回転ほど締め込みます。どっちでも良いんでしょうけど一般道のような直角カーブはありませんから、かなりブレーキを効かせても大丈夫です。

肝心の乗り心地は

この金額的にはお安いブレーキ付き伸縮棒。何も無い時と比べると「ある程度のスピード」を出して走る場合は明らかに違います。いろいろ試してみた所、

  • スピード高
  • ヒッチ荷重大

で、もんのすごく安定して走る事が出来ます。牽いている事を忘れるとはこの事か!!とか思えるほど格段の差がありました。ちなみに帰りは設定を間違えちゃって120kgのヒッチ荷重で300kmほど牽引してきましたが、それはもう全然違う。横風食らっても大型に追い越されても車体が煽られるような動きをしません。

あんまりにも安定して走行出来るので、面白くなっちゃって柄にもなく追い越し車線を走ったりする始末。通常はヒッチボールのみの支持ですが、コレくっつけると可動部が半分固定されたような感覚になります。動き難い感覚と言いましょうか。

反面、走行速度が低かったり、ヒッチ荷重が軽かったりすると効果として実感出来る部分はほぼ無いと思います。曲がり難いので逆に運転し難くかったりするでしょうね。

今回のキャンプのような移動に「数百キロ高速道路」なんて時はもう必須の装備です。これだけ楽に牽引出来ると疲労度がまるっきり違います。

これはT.GlobeやCasitaのようなライトウェイトトレーラーにも効果大、超絶にオススメです!

今回は以上です。また例のごとく「間違ってました!」とか報告がありましたら追記します( ・∀・)ノ

ありがとう御座いました。

 

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COMMENTS

WORDPRESS: 12
  • comment-avatar

    興味深いレポートありがとうございます。
    ふたつ質問です。固定はピン2本で脱着容易でしょうか。
    また、締め具合を車内から調整できるモデルやオプションはないのでしょうか。アメリカンなら欲しがりそうですが・・・。あるいは改造は可能そうですか?

    • comment-avatar
      ポプシクル 7年 ago

      波多野さま、コメントありがとう御座います!
      固定ピン二本は刺さっているだけですから着脱はとても簡単に行えますよ。
      ブレーキの締め具合ですが、私の知る限り車内側からの遠隔操作は無いようですね。個人的な感想ですが使用していてそこまでの頻度で調整するような装置でもないと感じています。
      目一杯締めつけてから「半〜1回転緩める」程度です。半回転緩めて高速道。一回転緩めて一般道という使い分け程度なので極端な話、半回転緩めただけで一般道、高速道共に使用出来ます。カーブの時の音はしてしまいますが(;^ω^A

      遠隔操作目的で改造もありだと思いますが(ネジで締めつけているので機構自体は簡単そうです)、締めつけトルクが大きいのと、モーターを使った締めつけでは恐らくステッピングモーター等の回転制御が必要になりそうですから、シンプルですがものは大掛かりになりそうな気がしますがどうなんでしょうね?

      参考までに〜!

      • comment-avatar

        レスありがとうございます。嵩張る積み荷なもので、ジャッキとウインチがトーバーにあります。スウェイバーのトレーラー側を外さないとジャッキを正立させられないので心配でした。

        既製品がないならば特定の品でなくてよいので、お安いのを買ってまずは付けてみます。
        「半〜1回転緩める」でバックに支障はありませんか? ならば改造も不要かもしれないと期待しつつ。

        • comment-avatar
          ポプシクル 7年 ago

          なるほど、いろいろな備品が備え付けな訳ですね。波多野さんのジャッキは車体右側にお付きでしょうかね?私のは右側に付くスウェイバーを買ったのですが、左右反対の左側に付ける製品もあったと思います。
          上手くスペースが空いていればジャッキとスウェイバーを左右に振り分けて付けれると思いますがどうでしょう?

          バックの時ですが、取説に完全に緩めるか、取れ!と書いてあります(;^ω^A
          つまり前進時のカーブとは比べ物にならないくらい、ヘッド車とトレーラーの折れ角が付いてしまうので、基本的にバックする時は取り払う事推奨の様ですよ。私は取っています。

          私の場合はスウェイバーを付ける時は目的地に着くまで殆ど高速(又は高速を降りたら直ぐに取ってしまいます)なので、あまりバックの必要が無い所ばかりですから上記運用で問題なく来ています。
          モノは試しですからお安いのでトライしてみて下さい!思ったよりも簡単に運用出来ますヨ。

          あ、それとこちらの記事にもスウェイバーの概要を説明していますので、参考になさって下さいませー。

          • comment-avatar

            ありがとうございます。
            拙トレーラーの場合、ウインチがトーバー下(足長コの字ボルトは場所がないのでやめて、センターに穴開けしてヒッチカプラーと供締め)にあり、ハンドルは路肩側の車体左から操作します。
            連結外さずに重量物を積み降ろしすることは大いにあるので左は不可。
            右にはジャッキがあります。ベースから一度切り離して90度ずらして溶接し(その歪みのせいうまくステアしてくんない。Aフレームとちがって水平にはならないので半端な角度で固定です)、ハンドル回転面が前に面しています。右利きなので車体右側から操作します。
            という状況なので今回は右側取り付けとしました。スウェイバー外してからジャッキ出す運用になります。ヒッチボール横の板っきれの附属する(ないと大径の穴開けが面倒だし)CURTのを昨夜ポチりました。
            ただ、Aフレームの取り付け予想位置にフレームの外まで積み荷が出っ張るので、バーの「背」によってはヒッチボール水平でなく一段下げる必要があるかもしれません。

            スウェイの原因としてリアヘビーのみならずトレーラーの前傾過多(リア重量がトップヘビー)を疑い、直し、かつ、大ヒッチ荷重に耐えるようにヘッド車とヒッチメンバー接続部を追加しているところなので、まずはこれでテストし、その後にスウェイバーを付けるつもりです。

            ※この記事の「ヒッチ荷重大」はもしかして「ヒッチ荷重小」では? 紹介してくださっている模型動画と理屈を合わせるには。

            バックはだめですか。
            遠隔は、アメリカンなら電動化するのでしょうが、ご指摘のようにステッピングモーター等だと大がかりになるので、ヘッド車ボディサイドシル下あたりに鋼管を溶接してその中にケーシングつきワイヤー(自転車シフト用シマノ1.2mmは10m巻あり)を往復させて、運転席でレバーやハンドルで制御するのはどうかなと思っています。

            • comment-avatar
              ポプシクル 7年 ago

              色々興味深いコメントありがとう御座います。
              波多野さんの車両は色々改造してありそうですね〜、とても興味があります!また気が向いた時にでもこちらの掲示板でお写真見せて頂ければ嬉しいです。

              CURTのスウェイバーを注文したんですね。板っ切れ付属はかなり重要です。あんなんでも作るの面倒ですからね(;^ω^A
              到着が楽しみです。またどんなんだったかお聞かせ下さいませ。愚痴や賞賛なんでもありですので!

              >>スウェイの原因としてリアヘビーのみならずトレーラーの前傾過多(リア重量がトップヘビー)を疑い

              この部分がちょっと分からないのですが、、。前傾過多というのはトレーラー側の前後方向の水平度の事でしょうか?それともヘッド車のサスペンションの沈み込みの事でしょうかね?
              読解力不足で申し訳ありません。

              >>※この記事の「ヒッチ荷重大」はもしかして「ヒッチ荷重小」では? 紹介してくださっている模型動画と理屈を合わせるには。

              これも私の文章がわかり難かったでしょうか(;^ω^A記事中のこの部分は「ヒッチ荷重が重い(大きい)ほど安定度は増すようだ」と言いたかったのです。
              私の場合は殆どの場合、リアオーバーハングに120リットル分の清水を積載しています。
              このままだとヒッチ荷重は65kg程度になってしまいとても不安定です。怖くて高速なんて乗れませんから。。
              模型動画はリアに重りを積んで、不安定になる事を実験していましたが、それはつまり「リアヘビーな状態はスネーキングを誘発しやすい」と私は理解しています。
              しかしこの状態からフロント(ヒッチ)荷重を増やしてあげると、全体のバランスが向上して安定方向に向う事も経験として理解しています。
              この事を踏まえて記事中ではヒッチ荷重大=安定度増という解釈で書いています。

              これらは私なりの解釈ですので、間違っている事も充分ありえます(汗)ので、是非ご指摘頂いて勉強させて下さいませ!

              鋼管の中をワイヤー通してスウェイバーのブレーキ操作ですか!楽し過ぎますね!!色々と考えを巡らせるのはこの趣味の醍醐味ですよね。ご注文されたスウェイバーが到着後に色々な方法を吟味してチャレンジして下さい!どのようになって行くのか、また是非お教え下さいませ〜( ´ ▽ ` )ノ

              • comment-avatar

                画像はモノがついてからとして、2点だけ。

                「ヒッチ荷重が大きいほど安定」ですから、スウェイコントロールバーの必要性は低く、スウェイコントロールバーが有効なのは、「ヒッチ荷重が比較的小さい場合」ではありませんか。よって、

                いろいろ試してみた所、/スピード高/ヒッチ荷重大/で、もんのすごく安定して走る事が出来ます。
                ではなくて、
                いろいろ試してみた所、/スピード高/ヒッチ荷重 小 /で、もんのすごく安定して走る事が出来ます。
                ではないかと思ったのですが・・・

                前傾過多の理由は、トレーラーの沈み、ヘッド車リヤサスの沈み、ヒッチメンバーとヒッチボールホルダーのガタ等複合的ですが、軽トレーラー3.4mに対して、空車で「前が5cm低い」にヒッチボールホルダーを調したところ、積車だと15cm低くなってしまったのです。

                • comment-avatar
                  ポプシクル 7年 ago

                  あ〜なるほど、ヒッチ荷重についてはそういう意味だったんですね。言葉が足らずにすみません。
                  色々試してみたのですが、スウェイコントロールバーは装着する事でスウェイバー無しの状態に更に安定度を添加するようなモノと感じます。

                  高速道路を走行する場合に限って言えば、素の状態が不安定な場合は装着する事でそれなりになりますし、ヒッチ荷重を増して安定度を上げた状態に装着すれば更に快適な走行が出来ます。

                  そんなわけで、文中にはそのように記載しましたがちょっと分かり難いですね。。色々試してみた事がばらばらにログってありますのでまたまとめて記事にしたいと思います。良いきっかけになりました。ありがとう御座います!
                  どちらにしてもこれは実際に到着後、試されればよくご理解頂けると思います。お写真楽しみにしておりますのでよろしくお願いしますー!

                  >>積車だと15cm低くなってしまったのです。
                  15cm低いとかなりなもんですね。実際の安定度にどのくらい影響があるか私には分からないのですが、ヒッチボールホルダーのドロップを変える等で修整が必要かもですね。
                  トレーラーのフロントが上がってるのはマズイとは聞いた事があるのですが、下がりすぎはどうなんでしょうね??

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    こんばんは!ご報告感謝申し上げます!
    すんばらしい効果のようですねぇ、羨ましいです。
    物理的距離の時間短縮になるということですね!!
    金属加工、溶接もなさるとは・・・、ほんとうにかっちょいいです。
    図面頂いても、作れないっす(笑)。

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      ポプシクル 7年 ago

      これは是非オススメしたい逸品です。値段もかなりお手ごろですしね〜。
      Casitaはフレームの関係で工作が必要ですけど、アメリカの製品ですから探せばピッタリのモノがあるのかも知れません。
      どうしても必要な時は私が作って差し上げますヨ。見た目は保証しませんが(^◇^;)

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        ポプシクルさま、どうもありがとうございます!
        いつか、甘えちゃうかもしれません!(笑)

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          ポプシクル 7年 ago

          どぞ!同好の友としてお力になりますよ〜( ´ ▽ ` )ノ

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