冷蔵庫の修理記録もその4まで来ましたが、これで終わりになるんでしょうか!?前回に引き続き行った作業は
- ガスバルブの点検
- オリフィスの再掃除
- 断熱材の交換
- 冷蔵庫のゲップ
- Flue Baffleの位置の変更
- 断熱材の補充
です。
頼む!これでもう堪忍してっ!!
ガスバルブの点検
火力の調整をする部分がこの写真1、左のガスバルブです。
本来ならガス圧チェック用の測定器で圧力を測るんですが、そんなものありませんので、火力の大〜小で抜ける空気が変化するかを確認するだけです。
やり方はガス接続口を「口にくわえて息を吹き込む」という原始的な方法であります(汗)。結果、しっかりと機能しているようでした。ガスバルブの下から伸びている鋼管は「サーモカップル」です。この先が火で炙られて熱せられている間はガスバルブが「開」になり、立ち消えなどで火が消えた時は「閉」になります。
チェック時はライターでサーモカップルを炙りながら行いました。サーモカップルも正常に機能しています。
口にくわえた「何か」をライターで炙りながらスーハースーハーやってる様は他人が見たら怪しさ1000%ですから、人目の付かない場所でチェック致しましょう。。
信頼性はいまいちな方法ですから一抹の不安は残りますので、今回の修理でもダメだった場合は「ガスバルブを交換」の運びになる予定です。
2018/8追記 しばらくして、、DIY簡単ガス圧力計にてガス圧を測りました。
オリフィスの再掃除
前回オリフィスはパーツクリーナーで掃除しましたが、念のためもう一度ラッカーシンナーを使って掃除しておきました。
断熱材の交換
冷蔵庫を下ろしたついでに排気煙突の断熱材(グラスファイバー)も薪ストーブに使っている「スーパーウール」に変更しておきます。
断熱材は高性能なモノのほうが良く冷えるんでは?という安直な発想。スーパーウールは薪ストーブの2重煙突に使われているものですが、1000度のバーナーで炙っても変色すらしない素材です。耐火性能は折り紙付き。
冷蔵庫のゲップ(burp)
ACとDCでは冷却出来ている今回は、必要性があまり感じられないのですが、AC,DC,ガスのどれを使っても冷却が出来ない時には冷蔵庫を逆さまにして機能回復させる方法があるそうです。(kashaさんに教えて頂きました)
「rv refrigerator(冷蔵庫) burp(ゲップ)」で検索してみると、ひっくり返す作業をする事で管内の結晶となったアンモニアを正しい位置に戻す事が出来るそうな。そのやり方も「ひっくり返して丸一日放置」とか「横にして15分、ひっくり返して15分」など諸説有ります。
私の場合はもしかして液面が下がっているかも?とも考えましたので、断熱材を交換するついでに「横にして15分。ひっくり返して(断熱材交換作業中)30分。再度横にして10分。元に戻す。」のレシピにて実効。
効果は、、よく分かりませんが、ヤルだけの事はやっている!というモチベーションに繋がりますw
Flue Baffleの位置の変更
一通り断熱材を剥がして確認していると、ちょっと疑問に思う部分がありました。下の写真にあるように、ガス冷却時はバーナーから上る熱が排気煙突を通りながらボイラー内のアンモニアを加熱して循環させています。
AC/DC両ヒーターはアンモニアボイラーに溶接されたパイプに差し込まれているだけです。これらヒーターが不調になった時は差し替えるだけで交換出来ますね。
排気煙突はボイラー管に部分的に溶接されていて、この溶接部を通して熱を煙突→ボイラー管に伝えています。
管内のアンモニア液面の高さは定かではありませんが、AC/DCヒーターの取り付け部分から考えると溶接部分の上部付近になるのではないかと思いますが、バーナーからの熱を滞留させる為にぶら下がっているウネウネのFlue Baffleの位置が、AC,DCヒーターに比べると少し高い位置に感じます。
他のDometic冷蔵庫のメンテナンスマニュアルを見ると(私のRM2193のメンテナンスマニュアルは見つけられませんでした)フリューバッフルの位置がバーナーより45~55mm位の指定が多いです。
RM2193はバーナー部から120mmくらい上ですから、実験的にバッフル位置を下げてみます。
つり下げ針金を変更。60mm位下げてみました。これでAC/DCヒーターと同じくらいの位置に下がったはずです。
2018/8追記 後日、フリューバッフルの位置は元に戻しました。あまり関係なかったようです。
断熱材の補充
冷蔵庫の冷却とは直接関係ないのですが、冷蔵庫の天井の断熱材がかなりラフな入り方をしていたので、ついでに角まで補充しておきました。
黄色の断熱材がグラスファイバーウールですが、角のほうがまるっきり入っていなかった為、冷蔵庫の熱を室内から感じた事がありました。この辺りの大らかさはまさにアメリカントレーラー。ユーザーがフォローして差し上げましょう!
結果報告
以上でガスバルブ交換以外の作業は全て終了しました。
ガス漏れをチェックして点火。19.3度の庫内温度でスタートです。作業前はガスでは全く冷えませんでしたが今回はどうでしょう!?
3時間後
いよっしゃ!一応復活!!??
前々回も同じ事言ってたような。。。(^◇^;)そんな気もしますが、一先ず様子見です。冷蔵庫のメンテ その5につづくのか??
2018/8月 実はその5に続いてしまいました。つづきはこちらです(^◇^;)
ありがとう御座いましたー。
追記 2017/10/15
13時間後で-2.1度になっています。順調に冷却出来ているようです。が、まだ様子見。今までのパターンだといきなり冷えなくなったりしますので、気が抜けません(´_`。)
COMMENTS
ポプシクルさま、こんばんは〜。
「フリューバッフルの調整!!」
これは3Way冷蔵庫の革命かもしれませんね!、本当に。
さっそく真似したく思います、自由時間をください、神様。
冷蔵庫復活、おめでとうございます!
お褒め頂いて恐縮であります。kashaさんの冷蔵庫は私のとほぼ同じなんでしょうかね〜?もし煙突掃除&改良の機会がありましたらフリューバッフルがどの位の位置にぶら下がっていたかを教えて頂きたいです!
なぜこのモデルだけこんなに高い位置にぶら下がっているのかが謎なので、ぜひお聞かせ下さいませ〜。
やおよろずの神様、この男にお暇を与えたまへ〜!!