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ヘンリーズフォーク 釣りのシーズン

ヘンリーズフォーク 釣りのシーズン

通常のアメリカの河川は日本でいう禁漁期間があります。河川によっても様々ですが、6月中旬から10月くらいの間はどの川に行っても釣りは可能でしょう。

特に注意が必要なのは同じ河川でも区間によって禁漁エリアが分けられていることもあることです。細かい規則は各州ごとのウェブサイトから現地のレギュレーションを参考にしてください。

私感ですが各月ごとの釣り種、難易度は以下のように感じています。

6月

グリーンドレイクやブラウンドレイクなど大型のメイフライのハッチが見られます。ひとたびハッチがはじまれば川じゅうの魚がライズを繰り返す狂乱の時期。
しかし近年の気候の不安定さからか、その年ごとの気温の関係でハッチが前倒しになり、2週間ずれることもおかしくない事があります。
そんな理由から、最近ではラウンドレイクなどの数週間でハッチが終わってしまうような「大型メイフライ」のハッチに当たるのは運任せなところがあります。

7月

グリーンドレイクもちらほらと残る中で、サイズ#14ほどのフライ、フラブのハッチが始まります。ドレイクよりもはるかに小さいが同じくらい強力なハッチ。魚もフライフィッシャーも大好きですね。7月にモンタナトライアングルを訪れるアングラーはほとんどがこのハッチに期待して川に訪れます。
カディスやPMD、ベイティス、イエローサリーなどのストーンフライetc・・ハッチの種類も実に豊富で常にアングラーを悩ませます。川によっては超大型のサーモンフライのハッチも堪能できます。

8月

気温もピークに達し釣りにならない時も。北に位置する河川では大丈夫でも南よりの河川(シルバークリークなど)では釣りを自粛すべき日もあります。
この時期、真っ先に結ぶフライはアントなど陸生昆虫のフライでしょう。暑くてへたり気味の大型のトラウトもアントには目が無いようです。
アングラーが求める派手なハッチは終わりを告げ、最高にテクニカルなフライフィッシングへと移り変わっていくのもこの時期です。

9月

メインのサイズは#20フック。ハッチの種類に関係なくほとんどの虫は小型化します。例外はアントとマホガニーと呼ばれる朱色のメイフライ。この2つは#14~18でいけるのでこの時期の救世主的存在です。フックは小さいがかける魚はより大型化するのでそのタフさは世界でもNO1であることは疑いようがありません。
気温もぐっと下がり9月中旬、早朝にはウェーダーが凍りつき、冬の訪れを感じるようになる時期です。

10月

10月や11月ももちろん釣りができるところはあります。しかしモンタナやアイダホの10月はほとんど冬!すばらしいハッチもあるがベテラン以外この時期に行く日本人は非常に少ないでしょう。だって寒いんだもん。。上級者orマニア向けと言ってしまいましょう。
しかしながら私は10月のヘンリーズフォークが一番好きです。ハッチのメインは大好きなベイティス#20。ラスティースピナー#20やPMDの#20のマスキングハッチも毎日のように出会うテクニカルで超タフなフライフィッシングは、20時間近くかけて日本から来た来た苦労も忘れさせてくれます。
こんな時に幸運にも手にした20インチオーバーは、まさに麻薬としか言い様がありません。

以上初めて海外で釣ろうという方は断然7月の釣行をおすすめです。何しろチャンスに出会う確立が違います。ライズをしない魚はドライフライでは釣りにならない。。

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