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車いじり初心者の2.5インチリフトアップ 忘備録その二

前回に引き続きTeraFlex 2.5″リフトアップキットをJeep JKラングラーにインストールします。

テラフレックスの取説に沿えば何事も無くインストール完了、、とか思いきや、そもそもの商品構成がいろんな部品の寄せ集めなわけで、取説そのものが各部品の専用説明書なのです。よって、、どれから取り付けたら良いのか?という根本的な所から自分で編み出さねばなりません(汗)

そんなユーザーまかせな取説ではありますが、こんな商品を自分でインスコしようなんて酔狂な連中は、商品が届いた頃には事前に予習完了しているようで、ネット上にそのあたりの不満点を挙げているサイトは皆無である事がこの「他力本願システム」を象徴しています。

「おめ〜ら我々のオフォシャルYouTubeチャンネルでも見て各自予習しておけよっ4649ぅ〜!v(ಠ_ಠ)v」

というのがTeraFlex社の基本スタンスであると理解しました。

大まかには以下の手順で部品をインストールします。

  1. リアインストール
  2. フロントインストール

終わり。

え?はしょり過ぎ??確かにそうですが、この手順が非常に大事なのです。何故なら、純正の元から付いているリアスタビライザーリンクはフロントに移植するからです。

それ故リフトアップキットにはリアのスタビライザーリンクしか付いていません。なので、リアのインストールが最初。これが重要です。ちなみに、取説には一切書かれていません(汗)

ジャッキアップ

ジャッキポイント

ジャッキポイントは車軸両端です。リアであればデフがセンターにありますからこちらでも良いのですが、万が一デフケースが歪んでしまうとオイル漏れの原因になりますので、ここは丁寧に車軸にジャッキを掛けた方が安心です。

リジットラックの高さ

今回の様にサスペンションいじりの場合は、車軸もろとも限界まで下ろして作業しますので、あらかじめある程度の高さを確保してジャッキアップしなければなりません。

しかし、そこは初心者。あんまり車が傾くのはとっても怖いので自分の中の限界点である「リジットラックの2個目の穴」にピンを刺してその高さまでジャッキアップ。フレームの平らな所に設置します。

ジャッキアップ時には輪留めを掛ける事も忘れないようにします。うっかり車が動き出したりしたら最悪死んでしまいますので(汗)

2014/4/10追記

こちらの記事中で3個目の穴を使用しましたが何事も無く終了しました。かなり高だかとしたウマになりますが意外となんとも無いものですねぇ。

ジャッキ

リアはこれでOKでした。フロントは更に車軸を下げますので、上記プラス45mmの板を下敷きにすれば作業可能でした。

お約束事ですが、リジットラックや輪留めをかけるのは当然として、外したタイヤをボディの下に入れるのもお忘れなく。

万が一、落下した時の事も考えて安全第一で作業をして下さいませ。

関連ボルト径、規定トルク

アメリカのトルク表示はft.lbs。日本はN.mですからいちいち変換しなければ理解出来ません。途中まで都度変換していましたがまとめてしまった方が早いですね。。と言う訳で一覧にしましたPDFはこちらからどうぞ。レンチサイズも合わせて掲載。作業スピード2倍ニバ〜イ。

ボルト径、トルク一覧

ネジを緩める

初心者にはありがちですが、ネジの締めつけトルクにちょっとビビります。前回にもちょっと書きましたが、コントロールアームはかなりの気合いが必要な程のトルクで締まっています。こんな延長ハンドル(鉄パイプ)

レンチ延長ハンドル

を合体させて

せいっ!!はぁあぁっ!!!!」

等の雄叫びと共にプッシュする事が硬いネジどもにはかなり効果的。

このナットを緩めてはなりません(穴注意)

汝この穴に近づくなかれ。

サービスホール

これ、コントロールアームを留めているナットですが、「フラッグナット」と言うそうです。フレームにサービスホールが開いていますので「ここから緩めなさいよ!」と呼ばれた気がして19mmのソケット突っ込んで渾身の力を込めて緩めますが、、くっ、、ハァハァ、、。全く歯が立ちません。呼吸を整えて、、ふぅ〜。ぷしゅ〜、、よし、もう一度、、

せ、せ〜の、、せいっ!”ぐきっ!カランカラ〜ン♬”(ソケットが外れてフレームの中に落っこちた音)

今までびしっと揃っていたソケットレンチセットの1つを紛失。しかもラダーフレームの中。かなりぼう然としましたが、気を取り直して予備を持ってきます。

さっきの一撃で多分緩んでるはず、、ではもう一度、、

っせ!!カランカラ〜ン♬♬!(2個目のソケットが落下した音)(ʘʘ;)

実はこのナット、回り止め機能付きナットなのです。回そうとしてもナットに溶接された旗みたいな部分が車体の何処かに引っかかって物理的に回りません。こいつを見かけたらボルト側から回します。こういう基本的な事を分かっていないと、とても時間と道具を損しますね。(-_-)

ちなみに落下地点のフレームの裏にこれまた穴が開いていまして、ソケット2個は無事救出出来ました(嬉)

車軸(ホーシング)を下げる前にやるべき事

ラングラーを2インチ以上リフトアップする時には必須の作業がブレーキホースの処理です。早く作業を進めたい気持ちをぐっと堪えてブレーキホースをフレームで留めているブラケットを外しておきます。

リアブレーキホースブラケット

これやっておかないとホーシングをガッタンと下げた時にブレーキホースがミヨ〜ンと伸びる事請け合いです。ブレーキホースはとても大事ですからそんな事になると非常に不安な気持ちになります。(経験済み)

フロントブレーキホースをブラケットから取り外す方法

前回ご紹介のレクチャーサイトですが、このフロントブレーキホースブラケットからホースを外すには、油を塗って引っ張れ!そうすりゃ取れる!との解説ですが、かなり強引に引っ張ってみましたが無理でした。ブレーキホースを引き裂く覚悟で臨むなら可能かも知れませんが、普通やらんでしょうね〜。

実際に採用した方法は下のYouTubeハウトゥ動画。バイスプライヤー使っています。これ、一撃です。

無事外す事が出来ましたらブレーキホースはショックの裏側に回しておきましょう。

ブレーキホースブラケット

リアバンプストップは全行程が終わった後に設置

順番的にはバンプストップの設置はいつでも良さそうですが、先に付けてしまうと、最後に締めるコントロールアームの固定ボルトが隠れてしまいます。

こんなものは一番最後に付けるのが吉です。順番が違うだけで大変さは段違いです。

フロントコイルスプリングは助手席側から設置

取説だと運転席側からやれ、との事ですが、左ハンドル車前提ですから日本のジープ的には助手席側からです。ちなみに、助手席側はかなり力ずくで設置します。もう、かなりハツハツ。コイルの下を握って、その握った手をヒザで蹴り上げましょう!

フロントコイル

バンプストップに引っかかってなかなか入らないの図

トラックバーを取り付ける

一旦トラックバーから外れたホーシングは右にも左にも自由になってしまいますが、右側に寄りたがるようです。

人力で押したって中々本来の位置に収まりませんから荷締め器でフレームとアクスルを繋いで引っ張ります。ホームセンターのナイロン荷締め器でもOKだと思いますが、各種金属と擦れてちぎれないように段ボールなどで養生しつつ、作業したほうが良いです。私のナイロン荷締め器は見事ちぎれました。。

トラックバー 設置

コントロールアームの固定ボルトの入れ方

取説には「緩めるだけで外すな!」と書いてあるコントロールアームのボルトですが、ブラケットを取り付ける為に一箇所外さないとイケマセン。

コントロールアームを外すと、ショック、スタビライザーリンク、トラックバーを外すか、ゆるゆるに緩めないとネジが入りません。全て緩めた後、ジャッキでホーシングを上げると自然と穴が覗きますので、すかさずボルトを入れます。

AIR LIFTの再設置

トレーラー野郎な私には必須のこの風船。

エアーリフトは通常車軸側からエアホースを入れるのですが、スプリングリテーナーを設置してしまうとエアホースを通す穴が無くなってしまいます。

なので今度は上からエアホースを進入させるといい感じ。上手い事にサイズもぴったんこです。

エアーリフト

そして堂々の完成

以上の事が先に分かっていればかなり時間短縮になりましたが、これも勉強のうちでしょう。

努力が実ってやっと、完成です。おめでとう御座います!<オレ

JKラングラー

285 70/R17タイヤ 2.5インチリフト

ビフォーアフター

リフト量の比較

たった6cmちょっとですが、車の6cmってかなり大きい差が出ます。ノーマルのラングラーはフロントよりもリアが若干上がっている(前下がり)のが通常ですが、テラフレックスの2.5インチリフトアップキットはフロント2.5インチ、リア2インチ程度アップしますので、車体が真っすぐになり随分印象が変わりました。

2.5インチ上がったのは良いんですけど、今度は33インチのタイヤが小さく見えてきた。。悪循環は続く。。

それではリフトアップの忘備録は以上です。

ありがとう御座いました。

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