ポプシクルの冷蔵庫

ヒッチレシーバー付きの排水タンク(グレータンク)を設置する

T.Globe(カシータ)というキャンピングトレーラーを入手して、ビックリしたのですがこのトレーラー、雑排水受けタンク(グレータンク)がありませんでした。。

 

法律の外にある車

以前シボレーのS10ブレイザーというアメリカの小さな四駆を乗っていた時に、DIYでキャンピングカーに構造変更した事があります。

その時の記憶ではキャンピングカーの区分である8ナンバーを取得するには最低限の給排水設備が必要でした。

最低限とはとにかく水が出て、それが車外へ垂れ流される事が無ければいいので、例えばそれが給水用ポリタンク1個、排水受けポリタンク1個でも良い訳です。

法律で決まっているので、当然キャンピングカーにはその設備が備わっているものと考えていましたから、実際に入手後、どこにも排水設備がない事に気付いた時には唖然としてしまいました。

それでも初めは嬉しくって使いたいものですから、近くの公園や港に行って使うのですが、キッチンから出る洗い物の排水で車体の下が水浸し。。

別に糞尿を垂れ流している訳では無いから気にしない方はしないのでしょうけど、やはりそこは小心者。どう見ても見た目が悪く世間的な体裁が気になります。

雑排水受けポリタンクを仮設

そこで雑排水受けとしてポリタンクを導入しましたが、排水口が酷く低い場所に有り普通のポリタンクでは入りません。これに適合するポリタンクなんて10リッター程度しか入らないものですからしょっちゅう排水受けタンクの処理をせねばなりません。

そうこうしているうちに清水タンクを120リットルのものに交換したものですから、流石に本格的に排水関係を整備しなければならなくなりました。

ヒッチレシーバー付き120リッター排水タンクの製作

以前からキャンピングトレーラー側にリアヒッチメンバーを付けてヒッチキャリアを装備したかったので、これも合わせた形の排水タンクを製作します。

フレームの制作

排水タンクのフレームのお絵描き

色々検討しましたが、スペース的に設置が許されるのは車体最後部、ダイネットの下です。ここに排水(グレー)タンクを設置してキッチンからの排水を接続します。

キッチンからの排水は一部足下に露出しています。 120リッターの清水タンクのおかげで配管の余裕全く無しです。

シャッターバルブの換装

グレータンクの廃水処理はブラックタンクのシャッターバルブをValterra T68 3″ Hub x 1-1/2″ Hub x 3″ Bay with Cap Heel Inlet 1/4 Bend Double Rotating Valve Assemblyに交換してブラック、グレーそれぞれのタンクを1つの排棄口にまとめます。

グレータンクの設置

グレータンク本体は左官用のトロ舟60リットルを2つ塩ビパイプで接続して120リットルにしました。

グレータンクを支えるフレームはカシータの溝型綱フレームに直接ボルト留め。ヒッチレシーバーもこのフレームと溶接して一体にしました。

キャップを外せばここからも排水出来るようにしました

これでリアにヒッチキャリアを付ける事が出来て収納力も向上。排水も清水タンク分はきっちりお持ち帰り出来ますから、世間体向上!

精神的な快適キャンプが可能となりました。