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キャンピングトレーラーの後ろが見えない!バックモニターカメラを設置

キャンピングトレーラーで後方視界が良好な車種なんてあるのでしょうか?

聞く所によればヨーロッパのキャンピングトレーラーは窓越しにちらっと後ろを確認出来るそうです。

T.Globe(カシータ)キャンピングトレーラーは全部FRPで覆われたボディのためにヘッド車(牽引車)から見える後部ウィンドウの情景は丸い、白い壁だけです。。

殆どの場合最低な後方視界を確保するために、バックモニターカメラを設置しましょう。しかし、意外な落とし穴が。

それでは今回はシトロエンでT.Globeを引っ張ってみましょう。

 

キャンピングトレーラーの後方視界

まずは車体が直線の時、ミラーから見える視界(水色の部分)はこんなふうです。赤は駐車場の幅です。

殆どキャンピングトレーラー本体しか見えません。前方に向って走っている時は後続車がいるのかどうかも分かりません。

昼間に後続車の存在を知るのはカーブを曲がっている時にサイドミラーにちょっとだけ後続車が映る時だけです。

夜間だったらライトがチラチラとするお陰でなんとなくわかる程度で若干不安ですがおおむね問題なしです。

真っすぐバック

右バック時

駐車場(赤)に着きました、ここは右バックで入れましょう。

運転席の窓を開けてヘッド車〜トレーラー、駐車場までを直視出来ます。

トレーラー左後方がさっぱり見えませんが、右ぎりぎりによせれば車幅によりますがこする事は無いでしょう。なんとかクリアー。

 

右バックの視界

 

左バック時

駐車場に着きました。むっ!ムム!!左バックです。。

後方視界は完璧にゼロ!駐車場すら全く見えません。一人でバックするのは不可能ですね。。こういう所では誘導されても上手くいった試しがありません。真っ暗闇の中で運転しているのと同じで、果てしなく恐怖なのです。

左バックの視界

トレーラーの後方視界とは、えてしてこういうものですから、プロのトラック運転手さえも左バックはやりたがらないと聞きます。

 

後方視界改善策

バックモニターカメラの視野角は概ね170度前後ですから。リアウィンドウ上部に付けた場合、以下のようになります。

オレンジがリアモニターカメラで追加された視野です。

 

車体真っすぐ

後続車の存在はこれでバッチリ確認出来るようになりますね。

真っすぐバック

右バック時

左側の死角がなくなっています。真後ろの確認は出来ますから安全確認の意味では効果大だと思います。

右バック

 

左バック時

後ろだけ見えても左バック時に役に立つとは思えませんが、これも安全を確認する上では真後ろの確認は重要でしょうね。

左バック

バックカメラ無しの状態では暗黒の視界だったのが懐中電灯つけた位の視野になりましたでしょうか?

 

バックモニターカメラを付けよう

やはりある無いとでは違いが大きそうですから早速取り付けです。

用意するもの

どんなものでも良いのですがモニターとカメラ

私はamazonで安いこのカメラと、

バックカメラ 高画質防水等級IP67/IP68 170度広角レンズ480TVL 車載カメラ

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このモニターを購入しました。

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モニターはまぁ値段なりですがよしとしまして、カメラはお勧め出来ません。もうチョットグレードの高いカメラの方が後悔が無いかと思います。

理由は下記をご参考下さい。

配線

リアウィンドウ上部に配線の穴を開けて室内の上部収納内に出した後、壁を通ってキッチンのキワを通り、タイヤの内側に出ます。

配線

電源+と映像信号線です。マイナス線はトレーラー車体にアースさせます。

ヘッド車の6ピンカプラーに接続した時に電源が入るようにしました。

モニターの位置はシフトレバー前方。そんなに常に見る訳では無いのでこの位置でOK。

モニターの位置

中華製の落とし穴

しばらく使用しましたが、流石中華製。防水性能に難有りでした。9〜10月にかけての長雨ですっかり内部に水が進入してしまいました。

真っ白に曇って何も見えない状態。一度分解して乾かし、また組立。しかしレンズユニットをパッキンが効くまで締め込むとピントが合わず映像がボッケボケ。

かなり緩くしてピントが来るので、組み込みの防水パッキンが効く訳ありません。

防水等級IP67/IP68はどこ吹く風、流石MADE IN CHINAです。

そんなわけでミテクレ関係なくコーキングでグチャグチャにしても〜いいや!の心境。これで雨が直接かかっても問題なく防水されるようになりました。

ちなみに組み建て直したら以前よりもハッキリ見える様に。。ピント合わせは必須のようです。

バックカメラ

運転(バック時)の心がけ

当初はバックモニターを付けさえすれば全て解決と思っていたのですが、実際付けて運転すると分かります。やっぱりモニターで確認出来るといってもバックの達人にはなれません!

実際に使用してみて

あわよくばカメラの映像を頼りに、左バックも出来るんじゃ?とか思っていましたが、やはりとても無理です。

トレーラーのバックはヘッド車とトレーラーの位置関係を把握していないと思ったラインで曲がったりする事が出来ません。

単純に真後ろだけ見ていても無意味なのです。

ですからバックモニターで確認出来るのは

そこに人や物があるかどうか?

だけです。

位置や方向を確認するにはまずレンズが広角過ぎます(遠近感が誇張されます)し何より少し離れたものが小さく写り、尚且つ画像がグニャリと湾曲していますので、「何が写ってるのかよく分からん」状態です。

ただ全くダメかといえばそうではありません。

人がいるか確認出来る事は何よりの安心感になり、これだけでも付けて良かったと思えます。

結局、トレーラーバックの運転技術には「リアモニターカメラ導入」は直接の向上にはなりませんでしたが、モニターカメラの有り無しに関わらず、意識して運転すべき事は以下の通りでした。

右バック最優先

これこそやはり、正攻法でしょう。遠回りしてでも右バックで入るようにします。変にコネ繰り回して左バックで頑張るよりも、結果早く終わります。

それでも左バックになってしまったら。。

どうしても左バックでしか進入出来ない場合は、覚悟を決めて以下を試みます。

 

ドアミラーの調整

助手席側のドアミラーを最大まで左に向けます。ヘッド車とトレーラーの折れ角がきつい時はこれでも見えませんが、折れ角が緩くなってくると役立つ事があります。

 

強引に右バックにする!

なんとか左バックでつっこみつつ、切り返して右バックでやり直しです。

左バックはリアカメラがついていても、基本的に死角だらけなので、切り返す事が出来そうなら右バックで仕切り直したほうがキレイに収まりますね。

 

お助けグッズ

トーイングミラーなるものがあります。

トーイングミラー

出典 http://www.quadratec.com/products/13011_0311.htm

この補助ミラーをあらかじめ左バック用に調整しておくという手があります。イザという時の保険ですね。

今回はこれにておしまいです。安全な牽引で楽しいキャンプをお楽しみ下さいませ〜。

ありがとう御座いました。

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