ポプシクルの冷蔵庫

”ディープサイクルバッテリー”が充電出来ない事実を知った。デンゲン社AT-1210FXをお迎え

2017年4月5日加筆

記事内に紹介していますディープサイクルバッテリー用充電器ですが、バッテリーの種類によっては過充電になる可能性があるそうです。

AT-1210FX充電器の設定をページ最後に追記しましたので、合わせてご照覧下さい。

ご指摘下さったkasha様、情報ありがとう御座いました!

 

モノを知らないと言う事は毎日新しい発見の連続である。

掲示板で知りあった方から愛車を譲って頂きまして、手に入れた現在のキャンピングカー。その時に「バッテリーは車検の時に2つとも新しい”ディープサイクルバッテリー”に替えてあるから!」という有難いお言葉も頂きました。そんなことからバッテリーに関してはしばらく心配要らないと思っていたのですが。。。

それは全くの勘違いだったのです。

 

始めての充電

旧オーナーからT.Globeを引き取ってきてから数日間コンセントに差してルンルン気分で満充電。早速河原に繰り出してメインスイッチオン。電圧11.5V!ヨーソロー!!

いや、初めは私もディープサイクルバッテリーなんて知りませんから、この時は11.5Vまでしか電圧上がらなくても何も不思議には思わないですよ。だって12Vのディープサイクルバッテリーですから!

まさか本当の満充電電圧が13.5V13.0V付近だなんて知る訳がないんですよ!!

で、一日を河原で過ごす訳ですが、一日の終わりには10.5Vの表示でいわゆるカラッポ!もうスッカラカンです。いかに無知な私でも流石にこれはちょっと電池切れはやくな〜い?チョ〜ヤバクナ〜イ?とかなりますよ、おっさんでも。

帰ってからまた数日間これでもか!と充電しました。電圧計も電圧13.5V!とか偉そうに表示しちゃってますから、こっちもいよっしゃ!これでもうぜったい絶対!間違いなく満充電だぜ!とか思う訳ですが、充電を止めるとまた11.5Vにすっとんと下がります。電圧が。

いやっぱりこれやっぱおっかしいだろあれ?あ!?やっぱおっかしいわ!

 

充電に必要な電圧

早速グーグル先生に聞いてみるとげげ!そうなん!?ディープサイクルバッテリーの満充電には16Vに近い電圧が必要である!!とか書いちゃってますようそっ!

おもむろに3日間も充電しまくったハズのボイジャーバッテリー105アンペアーの点検窓を確認するとこういう表示でした。

インジケーター(白)>>>>>  要充電

 

、、。。。。。。

3日かけても全く充電出来ていない現実を目の前にし、一人虚空を眺めるようにインジケータをじっと見つめます。そこで取り乱していた自分を制止し、落ち着いて出した答えがこれです。

13.5V付近の充電電圧のT.Globe搭載充電器じゃディープサイクルバッテリーは電圧不足により満充電不可能です。

つかなにこれ。。。何この変なキャンピングトレーラー。。今どきどーしてディープじゃない方のバッテリーが標準なの??そこはディープでしょディープ!新車価格いくらだと思ってるのヨ?(中古で買ったけど)。

 

専用充電器の模索

気を取り直してディープサイクルバッテリー用とうたっている専用充電器からなにやら良さげな2つをリストアップします。

voyager純正充電器 AD-0002

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ACDelco(エーシーデルコ) 全自動バッテリー充電器 12V専用 AD-2002

電源社 AT-1210FX

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感想(0件)


こういう機械の性能は重さですぐにわかる!あきらかにAT-1210FXの方が重いぞ!まぁやや値段も重いんですがっ!
ツマミもスイッチも一個のみの単純明快な操作性も気に入りました。日本製であるのもわが家のライフライン維持担当に任命するにふさわしい。ようこそ!

 

早速接続して充電させてみます。初めは結構低めの電流でじわじわと様子を見るように充電していきますがその内電流も電圧も高くなりいかにも!充電しちゃってます!!な雰囲気。頼もしい、実に頼もしいぞ〜!!

 

デンゲン社AT-1210による充電結果

2日後、フロート充電になった我が充電担当デンゲン1210FX君。お疲れさま。そして充電を完了して数十分放置のうえ、メインスイッチお〜ん!

!!13.8V〜!!これだよこれ〜!!

 

わが家のキャンプも一日で電池切れだったあの頃はもう遠い昔。今ではデンゲン1210FX軍曹のおかげで夏場なら4泊も泊まれるレベルになりました。これはとてもうれしい限りです。ありがとうデンゲン1210FX大尉、君の黒光りする後ろ姿、決して忘れないよ。

 

2017/3/22追記

最近は満充電でも12.6V付近を示すようになりました。バッテリーが微妙にヘタって来てるのカモ。要観察です。

 

2017/4/5追記

読者のkasha様からコメントにて情報を頂きましたので以下に追記します。

単細胞な私の脳内ではディープサイクルバッテリー=安くて大容量の代名詞「デルコのボイジャー」という固定観念が定着しておりまして、その他にも似たような価格帯G&Yuや高価なパワーソニック製のディープサイクルバッテリーもあるそうです。

パワーソニック製のバッテリーはボイジャーと比べて低電圧で満充電となる特性がある為、ボイジャー用の充電電圧の設定では過充電になり、発熱や爆発などの可能性も捨てきれませんので是非ご自分のバッテリーのタイプをご確認の上、適切な電圧で順電するようにお気をつけ下さい。

 

バッテリーは満充電にするために必要な電圧がバッテリーの種類ごとに違っていて、大きく分けて二種類あるようです。

設定と言っても上の写真にあるセレクター位置をAかB。またはCかDにするのみです。AとB、CとDの違いは充電が完了した際の動作の違いです。前者がパワーオフで後者がフロート充電(充電維持)に移行します。

あまり使わないかも知れませんが、ノーブランドのディープサイクルバッテリーを使ってみる等、冒険がお好きな方(汗)で、バッテリーの諸元が分からない場合などは「とりあえず」通常バッテリー扱いで充電する。充電しても電圧が低い等、満充電にならない場合のみ充電電圧が高いモードで充電する等の自分なりの安全手順を守る工夫が必要かも知れませんね。

最後までお読み頂き、ありがとう御座いました。

さて、ここからは2022年追記です。

ついに我がキャンピングカー人生で初のリチウムバッテリー(LiFePO4)を導入致しました。現在運用テスト中ですが、その性能は素晴らしいです。ディープサイクルバッテリーをお考え中の皆様も、選択肢の1つとしてオススメです。

LiFePO4 アマゾンの安いリン酸鉄リチウムバッテリーを試す「ZOOMS 12.8V 50AH バッテリー」