前回はちょっと脱線しまして「3way冷蔵庫の冷却に効果があるであろう(汗)」モディファイをご紹介しました。
そして今回、いよいよ怪しいパーツの掃除&その他もろもろのメンテナンスです。当コンテンツにてしつこく繰り返していた冷蔵庫遊びもこれにてフィニッシュと成りますでしょうか!!??
ではどうぞ。
目次
オリフィスの掃除
以前はパーツクリーナとラッカーシンナーにて掃除した私のオリフィス。この掃除は以前行った通りですが、もう一度しつこく海外掲示板を漁りまくり、様々なサイトから厳選したオレ特選掃除方法をご紹介致しましょう!
代表的な方法のアルコールドブ付け法
用意するのが面倒で行った前回の掃除方法とは違い、今回は正攻法のアルコールを用意。取り外したオリフィスを一晩以上浸けてから柔らかい布で拭く方法を試しました。よし!ぴっかぴか!!
キャブクリーナー
それに加えてキャブクリーナーを吹きつけての掃除も。良いとされる方法は片っ端から実施!もう今回のオレに死角は無い。
さらに!ぴっかぴか!!
バーナー部の掃除
バーナーはどのように掃除したら良いのか分かりませんが、お馴染アストロプロダクツで買ってきたほっそいブラシセット&インジェクションリーマーを使います。
もっとカスが出てくる事を期待したんですが、、たったこれだけしかゴミは出てきませんでした。バーナーの穴も全てリーマーで突いてみましたが溜まったススで塞がれているような事も無く、掃除の結果としては微妙な手応え。。
フリューバッフルの掃除
何処かの掲示板で「フリューバッフルを磨いたら凄く調子がよくなったゼ!」みたいな書き込みを見ましたので、これもマネします。
ビフォー
アフター
これもサビを落とした程度の手応え。。こんなんでいいんでしょうか?
煙突内の掃除
目視で確認してもさほど汚れているとは感じない我が煙突ですが、念のため、ブラシを何回か往復させておきました。
掃除後の炎の状態
、、、ぜんっぜん変わっていません。。おれの苦労は一体。。
掃除まとめ
冷蔵庫のガス冷却が不調になった場合はまず炎の状態を確認して、写真の様に青々と燃えず黄色が混じったりしている場合はオリフィスの掃除をし、次に煙突やフリューバッフルを掃除。「清く正しい冷蔵庫メンテ」のお作法としてはその順で行います。
このお掃除は不調の場合はもちろんですが、取説を見て見ると「年に一度はやった方が良いメンテナンス」だそうです。この手順を踏む事で殆どの不調は解消されるという事になっております。
しかしながら私の「ガスで冷えない諸症状」は、一通りのお掃除の手応えの無さから鑑みると、、結局「治ってませんでした!!」とかいつも通りの展開になりそうな悪寒がかなり強めにして来ました。
元に戻って冷蔵庫のゲップ
以前の冷蔵庫のゲップの回にて行った「天地ひっくり返し」の儀ですが、確かに効果があったようで諸症状が改善された時期もありました(長くは続きませんでしたが)。
再度ググってみますと、この「ひっくり返しの儀」にもお作法がある事が判明しましたので、お作法通りに再度ひっくり返してみます。詳細は下記ホームページにて解説してくれていますので是非ご参照下さい。
http://gas-fridge.blogspot.com/2014/08/burping-your-propane-refrigerator.html
これによれば冷蔵庫のバーナー部分を下にするように回すそうです。多くの冷蔵庫は冷蔵庫正面から見る(裏面からではありません)と左側にバーナーがあり、ひっくり返す時は
- 向って左に倒して横にする
- もう一度左に倒して逆さにする
- 今度は右に倒して横にする
- もう一度右に倒して正立させる
の様に一回転させないような回し方で逆立ちさせるのが作法らしい。。
理屈はよくわかりませんが(^◇^;)
前回は思いっきり一回転させてしまったので、今回はお作法に則ってやり直しました。
上記ホームページの情報ではそれぞれ3分くらいの放置時間で良いとの事でしたので、割と時間的には手短に済みます。
それでもダメな時は左右45度に傾けてそれぞれ3分くらい放置の儀を行うそうです。
そしてさらに最終手段として正面ドアを下にして置き、数分放置という手順を踏む場合もあるそうですがそれはかなりレアケースという解説でした。
結果発表!
冷えるんだけど、あまり冷えないガス冷却の症状は如何に!
ビフォー 20.1度差
アフター25.9度差
目標の常温マイナス25度は達成!ヤッタヤッタ〜!!
背面ファンの効果
さて、目標達成したついでに、さぞ効率良く冷却しているであろう背面の排熱ファンの効果も検証しましょう。
上の写真の庫内温度0.9度時に送風ファンのスイッチを切ってみます。そして9時間後
常温マイナス22.8度。約3度ですが庫内温度が上がりました。たった3度程度ですが送風による一定の効果はあるようです。
各パワーソースでの冷却能力
これまた脱線しますが、下がRM2193のDC、AC、プロパンガスのそれぞれの出力ワット数です。
意外にもDCとACでは能力的な差がありません。それと比べてガスでは1.6倍もパワーがあるのですが、実際のところ、私の冷蔵庫に限ってはガスもAC120Vでも冷却力の差は殆ど感じません。
これがまだ何処かにガス冷却の不具合がある事を示唆しているのかはよく分からんトコロでありますが。
[su_table]
RM2193 | DC | AC | Gas |
ワット数 | 115 | 115 | 186(635BTU) |
[/su_table]
まとめ
私の冷蔵庫は10年選手ですが、掲示板でもコメント頂いたkawaiさんの新品冷蔵庫がなんのモディファイもなしに常温マイナス28度の性能を発揮しているのを見ると、年数経過で冷蔵庫の能力も落ちてくるのかなぁと思います。
海外の掲示板によると不調の原因の1つに冷媒内に塊のようなカスが出来てそれが循環経路内のどこかに溜まり、循環サイクルを妨げる事が挙げられるそうです。
つまり、こうなっちゃうと天地ひっくり返しで好調になっても、そのカスがまたどこかで詰まり、循環不良を起こすと。
そんなところも不調の原因のひとつかなぁとも思わんでも無いですが、新品買う資金はありませんが、ひっくり返す手間は惜しみませんので(笑)今後は定期メンテ内にオフィリス等の掃除と冷蔵庫ひっくり返しを加えておきましょう!
そんな感じで今回で冷蔵庫の修理は終了とします。
またいつか「冷蔵庫のメンテ 続編」が復活しない事を願わずにはいられません。
長々とお読み頂きましてありがとう御座いました。