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キャンピングトレーラーのトイレ 〜 ヨーロッパとアメリカ 〜

今現在日本で流通しているキャンピングトレーラーはヨーロッパ製のものとアメリカ製のものがあり、お国柄の違いから設計思想が異なる事でキャンピングトレーラーとしての使い勝手まで影響するほど異なった性格を持っています。

トレーラーを選定する際、私にとって重要だったのは水道やトイレなどの作りでした。

実際に使用する上ではヨーロッパのトレーラーに多いカセット式トイレも、アメリカのトレーラーの大容量ブラックタンクを持つ据え付け型のトイレもどちらも同じ水洗です。

カセットトイレは専用の水タンクが有りそちらにあらかじめ水を補給しておきます。ブラックタンク式のアメリカントレーラーは清水タンクからの全ての水を供給するタイプなので特別トイレ用ではありません。

これらのトイレは洗浄のため、ペダルを踏んでいる間またはボタンを押している間のみ水が流れて洗浄します。この意味ではどちらの方式でも使い勝手は全く同じであると言えるでしょう。

 

違いがあるのは使用後の処理と処理周期です。

 

トイレは一杯になった時に必ず排棄処理があるのでその使い勝手を重視すると、アメリカのキャンピングトレーラーが好みでした。なぜか?それはもともとの容量に差があるからです。

カセット式のトイレを標準とするヨーロッパのキャンピングトレーラーはトイレ容量が10〜20リットル。かたやアメリカのキャンピングトレーラーは少なくて50リットル多いのは200リットルという物もあるそうです。

初めて購入するキャンピングトレーラーなものですからはたしてT.Globe(カシータ)のブラックタンク容量が50リットルで何泊もつのかなんて分かったもんじゃありませんでしたが、カセット式の15リットルやら20リットルの容量ではなんとなく心もとないとは感じていました。

結論から言えばここ一年使ってきて大人2人、子供3人の構成で4泊5日の使用が最長ですが、ブラックタンクが一杯になる事はありませんでした。この時でも恐らく4/5以下でしたから5日間はトイレの処理無しで旅行を続けられそうです。

小だけの使用に限定すれば10日以上は持ちそうですが、そもそも大での快適さを求めてアメリカントレーラーに決めた部分もありますので私の使用方法ではやはり5泊6日くらいの旅行が最適かなと思います。

もし幸運にも長期休暇がとれて北海道旅行する事があっても6泊目でダンプ施設のあるキャンプ場を一拍だけ予定に組み込むだけで済みますから、アメリカントレーラーならではのブラックタンク処理の手軽さなら全く苦にならないでしょう。

ヨーロピアンなカセットトイレの場合、私と同じ使い方をすれば3泊はきついかな?と思いますが旅の途中で公衆トイレに捨てる事が出来るのは長所だと思います。

ただ個人的にですが、私は色々な人が利用する公衆トイレにタンク抱えて入る度胸がありません。そういった所でのダンプはいわゆる「お釣り」を普通にもらいそうですし、旅行の途中での作業は正直いやだなぁと思います。

旅行中のコックは自分ですし、なるべくなら全くシモ関係には関わりたくないですし、私の場合キャンプや旅行の平均期間が2泊。長くても5泊程度が主な連続使用期間です。

そういったスタイルの方ならばアメリカンの大容量タンクを自宅に帰ってから一気に処理するほうが気分的にもよろしいんじゃないかと言うのが現在の考えです。

ではアメリカのブラックタンク式を選択したときに必要なダンプ設備とはどんなものか?はこちらの記事で紹介しています。ご参照くださいませ〜。

キャンピングカーのトイレ 後処理の方

ありがとう御座いました。

 

 

 

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