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子供達の王国を製作!!ロフトの自作

ご無沙汰しております。私、元気です。

というわけで、コロナ自粛べらんめぇ!!が基本方針の私ですがコロナとか全然関係なく、暑過ぎてどこへも出掛ける気にならず今年のお盆休みのお出かけはトレーラー引っ張って泳ぎに出掛けたのみ!(しかも日帰り)です。

そんなやる気とヒマを持て余したおじさんがやる事といえば庭仕事かDIY建築です。

思い起こせば、我が家が完成したのが5年と7ヶ月前。「将来の子供部屋」という名目にて放置していた「作業室A(確認申請時の部屋名)」。

子供たちが大きくなったら必要に応じてお部屋を作りましょう!みたいなマッタリとしたノリで未完成のまま、床は合板むき出し、天井は二階床むき出し、壁は石膏ボード下地のままでした。

ふと気付くと既に長男は中学一年生。時が経つのは本当に早いもので御座いますので、このままボーッとしていると子供たちはすぐにケムクジャラの大人になってしまう!

てな訳で今回は「(子供が子供の内に)子供部屋を作る!」という至極当たり前の企画を急きょ立ち上げ、しばらく頑張っていこうと思います。お暇な方はどうぞお付き合い下さいませ。

さて、作業室Aの現在のお姿はこちら。

子供部屋ビフォー

5年間の時を超え立派な「倉庫」と化したお部屋を片付けるのが大変だったです。。このお部屋には引っ越時に搬入した奥様のアップライトピアノが置いてありましたので一時避難所の「作業室B」へ移動。ピアノって、、すっごく重いんですねぇ。あれ200kgはあると思います。。地続きの隣部屋まで3m移動するだけなんですが、床の補強込みで移動だけで一日掛かり。この時点でもうちょっと嫌になってきたっスね( ´_ゝ`)

平面図

ロフト平面図

 

大前提として、うちの子供構成員は3名。全部オトコ!ですから部屋割りに迷いが無くて大変楽です。8畳の部屋に3人同居して頂く事に決定。一部屋に寿司詰め状態を緩和する為にロフト部分を新設。就寝はロフト、お勉強は下でごユルリと励んで頂く作戦です。

材料

材木屋さんに発注した材料はこんなふうです。

材料表

お盆ちょい前に注文したのですが、しっかりと間に合わせてくれました。いつも助かります( ´ ▽ ` )ノ

材木

木組み

基本的な構造はワンフロアーの中二階ですから揺れない事に注意して構造を考えました。

3つのベッド面を支える梁がそれぞれの梁の間に入り、壁の間で「突っ張り棒」として働くように「コの字」に配置しました。組み上がればビクともしないようになる、、はず。

梁完成

そしておもむろに組立終了。

ロフトの梁

刻みの手順や方法はこちらでご紹介した通りですので、特別な事は一切必要なし。簡単で楽しいです。

が、刻む前にやらなければいけない事がやはりありまして、そちらの方が余程大変だった。。

床の補強

内装リフォームでも今回のように重量を支えなければならない場合は場所によって床補強が必要です。

24mm合板で床下地が作ってある場合は場所によりこの限りでは無いのですが、うちは12mm合板ですから、根太や大引きが入ってない場所に柱が来てしまうと間違いなく床がたわみます。

なので柱位置を墨出し後、必要に応じて床補強をしました。

我が家の場合、作業室Aの場所が床下点検口からかなり遠い位置でしたから、直接床に穴を開けた後、潜り込んで補強を入れます。

床の補強1

日頃の行いが良いのか、床を切り取ったら思いっきり配管の真上だった。。ギリギリですがなんとか潜り込む事に成功。

新しく根太を入れて鋼製束で直接支えます。

床の補強 鋼製束

床板用の下地を入れて

床の補強

蓋をして完成。

床の補強

蓋をする前にもう一ヶ所補強を入れましたが、夏場の床下の作業はめっちゃめちゃ大変です。

墨出し

墨出しも頭を悩ませる問題です。今回のように部屋の真ん中辺りに3本の柱がある場合、柱それぞれの位置関係をある程度正確に位置出しすべきと思います。

でも、どこを基準に寸法を出したら良いのか?私、素人なのでよく分からないのですが(汗)壁を基準にしたら駄目なような気がします。今まで色々作ってきましたが、思ったよりも「壁」ってのは出たり引っ込んだりしていて、全然真っすぐじゃなかったりするんですね。

なので、寸法の基準となる線(基準墨)を自分で設定しなくてはなりません。

ぐるーっと見回すと、ありました。建築途中のこの部屋ならではですが、天井にむき出しの「小梁(床の骨組み)」です。

これならある程度使えそうな基準線が引っ張り出せそうです。

早速下げ振りを使って床に小梁の中心を写します。

基準線を下げ振りで出す

下げ振りから左に60mm入った所が小梁中心です。

下げ振り

 

これを下図のAとBで行い、チョークラインを使って基準墨としました。柱位置は常にこの基準から出します。基準墨の考え方

壁がどの程度正確に出来ているか調べて見たのですが、

壁までの距離+ボード厚(12.5mm)+柱芯(60mm)=910mm

であれば壁は正確に出来ています。

実際に測った所、A点で905mm。B点で899mmでした。やっぱり微妙に斜めってますね。。

ちなみに上図、左側の壁は同じように測ると909mmとかでしたのでこちらの壁面はそのまま寸法の基準として採用しました。

自宅は自分で設計して製作しましたから内部の寸法や部材厚が分かっていますからおおよその推測が出来るのですが、全く知らない建物に同じ事をする場合は本職の方はどうやるんでしょうね?

もしかしたら最終的には現物合わせで作り込んでいきますから、基準線さえ適当に引いておけば10mm位の誤差なんて最終的には何の問題もないのかも知れませんw

この辺りの事を考え込んでしまい無駄に時間が流れるのは流石、素人といったところでしょう。

梁の組立

さて、柱の位置や梁の通りに墨を打ったらどんどん刻んで組み立てます。

梁一本目〜。

一本目の梁

梁2本めー。まだグラグラでーす。

2本目の梁

三本目ー入りましたー、あざーっす

3本目の梁

4本目ー、掛け矢でたたき込みましたー。

4本目の梁

思った通り!カッチカチやで!!

以上。作業量としましては〜。

墨出し半日、床補強半日、刻み、組立1.5日の合計2.5日です。

作業前の荷物の片付けが2日もかかった(汗)事は、5年という歳月の重みを感じずにはいられませんw

それではお盆休みの報告でした。秋には完成するのかなー。それではまた次回です。

有り難う御座いました。

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