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主婦目線♡薪ストーブの炊き方

またハート入りの気持ち悪いタイトルですが、そうです。今回は冷え性の主婦の味方、薪ストーブの焚き方エントリーで御座います。

始めの頃こそ「薪ストーブ指南役」として偉そうに君臨していた(ド素人の)私ですが、今ではすっかり薪ストーブの扱いが板についた「先生殿」に色々教えてもらっています。

この先生と言うのは他でも無い私の奥様なんですが、悔しい事にいつの間にか私よりも遥かに上手く薪ストーブを焚く事が出来るようになっていました。

ネットで様々な情報収集をして理想的な焚き方を研究して「脳内ベテラン」となっているような自分にとって

え!?そんなんで良いの!!??

みたいな型破りな焚き方ですが、実際すぐに温度も上がり暖かくなるんですから一見ヘンテコな焚き方でもなにやら説得力があるわけです。

鋼板製ストーブ(ピキャンオーブンを使っています)でなければもしかしたら壊れるかも!?と思うような部分もありますが、我が先生のメチャクチャな教えを今回はご紹介しましょう!

着火時の薪の積み方

うちで使用している薪は大きさも長さもバラバラです。ゲンコツサイズの小さい薪から「ちょっとこれ入らないんじゃないの?」的な大きなものまで。

大きな薪はストーブの温度がかなり上がっていないと安定して燃えないイメージがありますので、私のような素人は後から投入したがります。

しかし先生は「そういうデカイ薪は先に入れろ」と仰います。なぜか?それは

後から入れるのは怖いからだそうです。なんちゅう単純な理由。

確かに火室の中に入るかどうか分からんようなでっかい薪をくべるのは恐怖です。くべたもののドアが閉まらず火が付いて燃え始めたら大変ですから。

そんな燃えそうもない薪をピキャンオーブンの小さな火室内に積むコツは、一番最初に左右に立て掛けて入れてしまう。これ重要項目です。

薪を左右に配置

薪の並べ方1

自分のなかでは薪は組むものと思っていましたから、なにこれ?な薪の並べ方。ちなみに真ん中のほっそいのは焚き付けです。

もう一本乗せて完成

焚きつけを真ん中に適当に置いた後、この上にもう一つ程よいサイズの薪をどかっと置いて終了です。この上の薪が「橋渡し」役となり、放って置いても全体に火が回る理屈(らしい)。

薪の並べ方2

焚きつけが燃え尽きたら上の薪が手前に落ちてきそうで怖いのですが、本人は「気にしない」そうです。。隙間にもう数本焚きつけを無造作に突っ込み完成。とりあえず物は試しに火を点けてみましょう。

ストーブの温度の上がり方

雑誌の1ページをくしゃっと丸めて焚きつけ部分に突っ込んで着火。ライターよりもマッチを使った方がなぜか確実に火が点く不思議。

写真のExif情報によると17時17分着火。

着火

ピキャンオーブンはドア中央にネジ式の空気孔が付いています。もちろん全開。ダンパーも「開」でフタを閉じると一気に燃え始めます。

薪ストーブの着火2

17時24分。着火から7分後。一番上の薪に火が回り、奥から回り込むように両側の薪にも広がって行きます。

17時24分

17時32分。15分後にはストーブ天板は350度に達しました。この辺りでダンパーを閉じます。鋼板製ストーブは立ち上がりがとても早いので、夕方から夜までみたいな運転を繰り返す家庭には非常に使いやすいです。

17時32分

 

17時38分。21分後には500度を超えてマス。。(一般の鋳鉄ストーブでは350度位が丁度良い温度)鋼板製ストーブと言ってもちょっと焚きすぎですね。

21分後

ピキャンオーブンは本体が鋼板で出来ていますがドアは鋳鉄製。500度を超えるとドア全体が微妙に歪んで開け難くなりますので(温度が下がれば元に戻ります)天板温度で350~450度くらいがこのストーブには最適な温度と思います。

鋳鉄の特性で高温状態にさらされると素材が変化してしまい歪んだまま戻らなくなったり、脆くなってしまうそうな。なのでALL鋳鉄製の薪ストーブはこんな焚き方絶対に出来ませんので注意して下さい。

全体に火が回って怒濤の火力。どんどん部屋が暖まり始めます。

火力最大

 

全体に火が回り巡行運転になったらエアーを絞ります。一杯まで締めた所から半回転ほど戻す感じ。広葉樹の薪を使って焚けば空気量を絞っても極端に温度が下がる事なくじわじわと燃え続けます。ストーブの温度が上がっているので目視出来るような煙も出る事はありません。

我が家の巡行運転温度。380~450度位。このくらいの勢いで焚いてもストーブ自体はなんともありません。大雑把な薪ストーブオーナーにはぴったりであります。

ピキャンオーブンの運転温度

薪の追加

薪の追加のタイミングは入れる所(スキマ)が出来たら入るだけ入れる。

小さい薪ストーブの場合は大きめの薪が3本入ったらほぼ満タンですから、どれかが熾火になる段階で次の薪をくべるのが良いようです。着火から一時間もすれば最初の薪が小さくなっているので、その隙間にもう1〜2本追加。

追加した薪が燃えている間に最初の薪が全部熾火になるような感じ。この状態になるとめちゃめちゃ暖かいです。

最初に沢山焚いて大量の熾火を作る事が体感的にとても暖かく感じるコツだと思います。

おわりに

過去には下の動画のような焚き方も試したのですが、温度が上がるのが非常に遅くて「暖まり感」が薄かったのですが、まぁこんなもんかと思っていました。しかし、先生が焚きつけると暖まるのが早い!熾火が山ほど出来る!等の差がハッキリ感じられました。

 

ストーブに優しく焚くには動画の方法が良いと思いますが、こちとら実用本位な薪ストーバーですから手っ取り早く暖まりたいわけです。

忙しく、冷え性な主婦から学んだ薪ストーブの焚きつけでした。奥様ストーバー様は是非お試し下さいませ〜。

それでは今回はこれでおしまいです。ありがとう御座いました。

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