前回は「常温マイナス25度を達成する!!」という目標を掲げた訳ですが、LPガスを使った冷却がかなりヘボまってしまっている私の冷蔵庫の場合、この目標値はどこかに潜む障害を取り除かなければ到底実現不可能な数値。
どの位ヘボか?と問うたらば、常温マイナス16~7度が目一杯。いくらヘボ冷蔵庫とは言え、庫内温度で10度以下は保って欲しいので実質的な使用限界気温は「26度」と言う事に。。。
26度なんて秋とか春の心地よい季節までですから、夏場は氷を投入するなどの介助が必要な「ガス食いクーラーボックス」と成り下がります。
「ザ冷蔵庫」の肩書きに恥じない超冷却機能を取り戻す為に、必要なのは問題箇所の特定。つまり!ガス圧を確認する事が必須とあい成ります。
参考資料
ネットで調べているとこちらのサイト内で色々な冷蔵庫のサービスマニュアルを見る事が出来ました。あり難い事です。
私の冷蔵庫「Dometic 2193」そのものズバリはありませんでしたが、2190など近いサイズのサービスマニュアルはありましたので、そちらを参考にしました。
どの3way冷蔵庫も動作原理は同一ですから故障箇所診断や修理手順もほぼ同様です。
ガス圧で診断
上記サービスマニュアルによればガスでの冷却不良には「プレッシャーポート」によるガス圧測定が行うべき診断の第1手順です。そして測定されたガス圧は「11 inch water column 以上」でなければなりません。
ここでガス圧が足りなければ必然的に火力も既定値に達する事がありませんので、結果として冷却不良となります。
私が過去に行った冷蔵庫メンテではバルブの圧力調整の確認は「口でくわえて息を吹き込む」というアパッチ野球部真っ青のアナログな手法で導通を確認しました。
これにより得られた結果は「まぁ通っている」位で、それが適切な導通であるかは分かる由もなし。その時はそれで済ませてしまいましたが、真っ当な診断の為にはまず第一にガス圧を把握する事から始めなければいけません。
ガス圧の測定なんて圧力計無しには不可能か?と思いましたがあるんですね、DIY的手法が。
英語で「manometer」とググれば分かるかと思いますが、原理はすっごく簡単です。透明なホース内に水を入れて片方をバルブに接続。バルブオープンでどの位水位(インチ)が変わるのかを読み取ればそのまま~inch water columnになります。
DIY manometer(マノメーター)
百聞は一見に如かず。と言う事でこちら。
ダンボール圧力計〜!
段ボールでも合板でも良いのですが、早い話が透明なホース(φ10くらい)をくくり付けて水を適量注ぐだけw
U字に折り返すのですが、カックンと折り曲がらないようにカーブさせてくくり付けるのがミソ。こちらのサイトが参考になります。手作りマノメターを使ったリークテスト等のやり方も解説してあって勉強になりました。
ガス圧力の測り方
不調の原因を絞る
ガスパイプ→オリフィス→バーナー→煙突+フリューバッフル
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