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COLEMAN 412H パワーハウス2バーナーの修理

前回の時計に引き続き道具のメンテネタです。トレーラーでキャンプするようになってすっかり使用頻度の減ってしまったアウトドアお料理セットの1つ「COLEMAN 412H」。遠い昔にホムセンで購入したツーバーナーですが数年前に久々に使おうと思ったらポンプカップがダメ。いくらポンピングしてもすっこすこで全く空気が入りません。

ポンプカップをアッセンブリー交換して現役復活と思いきや、今度はポンピング後にしばらくすると圧力が抜けてしまう故障が発生。この時点でもう嫌になっちゃって更に数年間放置しておりました。

ゾンビ的な風貌を誇るわがツーバーナー

そんな調子でベンチ落ちした故障選手の代わりに使っていたのが「イワタニ カセットコンロ」。言わずと知れたご家庭での「すき焼き」や「鍋」のお供ですが、キャンプ道具としてはあまりにも庶民臭が漂い過ぎるお品。

正直相当こっ恥ずかしい。これをキャンプ道具のスタメンに入れている時点でなんちゃって丸出しであります。今ドキはシャレオツで雑誌から飛び出してきたよなキャンパーの方々が多いのでさらにもダサ感を増しマシてくれます。

このカセットコンロ、値段相応と申しましょうか、、剛性もかなり低めに設定されていますので、度重なるダッチオーブンスープレックスにより五徳の天板ごとサバオリ気味にふんぞり返ってます。ガス収納のフタはヒンジが取れてパッカパカ。まさに満身創痍。

そんなボロクソと表現されてしまう我が家のイワタニカセットコンロですが、燃料がコンビニで手に入るのでお気楽という点では非常に優秀です。それともう一つキャンプ場で「絶対に盗まれない」というのもお気楽ポイントとしてはかなり高めであります。( ´_ノ` )

基本的に使えりゃ良い!のポリシーで遊び道具は選定していますので今までの使用用途でボロボロイワタニクンに不満を持った事は無かったのですが、最近ビストロポプシクルに新しく加わった新メニュー「バッファローウィングチキン」の調理で圧倒的な火力不足を経験する事になります。

バッファローウィングとは、平たく言えばカラ〜いフライドチキンなんですが、このお料理をキャンプでやるとダッジオーブンと結構な火力のコンロが必要なのです。

もちろんセオリーにしたがって『二度揚げ』をすればきっと良い結果を得られるのですが、こちとら酒飲みの自堕落キャンパーを気取っていますので是非唐揚げは一度揚げのみで済ませたい訳です。

その為にはチキン投入で急降下した油の温度をすぐに回復する事が出来るくらいの余裕を持った火力が必要。ダッジオーブンがいい仕事して油温度の保持にガンバルのですが、夏場なら兎も角、寒い時期はイワタニの火力にとっては荷が重く、油温ダダ下がりからの中々きつね色にならねぇのスパイラルに陥ります。

そこで、やっと本題!寒中キャンプ中の火力と言えば左様!ガソリンバーナーの出番とあい成りました。気化熱によるタンクの冷却もありませんので安心して寒中キャンプでの揚物に専念出来そうです。

さて、前置きが長過ぎてブラウザをそっと閉じた読者の諸君!ようやくコールマン 412Hのチェックバルブ交換が始まるよ〜!!戻ってきて〜!!

チェックバルブの交換

ポンプカップはゴム部品ですから比較的へたりやすい様で、ユーザーの皆様でもこの部品は交換の経験があると思います。取り付け部分を捻るだけでポンプカップASSYは取り外し可能でお手軽に修理出来ますのでここでは割愛。

今回交換するのは『チェックバルブ』という部品で燃料タンク内で圧縮された空気の圧力を外に逃がさない為の「弁」の役割をしている部分です。

チェックバルブの場所はポンプカップが入っているシリンダーの底。ポンプカップを取り外すと底に見える真鍮色の部品がそれです。

チェックバルブの位置

調べてみるとこれを外すには専用の工具が必要だそうです。例えばこれ

 

ただのレンチのくせにとんでもなくお高いです。。ジョーダンジャネー。

作った方が早い(安いw)と言う訳で新品のチェックバルブを取り寄せて、それに合わせてレンチを製作します。チェックバルブはこれ。412Hはもちろんコールマンの2バーナー、ランタンも同じチェックバルブを使います。ランタン用も交換しましたので2個購入。

 

届いた新チェックバルブ(上)。ステム付きです。古い方(下)は見た感じなにも異常はありませんが、中に組み込んであるバネが弱くなったんでしょうか?

新旧チェックバルブ

肝心の取り外し方は以下の通り。

新しいチェックバルブの溝幅を測ると3mm丁度ですので、M14のネジの先端をサンダーとやすりで削った特製レンチを製作。

自作チェックバルブレンチ

シリンダーにボルトを入れて、インパクトドライバーでタカタカっとやれば簡単に外れます。

150mmくらいの長さのボルトであれば充分に「押し」が効きますからネジを舐める事もないでしょう。素材自体が柔らかいので舐めちゃう方も結構いるらしいです。

緩めたチェックバルブはステムをちょっとねじ込んで引っ張れば抜けます。逆の手順で新しいチェックバルブインストールして完了。ちなみに締め付けはインパクトではなくて普通のボックスレンチで。ちょっと締まっていれば充分ですから締め過ぎに注意です。

再塗装

これで機能は回復。第一線で再活躍してもらう前にこのサビサビの廃棄物寸前のガワが非常に気になりますので、リペイントしよ。

錆びたツーバーナー

サンダーで削ってみると思ったよりも逝っちゃってます。全部取ろうとすると穴が開きそうw

そんな困った時は「サビチェンジ塗りたくり」の施術によりサビ処理終了。塗ったところは黒サビに変化してサビの進行を止める事が出来るのであーる。

サビチェンジ施工後

ニッペ さびチェンジ 160ML

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上のパネルもテキトーにこすりまして。。

天板

おもむろに出来上がり。グレーにしてみました。

完成

唐突に玄関先で炒飯を作ってみます。こ、これはすばらすぃ火力。家のリンナイのコンロよりもさらに火力強い感じです。いつもの様に中華鍋を熱して油を入れたら引火しましたw

炒飯

唐揚げにはモッテコイの火力が今ここに復活。20年ほど前にホームセンターで買ったこの2バーナー。この調子ならまだまだイケそうです ´ ▽ ` )ノ

それでは今回はこれでおしまいです。ありがとう御座いました。

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