2017年。ついに、猛烈に久しぶりに初春から釣り開始です。スタッドレスタイヤを無理して買っちゃったので、釣りも頑張って行かなきゃソンソン。頑張って山の奥まで行くゾ。
今回目指すは我が地元大井川上流の井川地区。地元っても我が家からエッチラオッチラ2時間半はかかる、近くて遠いお隣街。
大井川上流に向う南アルプス公園道路（60号線）はがけ崩れ常習犯ですから、いつも何処かで通行止め。今回もいつも通り通行止めの箇所有りです。
通行止めを「しずみちinfo」でチェックすると、なななんと！釣り核心部のさらに奥ならまだしも、ご丁寧にも釣り場の丁度入り口が崩れちゃってる！しかも復旧のめどが立っておりませんです。
あの〜、気合いが入って年券買っちゃったんですけど〜。。
ま、いいや、とりあえず以前の井川キャンプで宿泊したキャンプ地まではギリOK。ここをベースキャンプとして行ける所まで歩きで行くプランです。
そして今回の旅の勘所は「お独り様二泊の旅」。
女房子供は置いて一人、黄昏の釣り旅ゆえ、今回ばかりは我が移動住居を独占！ベッドに布団で寝ちゃうも〜ん！（いつもは廊下で寝袋です。。）
コンセプトは食って寝て釣るです。釣るぞ釣るぞ〜！！
今回のトラブル
それは突如として訪れました。プロパンガスのガス切れです。。
今回の温泉である「赤石温泉白樺荘」は、がけ崩れの為、無期限営業休止中。ついに我がキャンピングトレーラー備え付けのシャワールームがフルパワーを発揮する時が来たっ、よっしゃ！釣りから帰って汗を流し、さっぱりした後のビール！ツマミはチャーシュー！車内ポカポカ！
こんなゼイタクを僻地にて自力で実現させる事こそ、キャンピングカーをフル活用し、あぁ素晴らしきかなトレーラーライフの感慨にふける事が出来るただ１つの方法である！との確信を持ち、事前に準備した今回の釣りキャンプ。
釣りから帰った夕方、早速室内をFFヒーターで暖めていざ！ボイラーでお湯を沸かさんとした矢先
「チッチッチッチ、、、、」
どこからかチッチチッチと電子音が聞こえます。耳を澄ませばその音が聞こえてくるのは足下のヒーターから、、。
あれ！？FFヒーターが着火を試みてる、、、。つまりですね、、これは、た、立ち消え、ってゆーか、ガス切れ♡
うそっ、まじで？プロパン一本カラなのは知ってたけど、もう一本は半分くらい残ってるって信じてたのに！！
パンツのまま外に飛び出てプロパンの元栓をグ〜ルグル全開にし、「しっかりしろっ、戻ってこ〜い！」とプロパンを励ますもぷしゅ〜〜〜と言ったきり完全に空になった模様。
ヌクヌクの車内でさっとシャワーを浴びてビールをキュッと飲む夢は早々に諦めざるを得ません、加速度的に冷えゆく車内で如何に快適に過ごすか？に路線を変更します。
今の半裸での野外蘇生作業でかなり寒くなっちゃった♡
残されたのはキンキンに冷えたビールとチャーシューとフリースやらダウンやら全て着込んで鎮座する熊一人。
コンナハズジャナカッタ。。
食う！
初日の朝は起きて直ぐにヒーターで暖を取りながらお米を炊きます。今にして思えばこの時が一番贅沢だった。
お独り様な朝食には「炊き立てごはんの卵かけ」と「インスタントしじみ汁」。食後には特製生かすていらをホットコーヒーで頂きます。質素な朝食が贅沢な時間をよりホッコリと引き立ててくれます。
昼は炊いたご飯で塩にぎりを結び、河原でライズを待ちながら食べたりしました。ライズなんて見ませんでしたが、、
さぁ夜は、お待ちかねのディナータイムは今回の『食う』コンセプトの主役、チャーシュー作り！そしてそこからつむぎ出す定番メニュー「チャーシュー丼」。
しかしここに至るまでにLPガス切れのトラブル発生の為、絶品チャーシューご賞味会から寒中チャーシュー早食い大会になってしまいました。
寒くってゆっくり食べていられないわけです。
しかし旨かった。部屋が暖かければもっと旨かったはず。君の味にたいそう励まされたよ。ありがとう、豚。
寝る！
今回は自分専用にアレンジされた車内。オヤジのスミカ。脳内では「フライタイイング」〜「パソコン遊び」〜「布団でゴロゴロ」〜「TV観賞」の永遠ループで楽しむ予定が、暖房レスで極寒な車内事情により布団に入りっ放しの一夜を楽しみました。
録画してあった映画「シークレットサービス」がこんなに面白いと思った事はありません。ありがとう、クリント。
釣る！
え？なんで魚のお写真じゃ無いのかって？、、、あ〜、うん、まぁそういう事です
(-＿-)
朝からやけに冷えるなぁ〜とか思って早朝の散歩としゃれコミましたがいきなりの雪。。どーりで寒い訳だわさ。
お陰様で魚っけ一切無しな一日。
相変わらずの崩落っぷりが至る所に見られます。こんな所に一人で立ってると畏敬の念を抱かずにはいられません。
木々達も微妙に春っぽくなっちょりますネ。
途中、60cmくらいのデッカいスズメバチの巣を発見。ここなら熊の餌食になりませぬ。アッパレ大自然。
静かです。竿も曲がらないほど。。。
今回の我が家風景
おわりに
プロパンガスが無くなって重要なライフラインが断たれた時、なんだかものすご〜く寂しい情感が漂い、「も、もう帰っちゃおうかな〜」等の考えが一瞬よぎりましたがやっぱり泊まって良かったです。
如何に暖かく過ごすか？という遊びが出来たのも一人旅ならではの楽しみ方。女房子供がいた日には何を言われるか分かったもんじゃありませんから。
金曜日の深夜に到着、土曜一泊で日曜の朝帰り。ぐっすり眠れて全く疲れません。キャンピングカーが無かった車中泊時代がうそのような快適な釣り。今シーズンは時間を作ってまた来よう。
今回の釣りキャンプはここまでです。次回は釣れますよーに。
ありがとう御座いました。
COMMENTS