ポプシクルの冷蔵庫

プロパンガス(LPガス)ボンベの充填拒否問題

ななな!なんてぇこったぁ〜〜い!つい先日空になったプロパンガスのボンベを充填する為いつものガス屋さんに電話したところ、持ち込みボンベのガス充填を断られてしまいました。

突然の充填拒否

数年前から話題になっているキャンピングカー等で使用する小型プロパンガスの充填拒否問題。行政からの小型ガスボンベへの質量売り、つまり量り売りを自粛するようにガス販売業者に通達が出されているようでした。

1.5年前にも噂には聞いていましたが、その時は何の苦労も無くご近所のガス屋さんで充填可能でした。

そんなふうでしたから、お上の通達が浸透するにはまだまだ時間が掛かりそうだぜやったぜ田舎バンザイ!とか思っていましたが、まさかこんなに早く自分の身にも降りかかってくるとはついぞ思いませんでした。

ど田舎の私の地域には「コンプライアンス」とか言う言葉は縁もゆかりも無い言葉、知った事かよル〜ルルル〜と鼻歌交じりに営業しているかと思いきや、意外や最近になって企業的なコンセンサスっちゅうモノが整ってきた様です。

他の充填所を求めて

まったくもって嬉しくないお話なのですが、こんな横文字をこの辺りの人間が使うようになっては世も末。ガスボンベを使用しているこちらとしてはたまったもんじゃありませんが、駄々をこねても仕方がないので、別の充填所に片っ端から電話を掛けてみました。

一件目。「新規のお客様はお断りさせて頂きます」

二件目。「持ち込み充填はお断りしています」

三件目。「充填する機械無くなっちゃったヨ」

四件目。「行政の指導が厳しくなってナンタラカンタラ」

以下略。

なんちゅうショッパイ対応。。ホントにどこも充填してくれないヨっ。

 

専門に意見を聞き対策を考える。

藁にもすがる思いで我が家「とみわみの家」建築時にお世話になった地元の水道屋さん(ガスも扱っている)の担当にTEL。

事情を話して攻略法?を聞きました。以下まとめ。

一つ目は私のガス契約先がこちらの水道屋さんでは無かった(管轄外でした)のでボツ。

2つ目はLPガス規制の項目の1つであるらしい30分問題によるもの。

30分問題とは。 (2016.4.28 液化石油ガス流通ワーキンググループより引用リンクは下記)

LPガスを供給する際は緊急時対応が速やかにできるように、事 業者から30分以内の場所にしか供給してはいけないというルー ルがあり、キャンピングカーなど広域に移動して使用する場合には 供給ができないとして、LPガスの充填を断るケースが多いこと。

ふぅう〜ん、、、ははぁ〜ん!わかりました!それではもうキャンピングカーでのガスは使用しない事にしまして、お家でのバーベキューに特化した運用に変更です!

 

つまり、ガスの使用用途は自宅でのBBQ。よし、間違いなし。。

 

おしまいに

上記の30分問題引用先の下記PDFの著者であるフジガス(富士瓦斯株式会社)様はFRP製のガスボンベを提案しているそうで、こちらのPDFにまとめられています。(直リンクは控えましたのでブラウザにコピペにてお願いします。)

http://www.meti.go.jp/committee/sougouenergy/shigen_nenryo/sekiyu_gas/lp_gas_wg/pdf/003_06_00.pdf

中でも目に留まったのはPDF内の一番下の方に書かれている下の一文です。

LPガス事業者が質量販売を行いやすくするための実態に即 した法整備が必要

移動可能な設備で使用されるガスボンベにかかってくる規制(30分問題)が、プロの目からも実態に則しておらず暗黙の了解で実運用されている訳です。

それでいて、規制しやすいキャンピングカーでの使用は徹底的に締めつけてくる辺りが、非常に不条理にも感じます。

そんな訳であまり声を大にしてオススメ出来ませんが、キャンピングカー愛好家としましては、8kg以下の移動可能なガスボンベは(法律に合致していても)非常に危険だそうなので、キャンピングカーでの運用では無く、自宅でのBBQで使う事にしましょう!

30分問題が現実に則した規制になれば至って普通に充填してもらえるのに、なんだかとても残念です。

もうちょっとまともな規制(充填時にガス器具類の安全確認義務化等)に変更される事を願うのみです。

こんな事が続くようならカートリッジガスのジュズ繋ぎなどの魔改造を施してキャンピングカーを運用せねばならんかもですが、そっちの方が遥かに危険な気がしますが、ランニングコストで言えばカートリッジガスの方が安いくらいです。(後ほど計算したら間違ってました(汗)こちらもご参照下さい)この案件はまたの機会に考えましょう。

今回は以上です、ありがとう御座いました。