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牽引車を大電流用の電源車にする

はつでん‐き【発電機】

けたたましい音を立てて電気を作る小型の機械。

電気とは引き換えにヒンシュクを買い静けさを売り払う悪魔の箱。

〜Popsicle国語辞典より

と、こう書いてあるのですがおまけに非常に高価と言う事も付け加えなければなりません。

私のような清貧トレーラー牽きはひぃひぃ言いながらキャンピングカーを買ってしまったもんだから、これ以上の高額出費はダメ!絶対!であります。

しかし、しかしですよ!あるんです、発電機を使いたくなる家電と言うものが。それはすなわち「電子レンジ」です。

エアコンも夏場は使いたくなるものですが、これは出来るだけ高地に移動して遊ぶなどして稼働率をゼロにして解決していますのでこれは良し。

しかし、旅行メインのキャンプなどは軽い朝食や昼食などは残り物を「チン」して楽をしたくなるのも人情というもの。

文明の利器、調理時間の節約、旅行時間の最大化、などなど電子レンジを称賛する声大多数の中、それをすべて打ち消すほどの欠点を合わせ持っています。それは「大電流家電」。

家電会の「Sir」の称号とも言うべきオーバー100アンペアを誇る家電。家電三兄弟、「エアコン」「電子レンジ」「ヘアードライヤー」の内の次男。

「いると凄く便利な子なんだけど、とにかくいっぱいご飯食べるのよ〜、もぅ〜こまっちゃう〜」と、ご近所で評判な程の大食らいっぷりで、電力に乏しいキャンピングカー界隈では常に目の上のタンコブなのです。

ご存知の通り、キャンピングトレーラーの平均的なバッテリー積載量はせいぜい2個で200アンペア程度。一般に電流の流失量が1つのバッテリーから30アンペアを超える辺りからバッテリーにとっては過負荷になり、寿命が縮むそうです。

電子レンジは1100w程度ですから12vで割ると約92アンペア。バッテリー3個積めばなんとか数分なら行けそうですが、300アンペアなんて充電するだけで1.5日くらいかかりそうな勢いだし、キャンプ中は節約して使ってるバッテリーを一気に消費してしまってモッタイナイ感が。

しばらくの間ホームセンターやネットで発電機の価格を調べる毎日。一瞬中華製の安物にぐらっと来つつもそこはグッと踏ん張り踏みとどまる。今度はホンダにぐらっと来て踏みとどまるを繰り返す事数回。実使用の稼働率とコストの事も考え、ついにはばからしくなる。。

一年程前の事で失念してしまいましたが、何処かの車サイトで車のオルタネーターからインバーターに直接直流電流を取り、電気ケトルを駆動する記事を発見します。

ふむ、なるほど、これなら投資はインバーターのみでよし。ダメでもインバーターはいつか使うしという思考回路の変換により一気にこちらに傾きました。

ただ、これを行うにはそれ相応の大電流を発生するオルタネーターがヘッド車に装備されていなければイケマセン。私の車は流石アメ車。160アンペアの無駄にデカイと思わせるほどのオルタネーターが付いていました。電子レンジで92アンペアですからこれは余裕で駆動出来ます。エアコンでも恐らく大丈夫でしょう。

そうなったらもう辛抱溜まらん!早速、BAL [大橋産業] DC/ACインバーター 2000を購入し、牽引車に装備しました。

現在はモデルチェンジしていますね。

配線はインバーター本体に同梱のモノでとりあえず結線しテストしてみた所、しっかり動作しました。

河川敷など、日帰りキャンプにはなかなかに便利な装備です。初めはバッテリーに繋いでボンネットにインバーターを設置しただけだったので、いちいちボンネットを開けコンセントを繋いでいました。

これだといちいちややこっ恥ずかしい。やにわにボンネットを開けてインバーターとキャンピングトレーラーを接続する様子はハタから見たらただの故障車。

「ヤダー、あのデッカい車。こんな所で故障しちゃってるぅ〜、流石外車よね〜」

とかいう女子高生の蔑んだ呟きが聞こえてきそうでよしっ!一念発起して、6ピンカプラーをヘッド車に増設後、配線。キャンピングトレーラーの連結と同時に1800wインバーターも接続出来るように改良しました。うむ、これでよし!

装備後、一年ほど使用していますがなんら問題ありません。1つ問題があるとするならば、最近は電子レンジ自体を使わなくなってきた事でしょうか(汗)

どちらにしても私にとっては発電機はたすきに長すぎる物だったようで、今さらながら買わなくて良かったと思っています。

 

 

 

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