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100Vの電化製品 〜キャンピングカーのコンセントは飾りだった!

コンセント

100Vの電化製品を使いたい!

これまたキャンピングカー(tglobeキャンピングトレーラー)を買って驚いた事の1つですが、なななんとっ!備え付けのコンセントは飾りでした!

無改造のキャンピングトレーラーでは「AC電源無しのキャンプサイト」でキャンプ中に100Vのコンセントは使えないんですよっ奥さん!

え?電源無しだから100Vが使えないのは当たり前だって?いや、キャンピングカーは積載している自前のバッテリーがあるんだから、電圧を変えれば100Vだって使えるはずなんです。

確かに自宅に泊まっている時、またはキャンプ場でAC100Vの電源に繋いでいる時(フックアップと言います)はキャンピングカー内のコンセント(椅子の下やベットの横など合計で4箇所)はちゃんと使えます。

しかし、フックアップ出来ない河原や僻地のキャンプ場など100V電源が繋げない場面は多々あります。そんな時は積載しているキャンピングカーの12Vバッテリーの電圧を「インバーター」という電圧を変換する機械で100Vに昇圧します。

そもそも、このインバーターが標準で私のキャンピングトレーラーに付いていませんから、フックアップ時以外は全く使えないただの飾り!

まぁ、今になってみれば当たり前なんですが、無改造の車ではキャンプ中(12Vバッテリー使用時)はキャンピングカーの壁に備え付けられているコンセントが使えないんだ!とか分かった瞬間は「え〜!?あ、そ〜なの〜??」と声に出してビックリしたものです。

かと言って変圧器であるインバーターを付ければ壁のコンセントが使えるようになる訳でもない!という衝撃の事実を後ほど知る事になります。ま、これも今にして思えば当たり前だったんですが。。

キャンピングカー(キャンピングトレーラー)の電圧

通常のキャンピングトレーラーは、積載している12ボルトバッテリーに蓄えてある電池で各部分の電子製品を駆動しています。12ボルトの製品はもちろんそのまま駆動出来るので、照明、換気扇、ウォーターポンプなどの設備はバッテリーが切れるまでいつでも使えます。

それ以外の電子機器、例えばテレビや扇風機、携帯やパソコンの充電機はインバーターで12Vから100Vに変換した電力を使って駆動します。

インバーターを導入する

そこで100V電化製品を使うためにインバーターを別途購入して設置します。

私は400wの正弦波インバーターを購入しました。電子レンジなどの大電流家電には使えませんが、1800wの矩形波(くけいは)インバーターは牽引車に積んでありますので、正弦波のインバーターでも価格の安いこれで充分ですし、正弦波ですから家電も選ばず安心して使えます。

大橋産業(BAL) 3WAY正弦波インバーター 400W No1787

TV、食器乾燥機、扇風機が私の使っている主な家電ですが容量で不足した事はありません。

しかしインバーターを買ったとしても無改造ではキャンピングトレーラー内のコンセントに100Vに変換した電力を分配する事は出来ません。100V電化製品を使えるのはインバーターに直接付いているコンセントのみです。インバーターからの電気はキャンピングカー内に分配されていませんからこれは当然ですね?

しかしこれでは非常に面倒くさい。スマートじゃない。

電気をキャンピングトレーラー内に分配する

そこでコンセントから100Vの電気を使うようにするためにキャンピングトレーラーの分配機にインバーターで変換した100Vの電気を入力しなければなりません。

最初は単純にフックアップ用のコンセントをインバーターに差し込んだのですが、ななな、、なんと!いきなり充電し始めるじゃありませんか!自分のバッテリーを使って自分で充電する、夢の永久機関の誕生か!!いよっしゃっ!キター!!っとかそんなバカな話はありません!これやっちゃうと凄いスピードでどんどんバッテリーが減っていきます。

ですから100Vの分配機に入る直前にインバーターからの電力を入力してあげる必要があります。つまり、カシータ(T.Globe)でしたらトランスから出ている120Vと100Vの線の100V側に切り替えスイッチを入れます。

実際の結線

トランス

トランスから4本の線が出ています。それぞれ交流100Vと120Vです。テスターであたればすぐに分かると思います。

電磁継電機トランスから出たAC100Vをこちらのスイッチ(電磁継電機)に入力。ついでにインバーターで変換したAC100Vも入力してメインはトランスからの入力にして、インバーターからの入力があればそちらに切り替えてくれます。

戸上電気製作所の電磁継電機PAK-8JS22です。

こうして無事分電盤に入った電気はそこからキャンピングトレーラー内の各コンセントに分配されるようになりました。

こうした手をかけないと使えて当たり前の機能が全く使えません。カルチャーショック続きで楽しくもあるのですが。

こちらの記事(ヘッド車を電源車にする)もどうぞ。

2017/7/6追記

現在の配線がどうなっているのか、やっと図にする機会がありました。

配線図 現在

2018/5/20追記

ソーラーやらバッテリーやら電流計やらも追加して現在はこんな感じになっております。

現在のトレーラ電気配線

ソーラー発電のこちらの記事もご参照下さいませ。

ありがとう御座いました。

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COMMENTS

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  • comment-avatar
    つばめ団 7年 ago

    ホプシクル様
    初めまして。つばめ団と申します。記事の更新、楽しみにしております。
    私も昨年入手した中古のトランキルグローブで同じ問題に直面していたため、この記事の内容を参考にさせていただきたいと思います。
    自宅から駐車場まで離れているので、ソーラーパネルとインバータで100v電源を確保していますが、「飾り」だったコンセントが使えると便利になりそうです。

    • comment-avatar
      つばめ団 7年 ago

      ポプシクル様
      すみません。お名前間違えましたー。

      • comment-avatar
        ポプシクル 7年 ago

        あ、それと、紛らわしい名前でスミマセン〜。

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      ポプシクル 7年 ago

      つばめ団さま、初めまして!コメントありがとう御座います〜。
      あたりまえと想像していた機能が使えないのは初めはビックリしますよね。少しでもお役に立てれば幸いです( ´ ▽ ` )ノ

      ソーラーパネルは良いですね〜、財力に余裕があれば是非にでも装備したいものですが無い袖は振れません。。
      これからもよろしくお願いします!

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