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キャンピングカーの種類 〜 滞在型と非滞在型

キャンピングカーの種類 〜 滞在型と非滞在型

キャンピングカーを購入する時に調べてみると、実に様々な形態の車両がある事に気付きます。

いろいろな旅行のスタイルがあるように、キャンピングカーにもそれぞれ得手、不得手があります。

 

大きく2種類。

 

エンジン付きキャンピングカー

キャブコン

キャブオーバーのトラック車両をベースに作られたキャンピングカー。

バンコン

ハイエースなどワンボックス車をベースに作られたキャンピングカー。

 

動力無しキャンピングトレーラー

 

牽引免許必要サイズ(750kg〜)

エアストリームやホビーなど大型のキャンピングトレーラー。

牽引免許不要サイズ(750kg以下)

T.Globeやアドリアなどの小型のキャンピングトレーラー。

それぞれ同じように寝泊まりするキャンピングカーですが、使用上の特徴が微妙に違うのです。

バンコンやキャブコンと呼ばれるキャンピングカーは小さなトラックまたはハイエースやキャラバンがベース車両になっていますから、当然普通車の駐車枠に入ります。

旅の道中、何時でもどこへでも停車出来ることが何よりの強みでしょう。

同じような事をキャンピングトレーラーでやろうとしてもかなり無理があります。まず駐車スペースがバスや大型トラック並みに必要ですから、そういった顧客相手にしている施設しか気軽に立ち寄れません。旨そうな小さなそば屋も横目にして通り過ぎるのみです。これは興味のある場所をちょこちょこつまむような旅行スタイルの方にはかなりツライでしょう。

このように目的地までの移動中は、キャンピングトレーラーのスペースに関する短所が目立ちますが、いざ停泊地に到着してしまえば今度は動力付きキャンピングカーの短所が目立つようになります。

動力付きキャンピングカーは良い意味で中途半端なのです。宿泊設備を持つ「車」ですから1箇所に設置して過ごすという機能が非自走式のキャンピングトレーラーと比べて希薄です。

キャンピングトレーラーは停泊地に設置して過ごすためにデザインされています。タイヤ2本と最前部のヒッチカプラーでの3点支持ですから、仮に傾斜地でもタイヤのどちらかをスロープで上げて左右を水平にし、前方のジャッキを上げ下げして前後の水平を調整する事で完全に水平な床が作れます。

キャンピングトレーラー

その後に前後4本の安定ジャッキを出す事でサスペンションの機能を無くします。すると子供がバタバタしても全く揺れません。

この揺れないというのはかなり重要でキャンピングカー内で動くたびにユラユラ揺れるのはとても疲れる事です。キャンピングトレーラーにはもれなく安定ジャッキがついていますが、自走式のキャンピングカーには特別な防振装置が無い限り常に揺れてしまいます。水平も地面が斜めなら室内も斜め。床の快適さは駐車する場所にかかっています。

特に整地されていないようなフリーサイトで、込み合った場所だと水平な地面を選べる事はほぼ不可能です。かなり斜めな状態で過ごしているバンコンやキャブコンを見ますが、寝心地は、、きっと大変でしょう。

その他にも、キャンピングトレーラーの場合は牽引車でいつでも出かけられるのでちょっとお買い物や、近所をドライブ、日帰り温泉に行って帰ってくるなどの行動が自宅にいる時と同じ感覚で行えます。

このように一旦設置すると「家」として機能するキャンピングトレーラー。常に車であり続ける事で機動性を維持する自走式のキャンピングカー。それぞれ一長一短あるのです。

私のような停泊地を1箇所に決めて、何泊もするような旅行を好む方には安定感のある住み心地のキャンピングトレーラー。

各地を転々とする旅を好む方には機動力が高い非滞在型の自走式キャンピングカー。

どちらが良いと言う訳ではなくて、各使用者がどのような使い方をするかによってどちらの方が合っているのか、おのずとお分かりになると思います。

 

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