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ソーラーパネルをインストールする前に。

こちらの掲示板で報告しましたが、やっと90Wのパネルを入手致しました。チャージコントローラーはまだ買っていませんので充電用途には使えないのですが、これから徐々に用意して行こうと思っています。

何処まで使えるものか分かりませんが、実売1万円以内で90W出力のソーラーパネル。
下はamazonの100Wフレキシブルパネル。サイズ的には縦が925mmですからカシーターの屋根にはぴったりサイズですね。100W以上のパネルだと長さが1000mmを超えるものがほとんどですから、こういう縦が短いパネルって貴重です。


耐久性は使ってみないと分かりませんので取りあえず、どの程度の電圧と電流が出ているのか測ってみました。

 

ソーラーパネルがどのくらいの電気を作っているのか

朝一の曇り空での測定です。電圧は17Vちょっと。定格通り。

ソーラーパネルの電圧

 

電流は1.3アンペア。短絡電流5.3アンペア程ですから、曇り空ならこんなものなんでしょうかね?

ソーラーパネルの電流

そのうちパカ〜っと晴れてきたので一旦仕舞ったパネルを再度引っぱり出してきて測定。おっ!4.9アンペア!このあたりの数値をふらふらとしていますから17.19V×4.96A=85.26Wでほぼ謳い文句通りの性能がありそうですね。

実際には曇ったり晴れたりして発電量はコロコロ変わるでしょうから平均すると90Wパネル1枚辺り5~8アンペア/日くらいになるんでしょうか?

ソーラーパネルの電流(晴れ間)

ソーラーパネルの端子にテスターの測定子を突っ込むと「パチっ」とか言って火花が出ます。「オォ!!発電してる!!」とか当たり前の事にいちいち感動します。こんな薄っぺらいものが太陽を浴びて電気を作るなんて、まったくもってオドロキの技術であります。

 

必要な電力を考える

掲示板のこの発言通り、やっすいパネル敷き詰めて「ポプシクル発電所」として活用しようかと思いましたが、よくよく考えたらディープサイクルバッテリーを使った蓄電システムはそこまで大容量のソーラーパネルは必要ない気がしないでもないです。

というのも、ディープサイクルバッテリーの充電電流は多ければ多いほど良いわけではなく、容量の1/10くらいをチビチビと充電した方がバッテリーに優しい充電方法だからです。

実際に我が家のAC充電担当「デンゲン社AT-1210FX軍曹」は流石、この辺りの事を熟知されていまして、時間当たり10アンペア程度をまったりと充電してくれています。

そんなふうですから私の場合は100アンペア容量のバッテリー×2を使用して6泊7日を余裕でこなす為には一日辺り7アンペア程度の充電量があれば良いです。

この辺りの計算方法をもちいれば90Wパネルで

(90W×3)/12V×0.7=15.75アンペア/日(快晴時)

の発電量を見込めるでしょうか?さらに曇りの日はこの1/5に減るとして

3.15アンペア/日(曇り)。

と考えると私の場合はこれ1枚だけで従来(充電済みのバッテリーで5泊6日)プラス1日分の電力が太陽光でギリギリまかなえそう?みたいな雰囲気。欲を出しても後1枚(合計180W)あれば万全と思います。

 

導入後日談(2017/8/22追記)

実際に発電システムをキャンピングカーに組んでみて分かったのですが、12ボルト付近の充電電圧に降下されたソーラーパネルからの電力は晴れている好条件で4Ahほどの電流で充電されています。

曇っていれば0.5~0.7Ahとかも普通ですので、曇りの日でも安定して(一日合計20アンペア以上)発電したい場合のパネルは90W×3~4枚は欲しいと思います。つまり90W並列接続で合計300W前後でしょうか。

徐々に増設して実験して行きたいと思っています。資金があればですケド。。

チャージコントローラーについて

ソーラーパネルから得た電力をバッテリー特性にあった出力に変換して、いい感じに充電して頂けるアリガタイ装置がチャージコントローラーです。

チャージコントローラーはパワータイトPV-1212D1Aで決まりですが、もし200W以上のパネルを搭載するとなるともうワンランク上のPV-1230D1ABが必要になります。(500Wまで)

下が1212D1Aです。

こちらが上位機種。


上の事を踏まえると前者のPV-1212D1Aで問題ありませんが、上位機種PV-1230D1ABとの差額が4000円ぽっちですので、微妙に悩む所です。

追記;結局上位機種の1230D1ABにしました。

配線について

現状は105Aボイジャーバッテリーを2コ並列接続で使用していますが、これをそれぞれ切り替えスイッチで独立して使いたい。片側使用中の時にもう片方をソーラーで充電したいと思い、はて、何処かで見たような、、、とか検索したら以前kashaさんが書かれていたこちらのコメントがまさにソレでした。。気付かぬうちにパクっておりましてスミマセン!

当時見た時には実はあんまり理解していなかったんですが、最近になって実物を見て経験値が上がったせいか、突然理解出来るようになったようです。勉強の甲斐があった、、分かったふりしててゴメンナサイ(・_・;)

つまりですね、1つの電源系統(システム電圧が12V)の車内設備に充電電圧で15Vのソーラーが入ってくると、充電中は常に15Vのシステム電圧になるわけで、電圧に余裕がある機器なら問題ありませんが、例えばスイッチ端子が焦げたり、コンデンサーとかにあまりよろしくない影響があるやもしれません。

そこでバッテリーを切替え式にして、充電系と使用系の電圧を分けて安全安心なシステム作りっちゅうわけですね。

これも気長に手を入れて行きましょう〜!

後日談

上記の充電電圧(16V付近)とシステム電圧(12V付近)の差は実使用において何の弊害もありませんでした。

充電しながら各種機器を使用すると、電圧の降下があり実際の電圧は13~14V付近で推移しています。上記の様な心配は必要ありません。

おわりに

勉強し始めはさっぱり分からなかったソーラーシステムですが、徐々に理解出来るようになりました。掲示板で色々お教え頂いてますkasha様ありがとう御座いました。独り立ちの日も近そうです!

それでは今回はこれでおしまいです。またぼちぼちとソーラー充電関係は更新して行きますのでまったりとお楽しみ下さいませ。

ありがとう御座いました。

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COMMENTS

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  • comment-avatar

    ポプシクルさま

    とうとうパネル入手でございますね!
    切り替え式ソーラーチャージャーシステム完成が楽しみです!
    完成の暁には、私にもインストールお願いいたします!

    • comment-avatar
      ポプシクル 7年 ago

      kashaさんのお陰様でやっとスタートラインに立てたで御座いますよ!ありがとう御座います。
      完成の際には是非やらせて下さい!工賃お高く設定しておりますさかいに〜(笑)

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