Homeキャンピングカー

牽引車 Tow Carを選ぶ

牽引車 Tow Carを選ぶ

キャンピングトレーラーを引っ張る際の牽引車について聞かれる事があります。

車によって得手不得手がありますし、キャンピングトレーラーもヨーロピアンかアメリカンかでも相当異なります。

先日のヒッチ荷重の記事も参考にしてください。

無責任な言い方をしてしまえば、どんな牽引車を選んでも牽引免許が必要ないキャンピングトレーラーならば牽引は可能だと思います。ただ、精神的な余裕があるかどうかは別でしょう。

例えば湖畔や河原にあるキャンプ場に行けば、入り口とキャンプサイトの連絡通路には結構な勾配が付いた進入路と良く出くわします。勾配で言えば15%はあろうかと思うくらいの斜度です。

こうなってくると自車の後ろに1トン程度の牽引物を背負っているとなると、例えば二輪駆動の車だと、登坂能力が心配になってきます。殆どのキャンプ場でそういった場所はもれなく砂利道だったりします。おまけに雨だったりすると泣けてきますね。

先日訪れたキャンプ場は河原が整備された比較的入りやすい接続道路を持ったキャンプ場でした。しかし、山奥だった事もあり、幹線道路からキャンプ場の間に2本ほど沢を横切る小さな橋が有り、縞板鉄板で4メートルほどの橋が造られていました。

鉄板敷きで滑りやすいのに加えて、山からの沢水が常に流れている事もあり、登坂中にタイヤがズルズル滑る事がありました。

山奥のサイトならばそういった状況は比較的簡単に出くわします。

また、キャンプ場に入った道からまた出られるとは限らない事もあります。ルールが緩く尚且つ人気のキャンプ場だと良く起こるのですが、区画されていなようなフリーサイトで混雑してくると、設置位置にあぶれたキャンパーが進入コースの途中にテントを張ってしまいます。

もちろん他に進入路があるからそんな所にテントを設置しているのでしょうけど、その他の進入路が、そびえ立つような斜度だったり砂利道だったりするのが世の常です。

そんなところに遊びに行って脱出不能となるのは精神衛生上非常に宜しくありませんし、子供連れであれば父親の威厳が失墜すること請け合いです。そこで生活四駆でも本格的な四駆でもいいのですが、4輪駆動の車でさえあればそういった不安事からある程度開放されます。

アウトドア趣味が高じてキャンピングトレーラーを牽引してみようという方は、殆どの場合四輪駆動の車を乗っているようですから、現在の車を使って牽引する事が出来ると思います。

つまり、「牽引に最適な車」はSUVの四駆である事は間違いないのですが、セダンでもハッチバックでも可能でしょう。車種や駆動方式の違いはどこまで不安を取り除く事が出来るか?の違いです。

もし貴方が町中の公園しか行かないのであれば四駆さえも必要ないでしょう。

大切なのは好きな車で牽引する事です。その車が四駆であればなお良し。丈夫なラダーフレームを持つ車であれば更に良しでしょう。

 

 

スポンサー広告

COMMENTS

WORDPRESS: 0
DISQUS: 0
スポンサー広告