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造り付けの棚の作り方

前回の自転車置き場妄想編も壁まで、妄想お絵描きが完了致しました。さあお次は造り付けの収納を妄想したい所ですがその前に、実際に必要な寸法を測りつつ、大まかな大きさを妄想に反映して行きたい所です。

それにはどのように収納の棚を作るか、といった事が頭の隅にでも入っていないと現実離れした妄想となりまして、作る時に「なぁ〜に〜!やっちまったな!」なんて具合になりかねません。

そんなわけでまず、基本的な収納の作り方のレシピをご紹介です。

 

収納棚 自転車置き場用

材料

収納とは、言って見ればただの「箱」ですから面材を組み合わせて組み立てる事が出来れば材料は何でも良いわけです。今回は簡単な方法代表の「集成材」を使って作ります。

集成材を使った収納の良い所は

  • 切って組み立てるだけなので簡単
  • 厚さも自由に選べる
  • 丈夫である
  • 見た目が良い

と言った所です。

短所は木の塊ですからとても重い事です。

例えば今回制作するW800H600D300の棚とW1100D150の棚板だけでも集成材の定尺(幅500、長さ4200、厚25)のパネルをまるまる一枚使い切ってしまいます。

このパネル一枚30kg弱ありますから、こんな小さい棚でもかなりの重量がある事になります。

吊り戸棚等はこれらが壁からぶら下がるのですから、下地もしっかり入れておかないと結構危険なのです。

この辺りの事を承知しておけば、寸法をとりながらどの程度の下地が必要か前もって分かりますので、組立から取り付けまでスムーズに運ぶと思います。

自転車置き場といえば屋内のような屋外のような中途半端な場所ですから、ウレタン系の塗料で屋内用よりも防水力に優れた塗料を使えば、集成材でも耐久性は問題ないかと思います

では棚の作り方の基本的なお作法は以下の通りです。

 

棚の納まり

以前制作したキッチン兼本棚収納ですが、今回の収納も同じような調子で制作致します。

本棚

お作法としましては、天板→側板→上板=下板→仕切り板→棚板の順で寸法が小さくなります。どういことかと言えば下の写真のようになります。

上の板と間仕切り板が2~3mm程度の寸法差になるように材料を用意します。すると写真の様になります。こうするとすっきりと見えるんですね。

間仕切り板と棚板も同じように寸法差をつけます。

こうして出来た上にカウンターの天板を乗せる事でカウンター収納が完成します。基本的に一番端の側板は「縦勝ち」と言って棚本体の上下一杯まで延ばします。

側板の切り口は後から乗せる天板で隠されますから、どこから見ても切り口がほとんど見えないキレイな仕上がりになります。

 

寸法例

具体的には、幅800高さ500奥行き300の棚で真ん中に間仕切りをいれて、正面から見て「田」の字の棚を作りますと以下のような寸法になります。

[su_table]

部位 長さ
天板 300 800
側板 2枚 298 480
上板 760 296
仕切り板 294 440
棚板 2枚 740 292
下板 760 296

[/su_table]

奥ゆきになる寸法が298→296→294、、と小さくなって行くのが分かると思います。

 

実測

棚はジープのハードトップを置く為のラックとしても使うので、あまり高すぎても乗せられませんから、自分の腰高よりもやや低めをカウンタートップにします。これを基準に水平線を回して家具の取り付け基準線に設定。

水平位置

 

棚の寸法をお絵描きします。壁裏はどうせ隠れてしまうのでお絵描きだらけ。

壁裏のお絵描き

最初は奥行きを400mmのカウンターにしようかと思っていましたが、材料を計算してみると4.2mの集成材が二枚も必要だと分かり却下。

300mmにしたらちょうどピッタリ一枚で済みましたのでそちらを採用です。

妄想に戻って定位置に家具を置いてみましょう。

家具を置いた所

たったこれだけですが、今回はここまでで、次回はその他の棚や照明を書いておしまいです。

ありがとう御座いました。

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