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DIY!セルフビルド(ハーフビルド)工務店との協業方法

さて、最初にお断りしておきますが、前回に引き続き今回もアウトドアとは全然関係の無い更新となっております(汗)。何を隠そうセルフビルド系DIYerでもあった自分を久々に思い起こし、過去のノウハウの1つをお披露目しましょう!というのが本題で御座います。

切っ掛けとなるコメントを頂いたスヤムさんありがとう御座いました!

遥か以前に掲載しましたセルフビルドと建築資金のお話の回の続きになります。当時の回をざっくり説明致しますと、セルフビルドにはまとまった資金が必要でありますので、「工務店に一部工事を委託する」事を前提に手っ取り早く銀行からお金をありったけ借りてしまえ!というお話でした。

首尾よく協力して頂ける工務店様を発掘したあなた!オーソライズド「ド素人」なセルフビルダーにプロが協力してくれるってかなりレアな事例な訳ですが(汗)、そんな難関を乗り越えた先に待っているのは潤沢な「趣味の資金」と、実際に家作りを行う為に必要なプロとのやり取りであります。

各職種と自分の係わる作業を把握する

趣味の資金はノドから手が出るほど欲しかったものですが、建築を生業とする方々とのお付き合い、、これははっきり言って腰が引けました。だってこちとら生産性皆無の素人のお遊びでしかなく、対する本職は生産性「命」のオシゴトですからどうやったらお互いに衝突せ(怒られ)ずハッピーなDIYライフを営む事が出来るのか。考えれば考えるほど色んな場面で足手まといになり怒られる可能性「大」。うぅ胃が痛い。

と言うわけで、実際に私が現場に入って怒られずに遊んだ方法をご紹介です。

まず初めに、実際の建築には思ったよりも多くの業種が係わってきます。現場が進行していけばこんな業種の方々にお世話になりますので以下にご紹介。

実際にうちに入って頂いた業種を工期初めから終わりまで挙げますと、、

  • 地盤検査
  • 基礎
  • 足場
  • 衛生設備、配管
  • 電気
  • ガス
  • 大工(躯体、下地、内装の造作)
  • アルミサッシ
  • 建具(ドアや収納)
  • 板金(屋根、壁)
  • 左官(外壁、駐車場土間)
  • 塗装(合板仕上げの壁)
  • コーキング

全部セルフビルドで建てちゃう人は上の作業全部やらなきゃならんわけで素直に尊敬です。凄い作業量になると思います。私の場合はお金払って工務店の協力を得ていますので大変な所は全部お任せ。思いっきり楽させてもらい、おいしい(面白い)ところだけつまみ食いをします。こんな感じ。。

  • 地盤検査(工務店手配)
  • 基礎(工務店手配)
  • 足場(工務店手配)
  • 衛生設備、配管(工務店手配)
  • ユニットバス設置(DIY)
  • 電気(工務店手配)
  • ガス(工務店手配)
  • 木工事(大工さんとDIY)
  • アルミサッシ(工務店手配)
  • 木製建具(工務店手配)
  • 板金(屋根、壁)(工務店手配)
  • 左官(DIY
  • 左官(外壁、駐車場土間)(工務店手配)
  • 塗装(工務店手配)
  • コーキング(工務店手配)

やべ、、全然自分でやってないな。。こうして箇条書きしてみると如何に自分でやった所が少ないか思い知るわけですが、持てる時間全てをセルフビルドに費やすわけにもいきませんからこんなもんとしまして、重要なのはどのように作業を分配するかなのであります。

上記のように電気屋さん、ガス屋さん、コーキング屋さん‥etcありますが、これらは思い切って丸投げ出来ます。各業者様とは工務店を通して指示を出した部分もありますが、基本的には直接打ち合わせをし、どのようにしたいか?を事前に決定、伝達しなければなりません。指示さえ済めばどんどん作業が進みます。あぁなんて楽なのでしょう(笑)。お金は掛かりますがw

希望施工箇所一覧を作る

完全に丸投げ出来る作業は職人さんと一切バッティングしませんから簡単に委託が出来ます。各職種との橋渡しをしてくれる工務店打ち合わせをしつつ、「施工希望箇所」として大まかな一覧表を作りました。下はその一部ですが全部お任せでやってもらう所は当該箇所の図面を渡すだけで終了です。細い指示は現場に入ってから全て行いました。

さて、肝心要のハーフビルドで問題になるのは木工事、つまり大工さんとの協業部分です。木工事と言っても多岐にわたりますから、どこからどこまでをDIYでやりたいのか?をハッキリさせておかないといけません。作業の進捗スピードの違いがあるので中途半端な分担作業は足手まといになってしまいますのでなるべく大きな区分をしつつ、作業を振り分けるように下の図のように赤枠内は自分でやります!と伝えました。

上の図の場合、私の作業はキッチン製作、ユニットバス据え付け&造作、炉台製作、木製引き戸一式の製作です。後は全部大工さん(^◇^;)

意思疎通のカナメと各図面

上の図でざっくりと作業分担を説明した後は、さらに天井、床、壁の造作意図を伝えなければなりません。

ここからは話し合いながら図面を製作したのですが、意思の疎通に必ず必要になるものを順に挙げますと。。

仕上げ表

題名の通り、どんな素材で仕上げるのかを一覧にしたもの。プロの大工さんならこれを見ただけでどんな下地が必要かがサクっと分かってしまいます。逆に言えばこれさえ用意すれば図面なんて殆ど必要無いくらいだそうです。

その位大切ですから出来るだけこの仕上げ表に情報を詰める事がオススメです。それが出来ていれば図面は手書きで「大体こんな感じで〜」みたいな適当な感覚で充分です。

天井伏せ図

天井を上から見下ろした図面が天井伏せ図です。上から見てるのに天井が見えるなんて考えてみたら変な図面ですが、どんな素材で天井を仕上げるのかが一目瞭然で分かるスグレモノ。

床伏せ図

上の天井伏せと同じく上から見下ろした床の仕上げ図です。我が家のリビングはスギフローリングで脱衣所はヒノキとシンプルな構成でしたからここは割愛しました。

展開図

キッチンを例にした展開図です。平面図は北が上ですからこれをAとして、東をB、南をC、西をD方向。キッチンの真ん中に立ってそれぞれの方向を向いた時に見える景色を図面にしたものが展開図です。

キッチンや建具、照明の高さが表現出来ますので高さ関係で迷ったら参照する図面です。こんなに細く書くと逆に見難くなりますのでプロには手書きでサラッと書いたものを渡すくらいで丁度良いです。

さて、こんなふうにして現場で話しあいながら図面を用意して徐々に作っていった訳ですが、正直に申し上げますと、想像の通りに事が運ぶ事はほぼ有りませんでした。途中でやっぱりこの部屋は下地までお願いします!とかここは仕上げちゃって下さい!みたいに自分の良いように変更させてもらいました。

こんなふうに適当?に事を進める事が出来るのもハーフビルドの楽しい所です。プロの仕事を見ながら実際に自分でマネして作業を進めますので、徐々に上手になって来ていと楽し。なのです。

以上、ひっさびさのDIYネタでしたが、誰の参考にもなっていませんようで恐縮です。それではまたいつの日かの更新をお待ち下さいませ。

ありがとう御座いました。

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COMMENTS

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    mah 3年 ago

    将来セルフビルドを考えており、このブログに辿り着きました。とても参考になります!

    • comment-avatar

      mahさんはじめまして!
      すばらしいぃい!!その勢いを是非維持して頂いて挑戦して頂きたいです( ´ ▽ ` )ノ

      どこかのCMで「一生楽しむには家を〜」みたいな事を昔言っていましたがセルフビルドこそ、CMを地で行く究極の道楽と思います。
      くじけそうになった時はまたいつでもお出で下さいね〜。

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