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基礎立ち上がりの配筋 〜倉庫を建てよう

鉄筋を型枠内、立ち上がり部分にまわす事を配筋と言います。
布基礎の場合、逆T字の基礎の底部分はフーチングと呼ばれており、この中には型枠にそって3本の鉄筋がぐるっと回っています。

その3本の鉄筋を繋ぐように300mmごとに横金が入り、そこにL字のたちあがり主筋が針金で結束されます。300mmごとに立った主筋を繋ぐようにD13とD10の鉄筋をまわして立ち上がり部分を水糸にそって自立させます。

配筋中

 

組んである型枠を並べてマルセパ同士を針金で止め、その上に主筋3本を流します。
鉄筋同士はハッカーという道具(先端が鍵状になっていてくるくる回るだけ)とU字の結束線で繋いで行きます。

こういった道具を使うと、シンプルな方法で素早く作業出来て感心させられます。
全体で結束線3束ほど使ったので500カ所近く留めた事になるんですが、労力としては大した事ありません。

1カ所留めるのに5秒程しか掛からないので、職人の使う道具はやっぱり使いやすく出来ています。

結束線とハッカー

フーチンの部分の3本の主筋はマルセパの上に寝かせて繋げれば良いのですが、立ち上がりのL字はどうやって固定していくのでしょう?L字ですから一列全部繋いでも、右か左に倒れてしまいます。

これはやってみて分かったんですが、立ち上がり部分は基礎一周まわし終わらないとちゃんと自立しません。逆にいえば、立ち上がり部分の配筋は一周、ぐるっと鉄筋が回るまではどっちに倒れようが気にせず、コーナー部分のL字の鉄筋とD10の副筋をとびとびで繋いでいきます。

だいたい繋ぎ終わった後に、繋がれた鉄筋の真ん中あたりをつなぎ、そしてその真ん中と徐々に微調整しながら、水糸の中心にくるように全体を調整した方が良いようでした。

建築について素人の筆者は、この事が初めのうちは飲み込めず、鉄筋の端から端を右往左往。あちらを立てればこちらが立たずで、コツを掴んだ頃にはすっかり日が暮れてました。

それでも実働8時間ほどで配筋完了。
ぱっと見はいかにも!なカンジに仕上がっております。

配金完成

最後に給水、排水の設備を入れた際、配管用に必要となるスリーブが通る場所に補強を入れておきました。

適当に斜め補強とそのまわりを2重にしておきましたが、正式な補強の仕方ではないかも。まぁいいでしょう。

鉄筋補強部分

こんな感じで、基礎も出来上がっていない状態でも、自分で作って来たものには愛着が湧いてくるようで、なにやら離れがたい感慨にふけることしばし、今後の進捗が楽しみです。

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