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コンクリート打設 〜倉庫を作ろう

コンクリートの骨となる鉄筋が配筋されたので、ようやくフーチン部分のコンクリートの打設工事です。 この基礎は角柱一本だけ独立基礎なので、その部分だけは適当に溶接して作った鉄筋を入れておきました。風圧で相当引っ張られるらしいので、布基礎部分よりも100mmほど深く掘ってあります。

独立基礎

さあ、準備バンタン。かかってコイ!ミキサー車。

そして、ミキサー車を予約した当日となり。。

 

打設前

ビフォー

打設後

アフター

き、、汚い。我ながら下手だ!。
独立基礎部分はこんな感じに。
独立基礎フーチン
型枠を作らずそのまま流し込んでます。

しかし!これでもちゃんと用は足すのだ。ちゃんと立ち上がりの型枠が立てば良いんです。
それよりなにより、腰が痛い。一応流し込むシュートを設置したのだけど、今ひとつ機動力が無い。そんなわけで、全部ネコで運搬して生コン車と型枠の間を行ったり来たり。11月の寒くなって来た時期にも関わらず汗だく。もう2度とやるもんかと心に決めました。しかし、立ち上がり部分の打設がもう一回あります。トホホ。。

フーチン部が固まったところで立ち上がりの型枠を立てて行きます。
型枠を立てる前にホールダウンやアンカーボルトを所定の位置に針金でくくり付けておきます。
ホールダウンの位置は柱面から31mm以内に設置しなければならないので面倒です。
ボルトは全部で13本設置しましたが、その中で8本はホールダウンなので余計に面倒。面積が小さい建築物だと殆どが角の柱なんでこんな事になります。あー面倒。

おまけに慣れない作業なのでなかなか進みません。一日やってこれしか進みませんでした。

作業途中

フーチン部の型枠はこのまま埋没予定なので見た目などはどうだって良いのですが、立ち上がり部分は流石にどうでも良いってワケには行きません。
理想としては打ちっぱなしのコンクリートのあるがままの姿が生かされ、建造物としてソリッドなイメージの美術館、と言ったところでしょうか。よくよく町中のコンクリート造の建築物を見てみると、その壁面に見られるぽこぽこと凹んだ窪みが無数に見られます。あれが、なぜかかっこいい。あーいうふうにしたい。

疑問が湧いた時は建築屋である幼なじみのT君に聞きます。すると、あの凹みはPコンを使って型枠を留めた痕である事を教えてくれました。曰く、マルセパの両端にPコンなるネジ付きプラスチックコーンを留め、型枠に穴を空けてPコンのネジを通し、平ワッシャーで留めるんだそうな。そしてコンクリートを打設。型枠を外した後、コンクリート面から出ているPコンを「Pコン回し」なるねじ回しでPコンを外すとそこが穴になると。最後にモルタルでかっこ良く埋めてあの美しい凹みが出来上がるんだとおっしゃる。

なるほど、あの何の変哲も無い無数の凹みはそのようにして出来るのか、フムフムナルホド。いつもの建材屋でPコン120個。マルセパ60本。平ワッシャー120枚を購入。3000円もしません。これを使ってコンクリート釘で下部を固定した型枠を繋いで行きます。

型枠1

コンクリートはとっても重いそうなので、両側に補強で桟木を立てています。それでも手を抜いたところは後々爆発気味になってましたが。

型枠2

給排水を用意する場合は、基礎を貫通する管が通るようにしなければなりません。塩ビパイプをガムテープでフタをして、コンクリートが回らないように枠と枠の間に挟んでおきます。

型枠が外しやすいように、油を型枠に塗っておく事も忘れたら後で大変な目にあうそうです僕は自動車の廃油を雑巾で塗りたくっておきました。

型枠完成

なんとなく完成。疲れた。。脱力~。

12月も中旬。非常に寒い中立ち上がりの生コンを打設しました。
忙しかったので途中の写真は御座いませんが、ご了承を。

打ち終わり

打ち終わり

打ち終わり2

基礎天端は設計よりも10mmほど低く打ってあります。その上で正確なレベルを測って釘を立てておきます。

セルフレベリング
仕上げはセルフレベリング材というトロトロのモルタルを釘の頭ぎりぎりまで流し込み、材料自体の表面張力によって勝手にフラットな天端が出来ます。手間もかからず、キレイな仕上がり。一袋1400円を2袋使用。手頃な価格で手間いらず。実に便利です。

苦節4ヶ月。途中現場を放置している時間が長かった訳ですが、やっとこれで基礎作りの作業は終了。終わった今、これだけは言えます。基礎作りだけは2度とやるものか、と。。
これを生業にしている基礎屋さんやら型枠大工さんやらには現代風に言うなれば、「マジリスペクト」と言ったところでしょう。

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