ポプシクルの冷蔵庫

ラングラーのバッテリー交換 日本製のバッテリーに換装 Jeep JK Wrangler

明けましておめでとう御座います。本年もかしこみかしこみ〜どうぞ宜しくお願い致します!

さて、日頃の行いが悪いのか、先だっての正月旅行先でトレーラーヘッド車であらせられる我がラングラーさんのバッテリーが昇天されました。

ちなみに現地のお宮で引いたおみくじでは子供たち3人揃って「大吉」!、を尻目に1人「末吉」をビシっと引いてしまい、新年早々ですが、「ふんっ、なーにが末吉だべらぼうめ」とやおろずの神々に悪態をついた挙げ句、翌日の「バッテリーあがり」にて、末吉っぷりを遺憾なく発揮してしまう辺り、我ながらなんだかなぁな思いをヒシヒシと噛みしめる年始となったのであった。神様ごめんなさい。

そんなこんなで急きょ、バッテリーリニューアルの儀を行う事とあい成ります。海外製のバッテリーがメーカー標準で搭載されていますが、そんなものはここいら田舎では近所に売っていない代物。ネットで検索してもピッタリ適合!みたいなお品にさえ中々巡り合えませんでした。

ようし分かったこうなったら、面倒ついでに純正系舶来バッテリーから信頼の国産バッテリーに乗せ換える事にしました。しかしながらサイズや規格がピッタリのものはどれなのかさっぱり分からなかったので今回調べながらのお作業です。

以下選定からインスコまでのログ。

ラングラーの純正バッテリー

ラベルに書いてある諸元によると

と、なっております。それぞれ調べてみると以下のような意味だそうな。

CCA 600 (コールド・クランキング・アンペア)

マイナス18℃の環境で、端子電圧が7.2Vまで低下するような放電を30秒間行った場合に、バッテリー内部に電気を出力する能力がどれだけあるかを
判断する指標。

Ahr 70

 単純明快、70アンペアの容量(20時間率)のバッテリーです

RC 120

リザーブキャパシティ 25度の気温で25アンペアの電流を流し続けた場合の放電時間(分)

EN 475

これ、良く分からなかったんですが、EU圏でのバッテリー表記みたいです。

国内バッテリー表記との適合

舶来バッテリーの表示方法が大体分かった所で、お次は国産バッテリーの表記を調べて条件に合うバッテリー形式を考えてみます。

バッテリー性能

国内バッテリーは5時間率。海外は20時間率でバッテリー容量を表記しています。さらに国内では製品パッケージには「バッテリー能力」として別の単位を使って表記しているのでややこしいのですが、大まかには海外80アンペアのバッテリーは国内バッテリー能力「95」だそうです。

こちらのHPの一覧を参考にさせて頂きました。

①ラングラーの場合は95以上の性能ランクを選択すれば良いようです。

側面のタイプ

バッテリー本体を物差しで測ると高さ200幅270奥行き180ミリくらい。(取り外して実測したわけではないので正確ではありませんでした。作業後測って見ると高さ190×幅270×奥行き170でした。)

日本規格のバッテリーは奥行きが129mm、高さが203mmが「B」。奥行き173mm、高さ204mmが「D」という二種類のアルファベットで規格されています。

②バッテリー側面タイプは「D」タイプです。

幅は19cm、23cm、24cm、26cm、31cmの5種類の様でした。バッテリー周りは余裕がある事が多いので同じか1〜2cm大きくても入るかも知れません。今回は純正が27cmですから

③26cm幅のバッテリーであれば問題ありません。

端子方向

④正規輸入車(右ハンドル)のラングラーは日本規格では「L」タイプになります。(バッテリーをプラス側側面から見た時、手前左側にプラス端子があるバッテリー)ちなみに平行輸入車は「R」になります。

ラングラーの純正バッテリーとしては

①+②+③+④にて

95D26L

の最適解が導き出されました。ババーン。ちなみに「95D26L」の95は近似値以上のものであればなんでもOKです。

自動車用バッテリー形式の表記については下のパナソニックHPが分かりやすく解説していますので、お勉強ついでにどうぞ。

https://panasonic.jp/car/battery/teach/te02.html

そんなわけで、今回のおニューバッテリーとしてお迎えしたのは「パナソニック カオス N-125D26L」です。

お名前こそカオスってマーベルコミックの悪玉みたいな名前ですが、真っ青な凛としたたたずまいを誇ります。

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感想(34件)

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今回の選定基準としまして、CCAとかRCとかENは比較が難しいので取り合えず置いておき(汗)容量とサイズさえ適合すれば後はどうにでもなる!という適当な考えです。

しかーも!!実は容量アップな今回のお品。純正は20時間率70アンペアの容量ですが、日本で売られている国産バッテリーは5時間率表記。つまりバッテリーにとってかなり厳しい条件で66アンペアですから、海外バッテリー基準である20時間率に直すと(ざっくり3割り増しとしても)85アンペアです。

おまーけに!!アイドリングストップ車での使用前提ですから基本的にタフ!!

さらーに!!かなりお安いという重要なおまけ付。冷やかしに調べてみると純正のバッテリーは一個3万円程だそうです。

。。。高っ。

新しいバッテリーをインストール

さて、今まで気にも留めた事がありませんでしたが、ラングラーの純正バッテリーはバッテリー下部の突起を押える格好で固定されていました。

純正のバッテリーは土台のような出っ張りが飛び出ていて、これを固定用のブロックを介してボルト一本で留まっています。

日本製バッテリーは殆どの場合バッテリー上面をアングルを介して押えているので上写真の様な出っ張りは無くツルンぺったんの状態。固定されていれば問題ありませんので、今回は金属のバンド(キャンピングカーの水タンクを固定していたバンドの余り)を使って留める事にします。

エンジンに向って手前側は既存ボルトで留めて、奥は鉄板ビスで固定。

交換終了。

おわりに

実は去年のこの旅行で「インバーターのスイッチ切り忘れの刑」により一度あがってしまったバッテリーをセコくしつこく使っていたバチが当たった格好になってしまいました。ケチは災いの元。

新品バッテリーにしてからは明らかにセルの回転がキレッキレの元気な音になりました。パナソニックによると「オーディオの音が変わる!」レベルだそうですが、実際はですね、分かるわけねぇ。といったところでしょうか?

入手簡単&適正価格な国産バッテリーにいつでも交換可能になりましたからヨシと致しましょう。

それでは今回はこれでおしまいです。どうもありがとう御座いました。