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リアルタイムでキャンピングカーの消費電力を知る! 電圧電流計のインストール

色々試行錯誤中のトレーラーの電源周りネタ。

インストールした新しいバッテリー(ACデルコ ボイジャーM31MF)ですが、先日の容量測定編では「115アンペア」という謳い文句に違わぬ容量はあるようです!という結論に至りました。しかしながら、モデルとなったテレビなどの消費電力が「カタログスペックでこんなもんだから、こんなもんでありましょう」的な推測に基づくものでしたから正確な所が結局分からず仕舞い(恥)。

今まで愛用してきたオートバックスで買った電圧計が運良く?故障しましたので、この機会に埋め込みタイプの電圧計+電流計を新しくインストール。消費している電力を逐一、セコく監視出来る体勢を構築します。

設置場所を各機器の大元である「配電盤」の(電気的な)直上に設置すれば下流にぶら下がっている照明はもちろん、FFヒーターやらファンタスティックベント、AC100V変換用インバーター、さらにその下にぶら下がっているテレビまで、全部ひっくるめた消費電力を知る事が出来るはずです。

各使用機器のスペック上の消費電力は大雑把には把握していましたが、今まで謎だらけだった実際の消費電力が判明する時がやって参りました。

電圧チェッカー DC デジタル マルチメーター 6.5〜100V 20A 電力 エネルギー 電圧 アンペア数 テスター ゲージ LCD デジタル表示 ブルー バックライト 電流シャントビルトイン

30分くらいで設置出来ると思っていた今回のモディファイでしたが、結果的にかなり手こずってしまいました。頑張った甲斐もあり配電盤についてはかなり勉強になりましたので今回のご紹介ついでにログっておきます。

それでは参りましょう!

購入した電圧&電流計

こういった(お安い中国製)電子部品の宝庫、おなじみamazon.co.jpで見付けた埋め込みタイプの電圧、電流計。「Drok」というメーカーです。あたりまえだのメイドインチャイナ。

表示は電圧、電流、電力(W)、累計電力の4つ。欲しいのはこの内「電圧計」と「電力計」ですがワット数がリアルタイムで表示されるのも中々楽しそう。

累積ワット数が出る(リセット可)のもバッテリー1つで100アンペア(1200W)と考えれば何かしらの参考になるかもしれません。この辺りはまた旅に出て使ってみてからのご報告になります。

 インストール前の配線絵

現在はこんな状態。普通の車と同じように全てのバッテリーと機器はシャシーにマイナスが落ちて繋がっています。

現在の配線

電圧電流計の配線図

配線は至ってシンプル。電源からの+ーを入力して電球や、ファンタステイックベント等の機器を負荷側の+ーに接続しろ、と。

電圧電流計本体配線図

問題発生

よくよく考えてみると、カシータや普通の車はバッテリーのマイナスと各種機器のマイナスが車体の金属部に接地されて繋がっているので、目に見える上流(電源)下流(負荷)の区別がありません。

取りあえずダメモトで電圧電流計のマイナス(電源&負荷)をボディのアースに落としてみます。プラス側はメインスイッチに接続します。

試した配線(失敗)

すると、電圧は表示しますが、肝心の消費電力は「0」のまま。計測出来ません、アタリマエカ。

ちょっと調べてみると電圧電流計は「シャント抵抗」と言うものが内蔵されています。電源から入った電気を内部で分岐しシャント抵抗に流し電流を計測するそうで、詳しい事はよく分かりませんが「ボディアースされて全部一緒くた」の現状のままでは電流の計測が不可能の様でした。

配電盤のグランドを探す

そんなわけで電源と負荷のプラスマイナスは明確に分けて接続せねばならんようです。電気的に解決する方法がありそうですが、素人の私にはさっぱり分かりませんのでいつもの様にごり押しで行きます。

写真は配電盤ですが、右側に12V配電部。左側が100~120V、下に100V→12Vのコンバーターといった構成です。

Casita switch board

写真1

負荷側(配電盤)のグランド(ボディアース)接続部が分かれば、その配線を電圧電流計に接続すれば全て解決!!と思い、配電盤の怪しい線を外しながらシラミ潰しにてテスターでチェック。

12V部のマイナス線を切り離し、コンバータとの接続も切ってみます。

12V配電部

写真2

100~120V部の緑印を全部外しても配電盤にマイナスの電気が来てます。(写真は完成時のものですので青色(電流計)の線がついちゃってますがこれは後付けです)

100V配電部

写真3

よく分からんついでにグランドブロックに接続されている単線(100Vライン)を全部外したらようやくボディとの電気的な接触が無くなりました。

つまり車体の何処かで、素人の及び知れない場所にアースが落ちているようです。(もしかして漏電してるのかもしれません(大汗))

も、もういいも〜ん。配電盤がアースから簡単に切り離せないならば、普通にバッテリーのボディアースをやめた方が手っ取り早い。電源(バッテリー)側の接地を外しバッテリーのマイナス同士を直接結線。負荷(機器側)は全てボディアースにて接続する方法に変更。作業方針を確定するまで2晩もかってしまいました(-_-)

ブランニュー配線絵

プランは単純です。6sq位のヨリ線にてバッテリーのマイナス同士を繋ぎ、電圧電流計に入力。

負荷のマイナスは配電盤のグランドブロックに接続すればキレイに上流と下流に分かれると思います。いや、分かれるとイイナ。いや、分かれるハズ!ってか分かれてクダサイ!!

実際の配線

ド素人丸出しでオモサゲナガンスが、一応アップしておきます。超参考程度にお留め下さいませ。

バッテリーからのボディアースを外す。

ボディ下の2箇所。バッテリーのほぼ真下の位置でアースがとられていますので両方とも外します。

バッテリー同士のマイナス端子に実配線。

6sqのアース線をホームセンターで調達し配線しました。8sqじゃなくてケチって6sq。30アンペア以上流すような使い方しませんので大丈夫。。でしょう。

端子台で一箇所にまとめる。

端子台を使えば簡単にまとまります。左がマイナス側。右がプラス側です。ここから電圧電流計に接続します。線径と端子が合ってなかったり、キャップ忘れちゃったりしてますが、平常運転です。ヨーソロー。

端子台

写真2のBatt−には白い線2本(真っ白と黄色っぽい白)が接続されています(写真は作業終了時のものですから一本しか写っていません)。テスターで当たると分かりますが、これらはT.Globe(Casitaも一緒かな?)標準装備の2つのバッテリーのマイナスから来ています。黄色っぽい白色の線(車両前部ダイネットのバッテリー用)がボディアース兼用となっていますのでこちらはそのまま残し、もう片方の線(真っ白)を配電盤から引き抜き、端子台のマイナス側に結線します。

電圧電流計から配電盤に配線

端子台からの+配線はメインスイッチに。マイナスの配線は配電盤のグランドブロックに接続。

これで一通り整ったはず。。。

いざっスイッチオーーーン!!!

完成

完成

点いた!!しっかりとLED照明一個分の電流も表示されてるるるる〜〜!!

テレビ+照明一個

大喜びで早速試してみます、まずはこの間の電池容量測定の際のモデルであるテレビとLED照明一個。

キタ!意外に省電力の約2アンペア。

テレビと照明1個の電力

ウォーターポンプ+テレビ+照明一個

ぐはぁ!!3桁ワット!!8アンペアボンバ〜!!

ウォーターポンプと照明一個

冷蔵庫+照明一個

これでも食らえぇぇえ〜!!冷蔵庫スープレーックス!!

3way冷蔵庫12V冷却

ギヤァア〜!やられた〜っ!!物欲満たされまくりぃいぃいい。

徹底的に便利なのよ〜〜!!

っとですね、この様に一通り遊んだ後しみじみ便利になったと感じる訳ですよ。節電が捗る事間違いなしなこの電圧電流計の設置。倹約キャンパーにはとてもオススメです。是非どうぞ!

また暇なときに色んな電力を測って掲示板にて報告したいと思います。

ありがとう御座いました。

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COMMENTS

WORDPRESS: 13
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    佐藤 2年 ago

    コメント失礼します。
    ソーラーシステムを組みまして、ソーラーからの発電量を把握しようとこちらのマルチメーターを買いました。が、マルチメーターからチャージコントローラーへの配線がわかりません。マルチメーターのDC INには太陽光からの+-が入るようになってるのですが、そうするとチャージコントローラーへ送れなくなってしまうのですが、太陽光の+-を結線してチャージコントローラーとマルチメーターに送っても大丈夫でしょうか?
    説明がイマイチですいませんがアドバイスお願い致します。

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      佐藤さんはじめまして。現在の状況はマルチメーターのDC inにソーラーからの+-が繋がっていて、Load の+-にチャージコントローラーが繋がっている状態ですよね?
      その状態でチャージコントローラーにソーラーからの電流が全く入っていないと言う事でしょうか?
      これまたはじめに謝っちゃいますが、マルチメーターをソーラーからのアンペアメーターとして使った事が無いので現在の状況が想像付かないのです。ゴメンナサイ!
      配線図見ると上記のように接続しているのであれば普通に電流流れそうですが。。。よくわかりませんね。。

      で、マルチメーターは内部に抵抗入っていますので、厳密にはソーラーとチャージコントローラーの間にいれないほうが良いんじゃないかなぁ〜っと思ったりします。
      仮に電流表示出来たとしてもマルチメーターでちょっとですがロスしているわけですから勿体なくないです?電流量の表示はチャージコントローラーにお任せするのが良いと思いますけどどうでしょう?
      説明書無くしてしまった現在、ちょっと文責持てませんがこの製品の使い方としてはあくまでも「マルチメーターの下にぶら下がってる負荷に流れている電流計」としての使用が普通であると思います。

      なんとか上手くいくと良いのですが。解答になっていなくてすみません!

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    うちのもシャシーに12Vマイナスがアースされているのかわからないのですが、
    なんとなく、されていないように感じます。

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      カシータの作りを見ると基本的にはボディーアースの作りになっていますよね。
      ただ、キャンピングカーですから回路も単純ですし、オーナーによってはかなり独特な配線に改造してあったり(私の事ですが(;^ω^))調べてみないと分からなかったりwしますねぇ。

      上手い事ノイズが乗らなくなれば良いのですが、私も全然力になれていませんが応援だけはさせて頂きます〜!
      また報告して下さいねー。

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        ポプシクルさま
        色々、本当にありがとうございます。
        私も配線をよくよく確認して再度、掲示板でお礼とご報告させて頂きますが、
        お付き合いお願いできますでしょうか!
        配電盤も写真撮影しますね、

        ポプシクルさんのご指摘でまずわかったことは、
        ウォーターポンプを使った時は、サーキットブレーカーではなく、「オーディオのみ電圧不足で落ちる」ことが
        わかりました。(ポンプも電気も電気来てますもんね)
        ノイズもバッテリーから直接マイナスを配線しようかと思います。
        マイナスの配線もいい加減になっているので、ポプシクルさんみたく
        端子台使ってみようかと思います。

        もう少し、ご相談させてくださいませ!
        お願いいたします!

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          なんか前進しているご様子で安心しましたー!
          全然お力にはなれていませんが、遠慮無くご相談下さいませね〜。

          ウォーターポンプはそうだったんですね。あれはモーターの回り始めに結構電気食いますからねぇ。
          ウォーターポンプは必需品ですし、kashaさんにとっては音楽も必需品でしょうからなんとか上手く同時使用したいところですね。

          釈迦に説法とは思いますが、バッテリーをセパレート接続で使っていると使用電力の余裕が並列接続よりもシビアですよね。
          私もkashaさんにならってセパレート接続でバッテリーを運用していまして気付いたんですが
          並列接続だと同時にウォーターポンプ+テレビとかウォーターポンプ+電気毛布とかの組み合わせをしても電圧下降が半分くらいになります

          バッテリーの元気度合にも左右されますが、バッテリーが弱ってきてそれでも複数の電気機器を使いたい時は並列接続に切替えて運用すれば全く問題なく使用出来るかと思いますー。

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    /Users/KASHA/Desktop/IMG_6421.JPG

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    カロッツェリアの1DINオーディオがついているのですが、
    全所有者が、水ポンプ&照明の配線から分岐したようで、
    FMラジオ聴いていて、照明をつけるとノイズが乗り、
    ウォータポンプを回すと、サーキットブレーカーが作動してオーディオのみ一時的に消えます。
    (なぜかウォータポンプは作動する)
    そして、オーディオも調子が悪くなったので、交換ついでに、
    配電し直そうかと思い、質問しました。

    ちなみに、うちのは100V-12vのコンバーターが壊れているようでしたので、
    コンバーターや配電盤に来ていた100Vラインは廃止しまして、
    過負荷漏電遮断機つきの工事関係者用延長コードにて、カシータ車内の100V120V配線を
    してありますので、配電盤は12V専用です。

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      オーディオのノイズですね。初めに謝っちゃいますが私オーディオ関係が全然分かりませんのです、、ゴメンナサイ!
      で、こういうトラブルって聞いた事あるなぁって程度ですから、解決策を提示出来ないのが情けないです。

      こういうノイズってもしかしてウォーターポンプよりもさらにバッテリー側で分岐させればノイズが乗らないって理屈なんでしょうかね?

      話とんじゃいますが、私エレキギター弾くんですがそれに使う電源がありまして、これも安い電源だと色んなものにノイズが乗っかってくるんです。
      解決策としては、電源の分岐毎にレギュレーターが乗った独立原電を使えと言う事になってるんです。

      もしかしてカーオーディオの世界もノイズ対策に電源にフィルターを入れるとか言いますがそれと似たような事でしょうかね?
      現在のカーオーディオの電源を別のところからとってみて、それでもノイズが乗るようなら電源フィルターの類いを試すって感じになるのでしょうかね。

      >>ウォータポンプを回すと、サーキットブレーカーが作動してオーディオのみ一時的に消えます。

      これはバッテリーが元気な状態でもでしょうか?ウォーターポンプは結構電気食いですから使用中はかなり電圧が落ちますよね?
      その落ち方が激しいとオーディオの定格電圧よりも下回ってオーディオのみ一旦電源が落ちるって事は考えられますでしょうか?

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    ポプシクルさま
    こんにちは! ご質問があります。
    写真2の12V配電盤から新たな配線を引っ張る予定なのですが、
    まず、15Aのヒューズがついている+ラインが9つありますが、
    我が家のは、左から1〜6は「100Vコンバーターから給電する」
    7〜9はCB無線、TV、ステレオ(オーディオ)を繫げるのに使え、12Vバッテリーのみ繋がってる(コンバーター経由の12Vは繋がってない)」
    って事でよろしいのでしょうか?
    また、これらに直接架線工事する場合、
    +は1〜9に繋ぐとして、ーは、写真2のバッテリーマイナスの箇所に繋いでも良いのでしょうか?
    教えて頂けますと助かります。

    • comment-avatar

      kashaさん
      こんにちは!いつもありがとう御座います!
      ちょっと私も記憶が定かでないところがありますので、ちょっと復習しつつ実配線見てから後ほどお答えしますねー。
      微妙に自信がありませんが、ちょっとお待ちくださいませ〜!

    • comment-avatar

      >>左から1〜6は「100Vコンバーターから給電する」
      7〜9はCB無線、TV、ステレオ(オーディオ)を繫げるのに使え、12Vバッテリーのみ繋がってる(コンバーター経由の12Vは繋がってない)」

      先ほどテスターであたってみましたが、私の配電盤は1~9までバッテリーもコンバーターもどちらも繋がっている状態でした。
      色々と試したんですが、コンバーターのブレーカーを落とし、バッテリーのメインスイッチだけオンにして測定しても1~9まで13.5v来ています。
      これが正しい常態なのかはさっぱり分からないのですが(;^ω^)kashaさんのはコンバーターのブレーカーを落とすと7~9までのみ、13.5v来ている状態って事ですよね?

      写真2にある緑の30Aヒューズがコンバーター側とバッテリー側を分けているヒューズかと思い、抜いて試してみましたが、このヒューズは両方ともコンバーターからの回路保護ヒューズのようでした。どちらを抜いてもバッテリー駆動に切替えると1~9まで13.5vが来ました。

      ちょっと長くなってしまいますので、それぞれのコメント毎にレスさせて頂きますねー。

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