さて、念願のジープソフトトップ化を終えて、数ヶ月経ちましたので、ここらで一旦覚書きをシタタメておきましょう。
意外にも、当初考えていた様な「使ってみて分かったトンデモ仕様」は殆どありませんでした。が、勘所を掴むまではウワサ通りの「雨漏り」をこれでもかと体験しましたので、その原因と解決策をご紹介。
目次
ソフトトップの雨漏り
雨粒はイズコから
ハードトップでさえ雨漏りするというジープラングラーですから、ソフトトップにした日にゃそこいら中からジャ〜ジャ〜と雨が漏るイメージがありましたが、実際にはハードトップとほぼ同じ場所からの雨漏りになります。
幸運にも私の所有しているJKラングラーはハードトップにおいては雨漏り知らず!悪評を覆す防水っぷりを発揮していましたがソフトトップにした直後から「なるほど!これが雨漏りか!!」とか「ほ!ホントに水たまりになってる(涙)!!」等と感嘆符を連発する事態に見舞われます。
主な雨漏り被害箇所は以下の3箇所。
- 前座席足下のカーペットがびちゃびちゃ
- 後部座席足下のカーペットがびちゃびちゃ
- リア荷室フロア、ジャッキ収納部に水たまり
つまり運が悪ければ前から後ろまで、徹底的に雨漏りするんですね(汗)
まず1の場合ですが、浸水経路はこちらです。
フロントドア上部のドアレール用パッキンなんですが、このパッキンにシワが入ったりすると1発で雨漏りします。ソフトトップ用ドアレール組み付け時にしわになる事が多いようです。
ドア上部から入った水滴はフロントピラーを通ってドアの内側に垂れてきます。その水が足下のカーペット下に浸透してアラ不思議!!1〜2日の連続降雨でビチャビチャフロアーの出来上がり(-_-)。
2の場合の後部座席足下の濡れですが、下の写真部分から進入→リアドアサラウンド根元に溜まる→リアタイヤハウスを伝って→後部足下へ。という経路でこれまたビチャビチャフロアーの完成。
3の後部荷室ドアからの雨漏りはパッキンに付いたホコリ&リアウィンドウに差し込むテイルゲートバーの左右のズレの相乗効果で起こるもののようです。
雨漏りの直し方
エプトシーラー
基本、これでほぼ治ってしまいます。幅50mmあればラングラーのドア周りのパッキンはDIYにて製造可能です。もとのシーラーの形を大まかに再現して貼り付けるだけ。2mもあるので使い切るには10年以上必要でしょうw
フロントドアレールからの雨漏り
組立時にパッキンの形状に異常が無いかどうかしっかりとチェックするとここからの雨漏りは全く無くなります。
一度入ってしまったシワやパッキンの変形は完全には戻りません。そんな時は一度ソフトトップを諦めて、純正のフリーダムトップ(ハードトップ)に戻すとキレイな形に再生されたりします。
私の場合は初めて組み立てた時にパッキンの形が悪くなってしまい、ずっと雨漏りしていました。
寒くなった時期に一度ハードトップに戻し、春にもう一度組み立ててからは雨漏りしなくなりました。シワが入っていたパッキンの形が純正のハードトップ型に押し出されて正常に戻ったようです。
この部分からの雨盛り予防策としては、なによりもソフトトップ取り付け時にドアレール〜パッキン形状に注意を払う事が大切な注意点と思います。
後部足下の雨漏り
後部ドアサラウンド付近からの雨漏りは撃退するのにかなり時間がかかりました。というのもハッキリとした浸水経路が不明だったからです。
色々試してみて、クウォーターウィンドウとの繋ぎ目から進入した雨水のようでした。サンライダーを開けて走行すると風圧で微妙に幌同士がずれるのではないか?と思っていますが、下のようにトップのルーフを畳む際、クウォーターウィンドウをきっちり押し込む様にしてからはここからの雨漏りはしなくなりました。
スポンジ部分がレール内側になるべく付く様にすると良いみたいです。
テイルゲートバーからの雨漏り
テイルゲートバーをテイルゲートの中心位置に調整してバタンと閉める。これにつきます。ホコリやゴミが挟まっていたら締める前に除去します。
一度だけびしょ濡れになった後は雨漏りしていません。
完璧にドライ=キモチイイ
以上の合わせ技にてソフトトップを設置しますと、暴風雨の中青空駐車していても室内は完璧にドライ!!です。全く雨漏りしなくなりました。
今のところパッキンも正常ですからやれてきた頃にはまた雨漏りするかもですが、そこはJeep Wranglerの素晴らしい所。カーペットがベリベリーッと剥がせて天日干し可能!
水たまりになっている場合は、(冗談みたいな車ですが)床の所々に「水抜きの穴」がありますのでゴムのフタを外して排水しませう。上から4枚目の写真、床部分の黒いものが排水穴のゴムフタです。
雨漏り以外の取り扱い注意点
ラングラーズフォーラム内ではこんな記事があります。
http://www.wranglerforum.com/f274/mad-bestop-supertop-nx-219429.html
バタツキ防止や、雨水の排出を助けるトップアーチの設置穴が破損しやすい!こんなの設計ミスか不良品だろ!!というお怒りの記事なんですが、これ確かにトップアーチを曲げつつ押し込まないと入らないようになっています。
それがまたかなり、尋常じゃなく固いわけですが(汗)素直に横から押し込んで入れようとすると、この方のように付け根ごとボッキリ逝きますね。
方法としては運転席に座る→左側を差し込む→フリーになっている右側を右手で持ち→アーチバーの真ん中を左手で押し上げるように曲げる
ようにすると簡単に曲がって楽に設置出来ます。ベースの部分も引っぱり上げる方向に力が掛かる分には折れる事もありませんのでオススメです。
雨漏りの症状によってこの限りでは無いかも知れませんが、一例としてアップしてみました。どなたかのお役に立てますように( ´ ▽ ` )ノ
それでは今回はこれでおしまいです。ありがとう御座いました!
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