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型枠と配筋 〜倉庫を建てよう

前回問題だった、いわゆる、「掘り過ぎ」の件ですが、単純に埋め戻してカカト落としの連打でいいにしてしまおう!という結論に達しました。
ケンチク的には決してやってはいけない埋め戻しですが、ま、やってしまった事にはしようがありません。気を取り直してテキトーなスタンスに立ち戻り、作業を進めます。

 

水糸との距離を測りながら本来あるべきレベルまで掘った土を埋め戻します。その空しい作業たるや約4時間。やっとの思いでなんとなくまっとうな見た目になりました。
筆者の体重85kgから繰り出されるカカト落としも効いたおかげか、素人的には「ま、こんなもんでしょ。」程度には整地完了。
整地後このまま、また2週間ほどほったらかしにしておきました。

整地完了

本来ならば、割ぐり石でも敷いて転圧。目つぶしの砂利を入れてから捨てコン。となるはずなのですが、砕石も捨てコンも省略して、このまま直接フーチンを打ってしまおう、との作戦なので、現場を放置している間に型枠と鉄筋の準備をしました。

初めて町の建材屋さんに出向き、必要な材料を購入します。今回買ったのはC型のマルセパレータ。鉄筋D13、D10、結束線です。一年ほど前から鉄の値段が 高沸したおかげで、鉄筋などは相当お高いです。5.5m長の鉄筋D13を22本、D10を5本買っただけですが、僕の場合は2万円しました。(2006年ころの話です)

C型の丸セパは一本50円ほど。これも50本購入。結束線も2束買いました。これはあとで数えれば少なすぎたようで結局4束ほど必要でした。といっても一束100円です。

ホー ムセンターに出向いて型枠用の合板を購入します。フーチンの部分なので900×1800の合板約4枚で足りる計算だったのでこれも購入。出口に向かうと さっき買った異形鉄筋が売っていたので値段を比較すると・・・・・なんと!5000円も安いじゃあーりませんか!!ホームセンター恐るべし。っというか、 町の金物屋さんが高すぎなんでしょうか?よくわかりませんが、これは勉強になりました。モノを買うときは価格調査がやはり重要で、何にも考えないと相当割 高になりそうです。

購入した鉄筋は高速カッターとベンダーで図面通りに加工します。

コウソクカッター
とはいえ、立ち上がり部分のL字の鉄筋はいい加減な寸法になってしまい、組んでみると結構デコボコ。しかし遠くで見るぶんには分かりません。

ベンダー

ベンダー

カットした鉄筋はベンダーで「てこの原理」と「気合いの原理」をフル活用し、手動で曲げます。

型枠もあらかじめCADできっちり寸法を出しておきます。角部分と直線部分を区分して、全部で9つのユニットに区分けして作っておきました。後はこの9つの型枠を現場で繋げるだけ。すこぶるカンタン。合板と合板はマルセパで繋ぎます。誤算だったのはマルセパには内側のワッシャーがついていて、そのワッシャーと、外からのナットで締め込んで固定するのですが、一本のマルセパに付きワッシャーは2枚のみの付属。単純に外から止めるナットが足りません。手元にあったM8のナットを入れてみるも、なんとインチネジ。。会社の倉庫を探しまわってなんとか古いインチネジを発見しました。

型枠の組立
新調した造作丸のこも気持ちいいほど良く切れます。面白がって合板を切り刻んでいるうちに作業終了。ほぼ真ん中にマルセパ用の穴を空けて組み立てます。
枠作成作業中
後々気付いたのですが、立ち上がりのL字の鉄筋は約300mm間隔で配筋します。マルセパも300mm間隔で入れておけば横筋兼用になり手間が省けたんですが、そこまで考えてなかったのでなんだか中途半端な間隔になってしまい、鉄筋の施行の際ややこしい事になってしまいました。
これも一つの勉強なんですが。

なんにしても、とりあえずこれで現場に運ぶ事が出来ます。
5坪ほどの建物なら、大それた規模の基礎にもならないので、この程度の作業量ならあっという間に終わってしまいます。なかなかお気軽。
図面通り加工したので、組んでみるとぴったりでした。CAD様々です。

枠かり組

ほとんどの部品はこのように作業場で支度をしてしまい、トラックに一式積んで移動した後、現場で一気に組み上げます。
ちなみに道具のほとんどは友達から借りてます。
トラックに積みました

荷物とトラック

とりあえず週末までには一通りの支度が出来ました。

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