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杉板をヨロイ張りする 境界の塀作り最終回

また前回の更新から3ヶ月経ってしまった。。忘れた頃にやって来る、いつものDIY定期便です。

お忘れの皆様にご説明しますと、前回は柱を立てて板張りの下地まで完成しました。今回は杉板をヨロイに張る作業です。

境界の塀にありがちな張り方は、柱を挟んで「表と裏に互い違いに張る様式」がわりと一般的であります。ここでは「互い違い張り」と勝手に命名。この張り方だと空気の通り道がありますので、台風の風をまともに受けても互い違いの隙間を通って通風します。

互い違い張り

よって強風にも飛ばされ難く、外部からの視線もシャットアウト!という良いとこ取りの塀になります。

今回の張り方

一方、今回の塀ですが、最重要任務として「お隣様からの換気扇臭」をカットする事ですので、通風があっては困ります。屋外ですから雨で腐り難く、通風も視線もカットする「ヨロイ張り」で作る事にしました。

ヨロイ張り

基本的に下の板に上の板がちょっと(15mm程)乗っている形状ですからそれぞれの接触面積も小さく、水はけ良し。しかしながら風圧を受け流すような張り方ではありませんので、趣き重視の釘での施工は諦めて、強度を重視したステンレスのビスで固定する事にしました。

最悪、台風で吹っ飛んだとしても敷地内にあるカシータ(キャンピングトレーラー)を直撃するだけ(汗)ですのでその時はまたご報告致しましょう!

材料の用意

さて乾燥して用意された150×15×4000の材料。材木屋さんが忙しいとの事でプレナー借りて自分でカンナ掛け。二面プレナーなので35枚くらいすぐに終わります。プロの道具は凄いなー。サクサク進むぜ〜!!

プレーナー掛け

 

出来上がった材料。約20平米分。実際はちょっと足りなかったw

張り始め

当たり前ですが下から上に張り上げていきます。全長が6m弱の塀なので4m+2mで一列。千鳥になるように張っていきました。

合わせ目がズレるとカッコ悪いので支柱に墨を打っておき、それに合わせて留めました。一列飛ばしに繋ぎ目が入る感じになります。見えっ放しのビスもキチッと並ぶように差し金を当てつつ施工。

千鳥に張る

間柱の追加

柱間が1820mm程ありますので半分の910mm位置に間柱も追加で入れます。手で押したりするとかなりグラグラします(汗)間柱も上下がしっかり留まらないと揺れが収まりませんね(^◇^;)

張り始め

途中まで張ってもまだ強度が足りていないので横方向にも受けを入れます。これでかなりしっかりしました。

横方向の補強材

長尺板の保持器具

4mの長い板を1人で張るのは大変ですから、下の写真のような針金で作った簡易保持器を使って出来るだけ楽をします。

板の反対側を持ってもらうイメージ。いちいちクランプなんかで留めていられませんし、持ってもらう相方もいませんので、1人作業ではこんな治具を結構使うんですね。

簡易保持器

簡易足場

手が届かない高さまで来たら脚立で足場を作って続行。4尺(120cm)の足場なので3mまでの壁ならこれでイケます。壁の幅が6m近いので一番遠くにももう一脚。

簡易足場

柱の上には屋根を付けますので下地を設置。この下地で間柱を繋いで全体の強度を出しました。ちょっと勾配を付け過ぎですが、この上にもう一枚屋根代わりの板を打ちます。こうしておくと水はけも良くなり柱も長持ちすると思われます。

屋根下地

端部処理

上まで張り上げたら両側の不揃いな板を切り揃えます。切った板がお隣様に飛んでいかないように養生テープで留めながら切り進めます。

足場の上で肩より高い位置での丸ノコ作業ですからかなり危険です。いつもよりも慎重に作業します。

両端を切りそろえます

切りそろえた端に120×30の見切りを付けて取りあえず完成。

塀完成

見切り板

ズギャーン!でけた。う〜んフォトジェニックぅ〜。

バスケットゴールを付ける為に部分的に50cm高くしましたが、この壁にボールをぶつけると、塀全体が太鼓みたいになりとってもウルサイ事が判明。。これじゃ近所迷惑間違いなしという訳でバスケットゴール設置はお預けになりました(-_-)

完成

 

最大の目的だった「お隣り換気扇からのタバコ臭の遮断」ですが、期待通りの防御性能を完成直後から発揮!我が家に健やかな無臭空間を設ける事に成功( ´ ▽ ` )ノもうこれだけで大満足です。

まだやり残した所もあるのですが、未完成も完成のうち。例によってこれにて境界の塀作りは一旦終了となります。

お読み頂きましてありがとう御座いました!

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