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DIY! カーナビのインストール Jeep JK Wrangler

さて、前回に引き続きカーナビです。もちろん車はラングラーですから国産車と比べれば情報少なめですがGoogle先生に相談しながら何とかしましょう。

前回は「車速が入らんカーナビなんてケシカラン!!ベラボウメ!!」まで言った所で終わりましたので、今回は選定機種からです。

予算

ガラナビなんて大して進化していないクセして値段だけは結構するんですよ。こちとら清貧生活を自称していますので上限は7万円と設定。ちょっと早めにサンタさんが来たつもりで購入します。おめでとう、おれ。

パネル

カーナビですからある程度画面が見やすくなければなりません、今の時代7インチくらいからはナビ以外のどんな端末も普通HDパネルですあたりまえです。ナビの世界も当然、、と思いきや!実はガラナビの世界は未だに主流はWVGA(800×480)!!!2019年になってようやくメーカー各社お求め安い価格でHD(1280×720)パネルを投入し始めたテイタラク。ナビの世界は製品仕様が標準的IT家電よりも5年くらい遅れてる感じです。これぞガラパゴス。

ちなみにケンウッドとパイオニア(カロッツェリア)は実売6万円台のナビからHDパネルです。

実際に店頭で確認してみると、WVGAパネルなんて、、今更アレ過ぎてお金出したくありません。かれこれ16年前に買ったパナソニックのナビが(700×480)でしたからスペック的には殆ど変わってないです。。

ガラナビの名に恥じない進化の遅さを垣間見て、「こんな時代錯誤な製品に7万円も出して良いのだろうか?」としばし自問自答しましたが、サンタさんから貰えるプレゼントである!と言う事でまた前向きになれました。クリスマスってスゴイ。

冷静に考えたら5980円で買えるアマゾンのFire タブレットだって今どきHDパネルなんですが(^^;)

で、6万円台で買えるHDパネルガラナビ。色々迷った挙げ句、以下の二機種に絞りました。

ケンウッド MDV-M906HD

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カロッツェリアAVIC RW-710

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パっとお触りした操作性はケンウッドの方が全然良いです。まぁほんとにスイスイ地図が動く。カロッツェリアはまさに昭和家電的な古臭さをかもし出しています。地図もドライブ専用!!とか言ってますが私のような一見さんには殺風景なだけのように見えます。。

どちらかと言えばケンウッドの方が好みですが、最終的な決まり手は「HDMI入力」でした。ケンウッドの映像入力はRCAのみ!あーるしーえーって!ふ、古っ!!!そんな映像出力今どき「中華のバックカメラ」でしか見た事ないんですけど?周辺機器の殆どがHDMIの映像出力の時代に何が悲しくてあーるしーえーに変換しなきゃならんのですか!!!スマホをミラキャスト出来ないだろうが!!(スマホ持って無いケド)

そんなわけで我ながらナビとは全然関係ないところで勝負あり。現存する最後の昭和魂を堪能する為にカロッツェリアのRW-710に決定!

ラングラーの2DINサイズ

JK以降のラングラーは2DINサイズのカーステレオを装着出来ます。最近知りました(汗)。

標準的な2DIN規格は恐らく幅180mm×高さ100mmだと思いますが、ラングラーのインパネのサイズを測ると幅200mm×高さ100mmのワイド型2DIN仕様。

ナビに限って言えば180mm幅のナビは画面下端に各種物理ボタン、200mm幅のは画面右端に物理ボタンが配置されます。今回のRW-710は標準幅のものだと物理ボタンが出っ張り過ぎていて画面をタッチ操作するのにかなり邪魔です。クイックメニューとか画面最下端に表示されているんですが、私のような太ましい指だと高確率で押せませんでしたw

そんなわけでラングラーがワイド型2DIN対応ですからナビも幅広のボタンが押しやすいものを選びました。が、、

幅200mm×高さ104mm

これがRW-710の外寸です。高さが標準より4mm大きい。ケンウッドの外寸も調べましたがワイド2DINは上記と全く一緒。チルト機構が付く為か良く分かりませんが、ナビ業界ではこのサイズがワイドタイプの標準高のようです。

そんなわけでワイド2DINが欲しい方はインパネをカットする必要がありますので要注意。

ラングラーの車速信号

初めてナビを取り付けたのが16年位前。車速信号が取り出せる場所は車によっても違うので、これを調べるのが大変だった気がする。今回のラングラーは輸入車ですから、この辺りの勝手が日本車と違ったら面倒だなぁと思っていましたが、やっぱりその通りでした。

ナビの為に取り出したい信号線は車速、パーキングブレーキ、バックランプです。これらは車から直接取り出してナビと結線しなければならないので、予めその信号線が何処にあるのか?を調べておきます。

で、調べ始めるとですね、現代の車は昔の車のような一本一本それぞれの機能別に配線されているわけでは無いらしく、「CAN-BUS」なる車内LANのようなもので信号を受け渡ししているそうです。

これは輸入車に限らず日本車でも同じでCAN-BUS内から目的の信号を取り出す必要がある場合が最近では多いそうな。

そこで必要なのがCAN-BUSアダプターです。ラングラーにはPAC社「C2R-CHY4」になります。

amazonへのリンク

 

USアマゾンで買うと送料込みでもちょっとお得です。

 

2005年以降のクライスラーCAN-BUS車(U-Connect車は除く)は全車適応する様ですが、DIYでインストールする場合、詳細を日本PACのオフィシャルHPにて要確認です。

このアダプターで上記3種の信号に加え、スピーカー、イルミネーション、電源、ACCと、今回必要な配線を全て取り出せます。ステアリングコントローラーも付けたい(別途ユニットが必要)ところですが、これはまたいつかの宿題としませう(面倒なので後回し)。

吊るしの状態から新しく社外ナビをインストールする場合はFMアンテナアダプターも必要です。私が購入したのは下のアダプターですが、この辺りはUSアマゾンから送ってもらった方が半分以下の値段で済みます。不良品とかが心配な方以外はお得です。

2DIN用ブラケットも購入。日本のアマゾンでも買えますが値段が10倍のボッタクリ価格ですからリンク貼る気にもなりませんw

こちらはUSアマゾン。送料込みでも適価

USアマゾンが適正価格でオススメ。ちなみにワイド幅、標準幅どちらも対応です。

 

インストール

内装の取り外し

以前インパネの取り外し方を取り上げた記事がありますので下のリンク中段をご参照。

https://outbums.com/jeep/wrangler_user_shaken1/

Aピラーのカバーとサンバイザー部分の内装も取り外す必要があります。ラングラーの場合はこの辺りも非常に簡素に留めてありますから撤去も簡単。

Aピラー部分は二本の内装ネジ。外したら手前に引っ張り、バキッと音がしたら上方向に引き抜きます。

内装ネジ全部プラで出来ていますから全体が空回りして抜け難い時があります。そんな時は内装を引っ張りながら回すと、テンションが掛かっていい感じに周り止めになってネジを抜く事が出来ます。

内装ネジ、ねじが入ると根元が膨らんで抜けなくなる魔法のネジ

頭上のパネルはサンバイザーを留めている合計4本のトルクスネジを外せばOK。

パネルはクリップで留まっていますから全体を手前に引っ張るようにすれば「バキっ!」っと抜けます。

準備完了。

配線

配線は特に気をつける事は無く、ひたすらギボシをカシメるのみ。

インストール前には赤丸内のボルト二本を取り、写真内の鉄枠を取っておかないとナビユニットが入りませんでした。ダッシュボードを留めていたネジの下地兼用ですから、結果的にダッシュボードを押えるネジが一本留まらなくなりますが、概ね問題無い様です。

一応結線してみます。ぐっちゃぐちゃ。。

バッテリーに直接繋がった電源はエーモンのリレースイッチでACC連動オンオフです。トレーラー給電が目的ですが、折角なんでカー用品の電源関係は全部ここから取っています。上流に20Aのヒューズが入っています。

ナビ本体を接続して動作チェック。

各部入力がしっかり出来ているかシステム状態をチェックしておきます。

TVアンテナの貼り付け

これが結構面倒でした。車のテレビなんて見ないですからやらなくても良かったんですが、貧乏性なので付いてきた部品は全部付けたくなります。

フィルムアンテナはシールでペタリ方式ですから、貼り直しが効きません。マスキングテープで仮止めしつつ、慎重に位置決めをします。

ラングラー的にはどんなのがテレビアンテナの標準位置が分からないのですが、目の前にフィルムアンテナがあると鬱陶しくって仕方ないです。なので視界からやや外れた場所に取り付け。窓が小さ過ぎて取り付け自由度最悪です。

それぞれのフィルムアンテナ毎に給電アンプが付いていますが、窓上側のアンテナは内装の中にピッタリ入ってスッキリと取り付け出来ます。

横に貼り付けるアンテナはアンプが隠せるスペースありませんでした。窓の黒いラインから若干はみ出るくらいに設置しました。まぁこんなもんでしょう( ´ ▽ ` )ノ

インパネの切断

上で書きましたが、ナビの縦寸法が数ミリ大きいのでインパネを切り取ります。使った道具は毎度お馴染マルチツール。もうこれ無しではラングラーの切った貼ったの作業は語れません。

新興製作所 電気マルチツール AMT-280

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切り取る大きさは写真を見て頂くと分かりますが、上下とも僅かです。でもちょっとでも出っ張ると引っ掛かって全く入りませんので大きめに切ってしまいましょう。

切り取り寸法の目安はナビを取り付けた後、インパネを仮止め。インパネの境界にマスキングテープでマークして、インパネを取り外し、マスキングテープからどれくらいナビがはみ出ているかを計測します。

上の写真は大雑把にチョークで色を付けて上で計測した通りにケガキ線入れてあります。ほぼ上下2mmずつ。当たり前ですがカタログスペック通りです。

ナビの取り付けはブラケットを使っていますが、これだけ(下の写真)穴が開いていてもぴったり来そうなのは一個だけ!の状態ですから結局自分で穴開けが必要です。

つまりですね、上下の取り付け位置はかなり自由になるので今回はインパネ下側だけ切り取り、上は手を付けないようにしました。下側はナビでほぼ隠れてしまうので仕上げに気を使わなくて済むスンポウです。

取り付け位置が自由ですから若干逆スラント状態(画面を垂直気味)にしてナビ本体を取り付けました。

完成

ようやく取り付け完了。

今までのめちゃくちゃ配線をちょっとだけ整理したんですが、本体取り付けよりもそっちの方が手間掛かりました。子供と遊んだりしながら作業したら一日じゃ終わらなかった。。

ナビ取り付けだけならカプラー差すだけなので難易度は1です。インパネを切断するのは精神的難易度かなり高めですが、仕上がりさえ気にしなければ良いのです(汗)。もうちょっとペーパー掛けたりキレイにした方が良いのですが、早く使いたいのが勝りいつも通りの適当仕上げ。

そんなわけで今回はこれでおしまい。HDMI入力がある機種なんでamazonのFireTVでもくっつけて旅行の時にお子様達に喜んで頂きましょう。

お読み頂いてありがとう御座いました。

あ、それと今年最後の更新かも知れませんので皆様よいお年をお迎え下さいませー!

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