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JK Wrangler DIYでロッカーアームの交換 ラングラーのエンジンカチカチ音問題 実践編

さて、前回の続きです。

今回は実践編。必要なのは勇気と慎重さ、ということで作業難易度はそこまでではないものの、慎重さと忍耐強さが求められると思います。

そのどちらも持ち合わせていない私は結構苦労してしまい、作業時間なんと14時間とかになってしまいました。。

作業途中に確認事項もありますがこれをすっ飛ばしてしまい、一度閉じたバルブカバーを再度開ける等、、行ったり来たりの作業もタイムロスにつながったと思いますので、これを機に「おれもやってやるぜ!」みたいな心意気の方は是非慎重に、確認しつつ作業を進めて頂きたいと思います。

作業工程

作業の下準備

本作業に入る前にやっておくべき準備として下の3項目。

  1. 運転席(右ハンドル車)側タイヤ&タイヤハウス取り外し
  2. エンジンオイル排出
  3. クーラント(2リッターくらい?)排出

ここからが車いじり本番です。

  1. エアフィルターハウジング取り外し
  2. エアインテーク取り外し
  3. アッパーインテークマニホールド取り外し
  4. PCVバルブ取り外し
  5. バルブカバー(カムカバー)取り外し
  6. ロッカーアーム、ラッシュアジャスター交換

全工程としては、作業の下準備をして工程1~6までやった後、逆の手順で元に戻し、エンジンオイル注入、クーラント補充&エア抜きで終了です。

ちなみに私、オイル交換はしたことありますが、クーラントを抜いてエア抜きとか一度もやったことがありませんのでこちらも初作業でした。

あぁ、面倒臭いw でもがんばる。

確認作業

これが今回で一番大切と思われるものです。

まぁつまりエンジンが普通に回るかどうかを部品を交換して蓋を閉じる前に「手動で」確認するのです。

具体的にはエンジンの主軸に25のボックスレンチをかけてギッコギッコと手で回すのです。最低でもカムシャフトが2周回るくらいは回してみろとヘインズのリペアマニュアルには書いてあります。組み立てに何かミスがあった場合は必ずこの手応えが重くなったり、更には動かなくなったりすると。で、そうなった場合はもう一度確認しろと。そんな感じです。

クランク(主軸)を直接回すのでそれにつれてピストンが6個エンジンの中で動きます。バルブも当然動きますので圧縮と開放を繰り返して手応えが重くなったり軽くなったりします。

その「感覚」を知っていて初めて作業後の確認が出来るわけですが、エキスパートの方のYouTubeビデオを一回見ただけなど素人な私は、全部分解して「さあ組み立てましょう!」みたいな時にこの確認事項に気づいたものですから「通常の状態の手応え」をすでに体感しようがなく、非常に難儀しました。

これには本当に自分のせっかちな性格を呪いましたね。

そんなわけでこれからエンジンいじり作業に入る方は”必ず”バルブカバーを開け、カムシャフトが見えた時点でエンジンを好きなだけ手で回してください。思ったよりも重いと思います。これを知ってるかどうかで作業後の安心度が全く違ってきます。

私の場合は次の日にエンジンをかけるまで(液体ガスケットが固まるまで1日かかりますので)不安で仕方なく、エンジンが壊れる夢まで見ましたw

さて、ここからはせっかくですので編集し終えた初めてのビデオをご覧いただきましょう(笑)

ポプシクルDIYとて鮮烈デビュー。登録者0人、みたいな。

ビデオ全体としては流石に14時間は回しませんでしたので、これは難解だ!という部分は大抵撮影したつもりですが漏れてたらごめんなさい。

こんなビデオみたいにテキパキ作業できたらこの修理も20分くらいで終わりますね、スーパーマンになりたひ。。

最近練習してる動画編集ソフトのDavinci Resolveもこの編集を終えてだいぶ慣れました。これが無料で使えるなんてすごい時代ですなー。

作業難易度

恒例の作業難易度発表ですが、今回はエンジンという走行に直結する部分ですから精神的な難易度は最上級の5です。

しかし技術的にはまったく大した事してませんので、慎重な作業が必要という意味で星4つってなところでしょうか。

総括

いきなり総括でおもさげながんすが、ビデオ編集でもう疲れちゃったのでお許しを。意味不明な部分があれば遠慮なくコメントにてご質問くださいませ。

さて動画見て頂ければ分かりますが、ラッシュアジャスターの最後の(タイミングチェーン直近の排気側)2本は交換出来ませんでした。バールでカムシャフト持ち上げるなんてはっきりいって長州力もびっくりの力技ですのでぶっこわすつもりでやらない限りラッシュアジャスター全交換は不可能だという結論です。

ロッカーアームはなんの苦労もなく外せますから問題ないのですが、どうせならねぇ、全部交換したいのが人情ですよね。。

結論と致しましては、普通にカムシャフト外せと。そういう事になります。

いわゆるカムのタイミングを正確に設定するには元のカムシャフトの位置とチェーンの位置、スプロケットの角度が動かないようにするツールが必要なんですが、なんだ、こんなに安かったの??っていうくらいの値段でUS アマゾンにて売ってました。送料込みでも3000円くらいですw

カムシャフトフェイザーツールってのはこんなのです。

これさえあればチェーンも緩められるしもうめっちゃ簡単そう!!とか思っちゃうのは私だけでしょうか?次回はこれ使ってやっちゃいまっせ。

交換後700kmちょっと走っていますが、エンジンは実にスムーズで快調そのもの。自分で車を直して乗るってのはこんなに気持ちがいいものかとか一人ご満悦です。

だめならまたやればいいとか思えるのもちょっと車イジリ根性が鍛えられてきたからかもしれません。

その前にロッカーアームと一緒に購入したウォーターポンプとサーモスタットも変えなければと思いつつ、なかなか重い腰があがりません(汗)

それでは今回はこれにて終了です。長男のお受験が終わったのでそろそろキャンプにでも出かけましょうかね〜。

お読みいただきましてありがとうございました!

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COMMENTS

WORDPRESS: 4
  • comment-avatar
    ナイスガイ 1年 ago

    素晴らしいですね!
    感服しました♪
    励まされますし、自信も付きます。
    今後も期待していますので、頑張って下さいね♪

    • comment-avatar

      ナイスガイさん
      いつも温かいコメントありがとうございます!
      ラングラーの持病の一つのようですから、修理方法を知っておくだけでも安心出来ますよね。
      作業していると一つ一つ勉強になります。
      少しでもお役に立てたら幸いでございますー!

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    popsさん。
    作業本当にお疲れ様でした。

    しかし、最高にかっちょいいです!
    度胸満点。
    もう、jkラングラーに関しては怖いもんなしですね。
    羨ましい。

    我が家のラングラーがタペット音を炸裂させた時、懐事情によっては参考にさせてもらうかもしれません。(笑)

    今後も色々と期待してます♪

    • comment-avatar

      あらまー、なんて最高の褒め言葉でしょう!ありがとうございますー。
      怖いもの無しまでは中々いきませんが、ちょっとずつ減りつつあるのは確かですね。
      なんでもやってみると勉強になって楽しいです。

      タペット音出るかでないかはもう運じゃないかと思います。交換したロッカーアームは一個でそれ以外は全然OKでしたから。
      ラテノノテラさんのラングラーがいい調子で走り続けるますように〜!

      私も懐事情でやってる口ですが、それも徐々に快感になってきましたw
      ディーラーだといくらくらいになるのかなぁ?経験者のお話を聞きたいところです。

      次回はウォーターポンプを予定してますのでまたよろしくですー!

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