前回は車検の準備で御座いました。今回は実際に陸運支局にて検査です。
以前行いました「トレーラーのユーザー車検」とユーザー車検の手続は同じです。必要書類等は以下のページをを参照して下さいませ。
今回は構造変更がありますので通常の継続車検に必要な書類に加えて、OCRの構造変更検査申請書を一枚添付します。
例によってこちらのホームページから車検場の予約。検査種別のメニューで「構造等変更検査」を選択します。今回は第2ラウンド。朝10時15分~10時45分の間に受付をして上手くいけば午前中のうちに終わるラウンドです。
予備車検(テスター屋)
車高のリフトアップがヘッドライトの光軸にどの位影響するのか謎なのですが、対向車に眩しい迷惑ライトになってしまっていたら大変です。そんなわけで今まではヘッドライトレベライザーのスイッチを下向きにして走っていました。
厳密な調整は測定器が必要ですから、初めて「テスター屋さん」に出向き、ヘッドライトの調整をした後、車検場へ向う事にしました。
何処の陸運支局でもそうだと思いますが、テスター屋は陸運支局のすぐ隣。予備車検場と看板に書かれてます。今回はヘッドライトの光軸調整のみ依頼。運転席に座っているだけで係の方がしっかりと調整してくれてラクチンです。2580円也。
係の方曰く、下向きヘッドライトが暗いそうで、基準ギリギリ。測定器には63と表示されていたんですが64無いとチョット。。みたいな微妙なライン。
バッテリーが弱っているんですかね?とか聞くとハロゲンはこんなものだそうです。下向きライトで測れない時はハイビーム側で測ってくれるらしいのですが、この辺りの事情はなんだかさっぱり分かりませんネ。本番検査ではなんのお咎めも無く終了したので結果オーライでしたけど。
受付
光軸調整を終えてお隣の陸運支局に移動したら窓口で受付をします。構造変更で予約をしてある事を告げると「どんな改造か?」「変更した部品は?」等、変更内容について質問されるので、「コイルスプリングを交換して車高を上げました」と説明。
指定部品での改造かどうかをここで確認しているようでした。それによって提出する書類が異なる様ですので、改造箇所や変更部品をはっきりと伝えます。
用意する書類
- 車検証
- 自賠責保険証明書(過去の分と今後2年間の加入分)
自動車税納税証明書(本年度分)もう必要ないそうです。2022年追記- 点検整備記録簿(後整備の場合は必要なし)
- 自動車重量税納付書(構造変更の場合は計量後に収めます)
- 自動車検査表
- 手数料納付書(受付窓口でもらえます)
- 構造等変更検査申請書(受付窓口でもらえます)
1~4までは事前に用意するもの。5~8は陸運支局で受付の際に受け取り、記入例を見ながら書き込む書類です。
5,6,7は通常のユーザー車検でお馴染ですが8の構造等変更検査申請書はあまり馴染がありませんね。下のリンクからダウンロード出来ますので事前にチェックしておくと安心と思います。
https://www.mlit.go.jp/common/001381476.pdf
記入箇所はこんな調子で。
構造等変更検査申請書は所有者や使用者が本人ならOCR内の住所や氏名を書かなくても良いです。赤線内のみの記入でOKでした。
どの書類もそうですが、OCRは機械読み取りの四角内は「鉛筆」で。それ以外は「ボールペン」で記入します。全部鉛筆で書いた私はもう一回なぞるハメになりましたw
分からない部分は無理に書く必要はありません。一式揃えて提出すれば係の方が添削してくれますので、指示に従って追加で書いた方が早いです。
書類を書き込むのに色々手間取って結局30分くらい掛かりました。第2ラウンド受付時間のぎりぎりに提出。勝手が分かっていないと思ったよりも時間を取ってしまいます。
検査ライン
排ガスやらブレーキやらの一般的な検査を初めに行いまして、構造変更の検査は最後に行います。
普通のユーザー車検通りに検査ラインに並んで一通りチェック。前回のキャンピングトレーラーのユーザー車検ではバックランプが点かないトラブルが発生しましたので、今回は全ての灯火をしっかりとチェックしてきました。自信満々で係員の検査を待ちます。
ハザード、ウィンカー、ホーン、ヘッドライトと来てスモールランプを付けた所で左フロントのフェンダーのスモールランプが切れている事を指摘されましたw
うっそーん。。代えなんて持ってないしどうしよ。。。
渾身の力を込めた「デコピン」を食らわして無事点灯。なんで検査になるといつもトラブルんでしょうねぇ。
灯火関係の検査を終えると排ガスやらブレーキやらのチェックで建屋内に入るのですが、驚くべき事に!!ユーザー車検に不慣れな方専用の「助っ人」がいらっしゃいます!
一連の検査の道中、運転席側を歩いて付き添いつつ指導してくれちゃう親切さ。見た目も「海のリハク」っぽいダンディなおじさま。
なんでも、初めての人なんかは途中でパニクっちゃって検査ライン自体が渋滞になる事もあったそうです。お仕事で来ている方が大半ですから業務を円滑に行う為に「専属案内人」が配備されたそうです。
各検査項目で「はいフットブレーキ!」「はいニュートラルにして、、、ハンドレーキ!!」とテキパキと指示が飛びます。さすが海のリハク。とても分かりやすく安心出来ますありがとう御座いますとお礼を伝えました。
ユーザー車検が不安な方はその旨伝えるとこの様に「助っ人」を呼んで頂けるので是非お手伝い頂きましょう。排ガス検査のプローブまで入れてくれますので車から下りる事なく無事検査終了。10年前にはこんな親切な制度じゃ無かったんですけど、素晴らしくサービスが向上しておりますね。
下回りまでチェックしたら一般項目のチェックは終わり。ここまではかなりすんなり来てますが、いよいよ構造変更の検査です。車両寸法は当然ですが車重も計量しますのでスペアタイヤを外して来るように指示されました。場内の適当な場所でスペアタイヤやら工具やらをデポして検査場へ向います。
構造変更検査
車両の採寸の前に「直前側方視界の検査」を行います。
モニターに黄色の円筒が映る事を確認して終了。ちなみにフロントカメラの取り付け方法も規定があるそうで、確認していました。固定方法が両面テープとかだと指摘されるようです。
次に車体の採寸。「車体がえらく短くなっちゃってるけど、、なんかしました??」と質問がありました。う、、バンパーを9cm引っ込ませたのすっかり忘れてた。。本人が忘れてる事もまで気付くとは流石プロ。
かくかくしかじかで引っ込ませてありますと説明すると固定方法を確認してこれもOKを貰いましてめでたく検査終了。
後方の「黒もやしカメラ」までを全長に含める事で結局以前よりマイナス5cmの465cmになりました。全高は184cmから194cmとなり10cm上昇。
正午を少し過ぎましたが午前中最終滑り込みで車検証を発行して頂きまして全て完了。無事に構造変更されたまっとうな車両となりました。おめでとう!!→オレ。
今回の費用
光軸調整 2580円
重量税 41000円
自賠責保険 24ヶ月分 25830円
構造変更検査料金 2100円
合計 71510円
おわりに
今回の構造変更は指定部品(スプリングやダンパー等)による車高の変更でしたので難しい事は一切ありませんでした。通常の車検も含めて2時間以内で終わりましたので構造変更と言ってもかなり簡単な部類の手続でした。
これが通常の車検のみだったら1時間も掛からないわけで、2年に一度くらいは陸運支局に遊びにきても良いかもしれません( ´ ▽ ` )ノ
自分でチョキチョキして成形したバンパーも係の方のチェックでもお咎め無しでしたから、よかったです。保安基準の解釈がこれで良いのならバンパカバーを駆使して「社外スチールバンパー」も合法で装着出来そうですね。
陰ながら期待していたのはハードトップからソフトトップにした事で車重が減っているはずですから、車両重量が2020kgのJKラングラーだともしかすると2000kg切って税金減っちゃうかも!!とか期待していましたが、タイヤが33インチになっているせいか車重は変わりませんでした(泣)
1ランク下の重量税と比べても8000円しか違わないのですが、セコい私には結構重要なのです。次回の車検では軽量化をして望もうかのー。
それではこれにてユーザー車検編は終了です。ありがとう御座いました。
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