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Jeep JK ラングラー ユーザー車検その2 構造変更の準備編

7月中旬からは日本各地で過去最高の高温記録を樹立しまくりでしたが、皆様ご無事にお過ごしでしょうか?水害に遭われた地方では酷暑に重ねて復旧作業や住環境等、現在でも想像を超えたものだとお察しします。改めましてお見舞い申し上げます。

さて、おめーさんは何してたんだよ?放置プレイも大概にしやがれバーロー的なお叱りの声が聞こえて来そうなほど放ったらかしな我がウェブサイトでしたが、ポチポチとアップすべきコンテンツが出て参りましたので、満を持して!どうでも良い情報をアップしていこうと思っております。今後とも宜しくお願い致します。

今回のコンテンツは表題の通り。(なんちゃって)モディファイを地味に重ねて来た結果、現在では違法なのか合法なのかさっぱり分からんグレーゾーン改造車と成り下がった我がラングラーアンリミテッドがつつつ遂に!!大手を振ってシャバを大車輪をぐりんぐりん回して公道を走る事が出来る「正式に構造変更された車両!」となる時が来たのです!

まぁ、平たく言えばただの「ユーザー車検」。実を言うとユーザー車検なんて面倒くさいものはやりたくはありません。業者に出した場合の費用は、税金や保険のような最低限の出費は当然ですが、それらプラス手間賃として1万5千円くらい払うだけで済むのですから是非本職にやって頂きたいトコロです。

しかし、自分でイジっちゃった車で「そのままで車検に通るかどうか?」は神のみぞ知る、そんなフワフワした状態ですから

「違法改造車は車にあらず!」

のジープのディーラーはもちろん、近所の車屋さんにも当然相手にされない厄介者という肩身の狭い立場。

「真っ当なお車」として何処の工場にも入庫出来るようにする為には、例によってDIYで構造変更をせねばなりません。公認もらったらこっちのもの!車検なんて面倒なものは次回からは人様におまかせ!!の左うちわ状態を目指します。

リフトアップするぜ!!とかバンパーを切っちゃおう!等と勢いで好きなようにイジる事が出来るのはラングラーのような車の楽しみ方と思いますが、ショップを介さず自分でやると言う事はつまり、定められた保安基準に合致させる所までやらなければならない事も意味しているんですね。

 

成り行き任せな自分はついぞ知りませんでした。

 

純正からの改造箇所と対策

さて、私のラングラーに施した改造箇所は以下の二点

車高が6.5cm上がっていて純正バンパーはカットした状態です。大した改造はやっていませんが、前回のコンテンツで行った「直前側方視界の確保」以外にも車検的には微妙な箇所がありますので少し修整します。

ブレーキホースの固定

DIYで2.5インチリフトアップ!の回から早一年。何をやったのかすっかり忘れていましたが、リフトアップに付随してブレーキホースの固定解除が必要でした。

リフトアップした車両の場合、純正位置で固定されているブレーキホースでは、サスペンションが伸びた時にブレーキホースの長さが足りなくなります。純正のブラケットで固定されているブレーキホースを開放する事で伸長時の余裕を持たせる事が出来るんですね。

インストールしたテラフレックスの取説にも「ブレーキホースブラケットからホースを取り外せ」とは書いてありますが、固定しろとは書いていませんので私はぷらんぷらんさせたまま放置してありました。下の写真はブラケットから外しただけのどこにも留まっていない状態です。

ブレーキホースブラケット

調べてみると車検時にはどこかに(金属バンド等で)固定しないと通らないそうですから、新たにブラケットを用意して取り付けました。

こんな部品を用意して

ショックの根元に取り付け

ブレーキホースブラケット

ホースクランプは純正のホースクランプを切断して流用しました。バネの部分をずらせば4インチリフト位までは余裕で使える柔軟性!!(やりませんけど(-_-))。

リアのサイドブレーキホースは元のクランプを捨ててしまったので、ステンレスの番線で適当に製作。。

バンパーとフェンダー端部の処理

自分で切ったバンパーの端部は当然切りっ放しの素材そのものです。我ながら適当な切断面w

切りっ放しのバンパー端部

保安基準を見て見ると何やら難解な単語と文章でチンプンカンプンですが、こちらのPDFの外装基準4.5がバンパ本体の該当部分です。

この外装基準で3が一般規定となっていて、こちらも併せての適用となりますが、読んでも分からない部分がかなり多いので(汗)大雑把に解釈してしまうと以下の通りだと、、思います。。

バンパの端部は引っかからないように内側に曲げられている事

バンパの端部は最外郭線よりも20mm以内は半径5mmの曲率の丸みを帯びている事

上記どちらかに当てはまる場合は保安基準を満たしています。この2つのどちらでも無い場合は以下の規定がありました。

バンパカバーについては、4.5.2.の基準は適用しない。

4.5.2の基準とは自動車の中心を通り進行方向に平行な 鉛直面に対し15°の角度をなす2鉛直面とバンパの外郭線との接点の間の範囲で、一番外側から20mmの範囲が半径5mmの曲率で丸まっていないといけないという基準です。ですから、ラングラーで言えばフォグライトの真横くらいまでの端部がパンパカバーであれば曲率も問われる事はありません。

つまり、バンパカバー(消しゴム位の固さのゴムで出来たものや、その他非剛性素材)でエッジを覆ってあれば基準を満たしている事になります。

内側に折り曲げなくても良いはずですが、一応ゴムアングルでカバーをくっつけました。

バンパカバー

フェンダーの下端も保安基準に引っかかるエッジです。純正バンパーの場合はこのエッジを飲み込むように伸びていますからエッジに当たらないのです(私はカットしてしまいましたからエッジ扱い)

一応根拠はこちらです。

2.2. 「外部表面」とは、自動車の外側に設定されたもので、ボンネット、トランクルームの蓋、ドア、フェンダー、ルーフ、灯火装置、指示装置及び外観上視認可能な補強部品を含む。

3.1.3. 走行時及び停止時において、直径100mmの球体が接触しない部分は考慮しない(私の場合は隙間が大きく球体がフェンダーのエッジに接触しますので、突起物扱いです)

3.5. 外部表面の突起であってその硬さが60ショア(A)以下の材料からなるものにあっては、そ の曲率半径は2.5mm未満であってもよい

このように3.5の規定により溝ゴムを貼り付けw(60ショアとは消しゴムくらいの固さらしいのです。よってある程度の厚さのゴム素材ならOKと思います)

どんどんツギハギ的なお車となっていきますが、こんなで保安基準を満たすなら安いもんですね。

その他、車検時に注意すべき箇所

ホイールはノーマルな私は全然知りませんでしたが、社外のアルミホイールを履いている方は要注意です。ラングラーの様な車はカスタムするのが普通だったりしますが、一番初めに代えたりするホイールにも基準があり、車検で不合格を食らう事があるようです。

ホイールに「JWL」とか「VIA」の刻印が無い場合は車検NG。数年前からこれに加えてアメリカのホイール基準である「SAE J2530」の刻印でも車検OKとなったようです。

社外ホイールを購入する場合は最低でもどれかに当たらないと違法になってしまいます。直接輸入する場合はショップに問い合わせてから取り寄せた方が良さそうですね。

さて、車体の準備が出来ましたら24ヶ月点検簿とにらめっこしながら各部をチェックします。

こちらからダウンロード出来ますので名前や住所は必ず「ボールペン」で記入します。

車検証と点検簿、自動車税の納付証明書、自賠責の証書を用意したら陸運支局へGoです!

長くなりましたので続きはまた次回となります。

ありがとう御座いました。

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