スライド窓(網付き)部分の複層化
前回、T Globe(カシータ)キャンピングトレーラーの窓を一部複層化しましたが、上手い具合に内窓をはめる事が出来る溝があるのは、はめ殺しの窓のみで、スライド窓にはそれが無く、施工方法を考えていました。
レールを付けるにも窓枠自体がグニャグニャと波打っていて、ハッキリとした平面が一切ない!というアメリカンな窓枠。
構造がどうなっているのか分かりませんが、思い切ってブラインドと窓枠が留まっているビスを全部とってみたら枠がスッポリと外れました。。
サッシ本体に下穴あけて強引にスクリューネジで留まっている所がなんともアメリカン。
これなら内窓をこの枠で押えるだけで良いので最初からそうすれば良かったです。。
ちなみにT.Globeについている網戸の網はこの枠を取り払うと交換する事が出来るようです。一部だけリベット留めですが普通の網戸と同様、1mm位の押えのゴムを使ってはまっていました。
強烈な結露で冬季はこの枠がビチャビチャになり、防虫網も同じく濡れてだんだんと汚れが溜まってきていました。防虫網の交換方法も分かったのでまた掃除しましょう。
話を戻しまして、この方法で内窓を固定するには沢山のビスを取る事になり面倒なんですが、断熱用の内窓をはめ込んでみると全く隙間はありませんので、前回の溝に落とす方法よりも見た目もキレイだし、断熱的にはより効果的と思われます。
安全の確保も
断熱の際の注意としましては、窓全部が開かないとガスを使った調理時に充分な酸素が入って来ず、酸欠になる可能性があります。
それではマズイのでリアの右の窓は開ける事が出来るように断熱用内窓を撤去してしまいました。断熱した窓との比較も出来るのでしばらくはこのまま様子見です。
安全ついでに一酸化炭素警報器も新調。この後のスパゲッティーキャンプ初使用で早速「ピピ」っと警告音が鳴りました。
しっかりと動作しているようで安心です。今までのはちょっと古過ぎました。
Tepoinn(テポインー) 一酸化炭素警報機 防災アラーム CO有毒ガスセンサ検知器 テスターLCD 新品価格 |
実地テスト
早速「ミートスパゲッティーを食らう」事を目的としたスパキャンに出発です。スパゲティーを茹でる事により、室内の湿度を上げまくり!あえて結露しやすい環境を作り効果の程を実験するのだっ!という意気込みです。
で、到着。
ひとしきり遊んだ後ソースを作り、湯を沸かします。イワタニのカセットフーはキャンピングカーのキッチンよりも火力が強いのでよく卓上で使います。
火をつけたら新しい一酸化炭素警報器が早速「ピピ」っと鳴って怒られたので窓を開けます。警報器がしっかりと作動しているようなので安心して火が使えますね。
室内は20度ほどで屋外は9度。車内の湿度は湯気で「高」!さあ、結露よ!どこからでもかかってこい!!
車外からチェックしてみますと、おぉ完璧っ!結露無し!
同じ窓の車内は窓は結露なし!ですが、ありゃ!?枠はかなり結露してますね。。。
ちなみに断熱無しの窓はビチャビチャに結露中。
締め
今までは上の様にどの窓も結露が酷かったのですが、複層窓にすることで思ったよりも効果的に断熱出来ているようです。
今回の実地テストではFFヒーターもつける必要がありませんでしたから、窓からの熱損失もかなり減っているのを感じました。
ただ、窓枠の結露は如何ともしがたいところで、こればかりは見なかった事にしましょう。。
寒い時期にキャンピングカーを使ったキャンプをする為に、断熱窓はかなり有効な改良だと思われます。結露にお悩みの方は是非どうぞ!
ありがとう御座いました。
COMMENTS