さて、前回は材木の発注をしました。しかしこれだけでは雨が降ったらズブ濡れなので屋根をかけなければなりません。
目次
屋根材の種類
自宅の自転車置き場で一番身近な屋根材と言えばそう、各種材料の波板です。しかしこれは真っ先に却下すべき屋根材。少なくとも我がセルフビルド建築のコンセプトにそぐわないものでありましょう。
何故なら、、雰囲気が悪いからです。。。ただそれだけ。
もちろん波板自体はとても安価である程度の耐久性を保ちつつ肝心の雨をしのぐ役割は十分果たせます。この意味では最高ですが雨がしのげれば良いってものじゃありません。
個人的にですが、どんなに骨組みやら壁やらを凝った、美しいものにしても波板張った瞬間に全てがC級品のニホヒとなり、折角の苦労を台無しとする立役者的な存在に思うのです。
例えばプロが施工しても波板を張ったらプロっぽくないですよね?他がいくらキレイでも素人の日曜大工に見えてしまう不思議。
セルフビルドだからこそ、雰囲気の良いものにしなければ損ですから、波板は出来るだけ付属建築物にも使いたくありません。
ならばっ、瓦!、、は高すぎるので却下。やはり分相応というものがありましょう。
結局、恒例のガルバリウム鋼板による屋根となるわけですが、この屋根鋼板。葺き方によって許容勾配が違ってきます。
つまり緩勾配になればなるほど葺き方は限られます。緩勾配は水の流れが悪くなるのでその対策として継ぎ目の無い1枚の鉄板で出来た屋根材を使います。
屋根の勾配と葺き方
今回の自転車置き場の屋根は5/100です。かなりのろい勾配ですね。このくらいの勾配に対応出来るのは
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折半屋根
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縦ハゼ葺き
のどちらかになると思います。
1の折半屋根はよく工場などで見る事が出来る角張った波形の屋根です。この屋根はこの形自体が強度を持っているので、屋根下地が要りません。母屋のみでOKなので工場や倉庫に多用されます。
2の縦ハゼ葺きはDIY建築第二号のとみわみの家でも採用しました。屋根の下地として平面が必要になります。垂木に合板打ちでOKです。見た目もスッキリ美しく最近の塗装性能のお陰で耐久性も文句なしです。
自転車置き場と接続されるDIY建築第1号のモノオキ小屋の屋根はガルバリウム鋼板の横一文字葺きで仕上げましたから2の縦ハゼ葺きが良い雰囲気で合いそうなのですが、縦ハゼ葺きは葺き終わった後に専用のでっかいペンチでカシメて留めなくてはなりません。
専用工具が必要な手法は敷居が高いので今回は折半屋根で作ります。
あんまり山が大きく凸凹しているとカッコ悪いなとか思いましたが、調べるとちゃんとあります。工場などの屋根は一般的に150mmの高さの山ですが、約半分の88mm山の製品もあるようです。
発注図面
それでは発注図面です。
たったこれだけ。。でもプロは分かってくれます!
上手く行くかな?