さて、思い付いたように唐突に始まりました隣地境界線の目隠し壁建設。
前回でポストホールディガーの使い方を体得したところで、今回は残りの支柱穴を掘り、柱を立てる為の基準面をコンクリートで作ります。
全長5460mmの壁を作る為には一間(1820mm)間隔で4本の支柱が最低でも必要になりますから、今回は残りの2つの穴掘りです。
穴掘りの新しい助っ人
ポストホールディガーを使った穴掘りで重要な事は如何にして「デカイ石」を撤去しながら掘るか?が非常に重要です。なんてったってデカクなくてもそこに石があるとポストホールディガーのショベルが刺さらず、全く掘り進める事が出来ないからです。
そこで、今回考案しました「首だけツルハシ」の登場です。
見切れちゃっててスミマセンが写真右に落ちてるやつです。見ての通り柄を取ったツルハシです。
これを使えばかなり奥まった所で出会ってしまった石や岩も、直上からの「ツルハシ爆撃」を何度か炸裂させる事でかなり効率良く粉砕、撤去出来る事を発見しました。
そんなわけでなんとか必要数の穴を掘り進める事に成功!60cm程度の穴もわりと楽に掘れました。
柱の長さ決め
穴は掘れましたが、ざっくりと60cmくらいな間隔で掘りましたから厳密にはそれぞれの穴の深さは異なっています。きっちりと掘るのはたいへんですから、まずは柱の下端にコンクリートを打つ事にします。
下端が決まれば水平を水盛り管で出した後「水糸(GL+450)までの実距離+2550」で柱の長さとしました。
コンクリートの手練り
コンクリートは1㎥くらいからミキサー車で運んできてくれるのですが、流石にそこまで使いませんから今回も手練りでのコンクリ作りになります。
使う量は大体18~20cm角の縦穴60cm×4箇所。立ち上がりを20cmとしても
0.2×0.2×0.8-0.1×0.1×0.75=0.032-0.0075=0.0245×4箇所=0.098㎥
となりますので最大でも0.1㎥あれば足りそうです。
0.1㎥は市販のポルトラルドセメント25kgを2体使ってセメント作ると大体その位の量になりますから、手練りでもなんとかなりそうです。
ネコを使った練り方
買って来たポルトラルドセメントの説明を読むとセメント1体に対して、砂4体、砂利4体を混ぜるとコンクリートになるそうです。
全部混ぜようとすると180kgくらいになりますから一度で混ぜようなんて思ってはいけません。今回体得した適量は1/4です。なぜ1/4か?それはいつも使ってる土木の友「一輪車(ネコ)」に最適な量だからです。
から練り
用意したネコに砂1袋、砂利1袋、ポルトラルドセメント大体1/4を入れた後、ジョレンを使ってざっくり混ぜます。
混ぜ終えたらちょっとずつ水を加えながら練ります。水加減は目分量(汗)。しっかり測っても良いのですが、何回かやってるいるとプルプルした感触で適量を判断出来ます。
水を加え始めたら右側と左側を交互に練ります。表面から10cm位のコンクリートを奥側から手前にジョレンを使って移動させると、、
自重で滑り落ちます。左側をやったら次は右側。交互にやるとネコの中でクルクル回るように混ぜる事が出来ます。コンクリの重さを使って混ぜますので力が要りません。非常にラク!今回はかなりコツを掴めましたヨー!
下地を打つ
ボタボタ〜っとコンクリを流し、適当にペタペタと均すだけでとり合えず完成。
コンクリートを作るのは体力要りますが、均したりするのは結構楽しい。つかの間のプヨプヨ感を楽しみます。
レベル出し
明くる日。固くなったコンクリートベースからのレベルを出す為に水糸を張りました。
レベルの出し方は以前ご紹介した通りですが最近は水盛り器「Zircon」君は使わずに小学2年生になった電池要らずで良く働く「Zinan(次男)」君に手伝ってもらっています。
原理から言って透明なホースがあれば水平は出ますから機械使うよりも手っ取り早いですね。
基準点
基準にする高さにホースを固定します。既存の建物が最適でしょう。ここではモノオキ小屋の壁に釘で打って固定しました。
適当な位置に基準線を書いた後、ホースに水を入れます。
基準点を写す
予め建てておいた「植木鉢のささえ棒」にもう片方のホースの口を当てて上下させます。
小屋側ホースの水面が基準線と同じになったら「そこ!」とか「もうちょっと下!」と次男君に教えてもらって、ピッタリに同じになったらその水面の位置を棒にマークします。
マークした二本の棒を水糸で繋いでレベル出し終了。
それぞれの穴の底から水糸までの距離を測り、その距離+255oが3000mmになるように角パイプを切り柱とします。
が、最近は時間がとれなくて全然進んでません(汗)完成は何時になるやらですが、今回はとり合えずここまででおしまいです。
ありがとう御座いました!
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