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ホゾ加工
ホゾの加工前に初日はタイムアップでした。
本日は残り3本の柱の刻みです。ホゾを6箇所刻んで終わりです。
寸法
ホゾの加工は下のような寸法にしました。幅は角ノミのドリル刃の幅が30ミリですからそのままで、長さは50ミリ。深さは90ミリで土台を貫通しています。
上の絵のようにホゾ穴に対して幅は細く(30-)、縦の長さは太め(50+1ミリくらい)にホゾを作ります。
組み立てやすいようにホゾの先っぽは50ミリより細くして、根元では50ミリより太く加工すると、組み立てしやすくてしっかりとはまりこむホゾになります。
柱の長さ
自転車置き場単体で作る時は自分の好みの高さになるように、柱の長さを決めます。今回は他の建物(モノオキ小屋)に接続するので、接続箇所の高さを基準に柱の長さを決めました。
基礎の天端から切り欠きの下端まで1650mmでしたので。
1650ー90(土台高さ)=1560mm(柱の胴の長さ)
1560(柱の胴)+89×2(ホゾ長さ)=1738mm(柱の全長)
尺杖にはこの長さを書き込んで墨付けします。
梁のサイズが全て同じなら柱の長さも全て同じで良いのですが、サイズ違いの梁がある場合は差分を柱の胴から引いて、全体の高さが合うようにします。
加工手順
長さ関係の墨が付いたら加工です。丸ノコ振り回して遊びましょう。
下の加工方法は大工さんから教えて頂いたのですが、手早く仕事をするために丸ノコ大活躍です。
「丸ノコの刃が届く所は全て切り込んでおく」事で少しでも手ノコでの仕事を減らすように仕事をしているのがよく分かります。
胴付きの墨をまわす
差し金を使って墨をぐるっと1周回します。やってみると分かりますが、終わりとはじめで墨がズレたりします。。相変わらず難しいですね。
胴付きの切り込みを入れる
丸ノコで切り込みを入れます。順序は図示の通り。合計10箇所。
ホゾの厚さを切り込んでいます。30mm厚にしますから90mm角の材料で上下30mmずつ切り込みます。
こちらはほぞ幅を切り込んでいます。幅は50mmですね。
ホゾ厚に切り込む
上記の手順で⑤を切り込んでいます。ひっくりかえしてもう一度。
トドメの垂直切りです。慣れないと非常に怖い切り方ですが、こうやって切り込む事は案外多いのです。左手で本体カバーをしっかり掴んで小指でスイッチを引きます。
上から下に挽き下ろします。間違っても下から上に向って挽いてはイケマセン。材料が飛んできますから。
丸ノコの刃が届かない所だけ手ノコで挽いて仕上げます。
ホゾ幅を手ノコで切る
適当な板に印をしておいてホゾ幅を書き写します。
最初は墨の内側、根元は墨の外側に向ってノコで挽きます。根本の墨がちょっとだけ残っているのがお分かりでしょうか?
完成
でけた。
まとめ
これで自立するフレームが出来ました。土台、梁1日、ホゾ加工0.5日、合計1.5日かかりましたが、刻みにはそこまでの精度は必要ありませんから、気軽に作業出来ます。最終的には金物で補強してしまうので尚更ですね。
塗装がある場合はこのバラバラの状態で塗装をやってしまった方が楽です。
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