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DIY!自転車置き場の自作 5日目 羽目板の外壁を作る

正月は大した作業はやりませんでしたので、中々進んでいない自転車置き場の制作ですが、本日はやっと壁作りとなります。

一日しか作業出来ませんから半分出来れば上出来です。大急ぎで作ってみましょう。

作り方

仕様

以前「木を外壁に使う」のエントリーでご紹介しました「羽目板」を「押え縁」で押える方法で今回も作ります。以前と同じ図面ですが、今回は内壁がありません。外壁のみです。下地も若干ですが違って45mm×30mmの下地です。

外壁仕様書

見切りの取り付け

「見切り」と言うのは端っこをキレイに納めるための部品です。今回はヒノキに羽目板が収まる溝を切って作りました。

下の絵は自転車置き場背面です。角に出隅見切りを一本、上部に羽目板が差し込まれる見切りを一本取り付けます。見切り

羽目板の厚さは15mmですから、16mmくらいの溝を切ろ、、うかと思ったら溝切りカッターが15mmまでしか切れない事に気が付きました。。

しかたなく15mmの溝を切りましたがなんか苦労しそうな悪い予感がします。

溝切り

溝の位置は材料の端を使って実際に現物合わせで作るのが間違いがなくて良いですね。

現物合わせで作る

出来た見切り板を取り付けます。高さ合わせのために合板を二枚重ねにして留めました。

合板のかいもの

縦の見切りも現物に合わせて作ります。

縦見切り

試しに板を入れてみると、き、キッツ〜〜!!流石15mmの溝に15mmの板!面取した上で当て木してぶっ叩いたら入りました。。

見切りの納まり

とりあえず溝には入りそうなので下地を尺ピッチで入れて張り始めます。

 

羽目板を張る

割り付けを検討してみる

板を張り始める前に、「割り付け」を検討した方が良いです。「割り付け」とは何ぞや?をご説明致しますと、張っていく板幅で張る壁の長さを割り、割って出た答えから格好良い板幅で張り終わる事が出来るか?を確認する作業です。

例えば今回は壁の長さ1655mm。板の幅148mm+隙間2mm=150mmです。

1655/150=11.03333..ですので、板が11枚と0.033(4.5mm)枚欲しい訳です。

4.5mm程度でしたら隙間を若干多めに張ればピッタリになりそうですから、ほぼ11枚きっちり張れる事が事前にわかりますね。

もし割った答えが11.2とかでしたら最後の一枚が0.2(30mm)幅の板になってしまう事が分かります。150mmでずっと来ていて最後だけ30mm幅ってのは結構格好悪いです。

そんな時は張り始め、一枚目を60mm落として90mm幅します。すると最後の30mmに60mmが足されますから始めと終わりが90mm幅になり、バランスよく羽目板を張る事が出来ます。

 

板を張る

割り付けが出来たら一枚一枚張っていきます。

差し込んでは釘で留めるを繰り返すだけですが、長さは下方向に長めにとっておいて最後に一気に丸ノコで切りそろえます。

コツは始めの一枚と終わりの一枚だけは切らなくても良い長さにします。端と端を墨で繋いで切ればOKです。最初と最後は丸ノコが届かないのでこうしておくと手ノコはちょっとだけで済みます。

 

切りそろえる

 

押え縁も間に打って半分完成です。

この壁を作るのに屋根の破風板を取ってしまったので、上部がすっかすか。雨が降らないように唯々祈るのみであります。

壁完成

半分完成

おわりに

やっぱり躯体の作業よりも仕上げ作業の方が時間がかかります。仕上げ面から逆算して下地を作ったりするのですが、どうもそういった作業に向いていない様で、考える時間が長過ぎますね。結局一日作業でした。

この辺りをちゃっちゃと出来る大工さんはやはり偉大です。

残す所後一面の壁と破風板の取り付け、塗装で一応の完成となりそうです。

次回も引き続き外壁作りです。

ありがとう御座いました。

 

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